2008-01-01から1年間の記事一覧
ちょっとした抵抗,だったのかも知れません。 フットボール・フリークとしては,どこかで気になっていたのは確かです。なっていながら,素直に見るつもりもまた,なかった。 でも,結局は足を運んでいた。 フットボール・フリークとしての意識と,軸足をやっ…
意外と言えば意外。 でも、十分に有り得る話です。ハーフコート・カウンターを繰り出す相手に対してしっかりとした守備応対を繰り返し、ワンチャンスを狙い続ける。 ある意味、らしくない戦い方でしたが、クラブ選手権の収穫でもあるのでしょう。 所用のため…
初戦から,近鉄花園第1グラウンド。 願ってもない,大舞台です。その大舞台で,積極的な立ち上がりを見せたのは深谷でした。 エリアを奪うべく,キックを繰り出そうとするボール・ホルダー。そのボール・ホルダーに対するチャージは,相当に鋭かった。また…
1シーズンだけを見て,すべてが説明できるでしょうか。 できたとして,ごく一部を説明できるだけではないでしょうか。 浦和からのリリースでは,2008シーズンについての説明(検証という言葉は「不適切」であり,この文章をして検証というのは「見識不…
ドゥカティと言えば,Lツイン。 確かにその通り,だと思います。WSBKで強さを発揮している1098,そのトレリス・フレームに搭載されるのは“テスタストレッタ”と呼ばれる水冷Lツインです。その血統とは別に,モンスターなどに搭載される空冷Lツイン…
恐らく,描かれるのは相似形のフットボール・スタイル。 それだけならば,均衡は容易に崩れないはずです。僅差であれ,そうでないにせよ,どこかにある差異が両者を分けているはずです。その差異,このゲームでは「機動性」に求められるように思います。 ア…
あえて,古い名称を引っ張り出してみましたが。 やっぱり,しっくりくるような印象があります。 欧州,そして南米への挑戦,という側面がある準決勝。この段階までは,確かにカップ戦らしさを感じもします。ですが,準決勝にセットされている壁は相当に堅牢…
カップ戦でありながら,例外的なまでのオープン・ゲーム。 正確に言うならば,オープン・ゲームを選択「せざるを得なかった」のがユナイテッドであり,オープン・ゲームを望んでいたのがG大阪ではなかったか,と。 もうひとつの準決勝であります。時期をち…
端的に,LDUキトは“リアリスティック”でした。 相手を冷静にスカウティングしているのは当然として。相手に自分たちのフットボールを展開させつつ,同時に重要なポイントでのコントロールは失わない。そして,ボール・コントロールを奪ってからの仕掛けは…
三菱で言うならば,ギャランからランエボ。 エンジンやドライブトレーン,サスペンションなどのコンポーネントに対する変更を最小限にとどめながら,ボディサイズを最適化する。同じようなアイディアを,採用していました。そして,その前提には「実戦部隊」…
「戻るべき場所」を失った2008シーズン。 必然的に,構築すべきフットボール・スタイルも曖昧なままに終わってしまいました。 どのようなフレームを基盤として,どのような守備戦術を操り,どのような仕掛けを繰り出すのか。 そのいずれもが,“イマジネ…
ちょっとだけ,意識をフィニッシュに傾ければ。 ともすれば,違う結果が導かれたかも知れません。 知れませんが,実際にはプレッシングへの意識は相当に強かったものの,仕掛けへの移行であったり,仕掛けの精度という部分ではやはり,実力差が存在していま…
やはり,「カップ戦」ですね。 それぞれのフットボール・スタイルは確かに感じられます。ただ,それだけでは不足している部分もあるように思えます。 「勝ち切る」ための戦略であったり,結果を引き出すためのアプローチであったり。リアリスティックな部分…
華やかさに欠ける開幕戦,と言っては失礼ですが。 やはり,実質的な開幕戦は“トヨタ・ヨーロッパ/サウスアメリカ・カップ”の香りを漂わせ始める,準決勝ではないかな,と思いますね。 あくまでも,UEFAチャンピオンズ・リーグとコパ・リベルタドーレス…
やはり,関東対抗戦と関東リーグ戦が軸でしょうか。 であればなおさらに,「東高西低」を打ち破るチームを期待したいものです。 楕円球な話,であります。トーナメント・ドロー(JRFUオフィシャル)が発表された,大学選手権の話を,ちょっと短めに。 や…
SBKの主役であり続けている,ドゥカティ。 そもそも,水冷を投入した動機からして“レーシング”でした。 SBKで覇権を握る。 この目的はかなりの高次元で達成されます。ホンダでさえ,Vツインの活躍に業を煮やし,同じく水冷Vツインを搭載した(とは言…
静的なパッケージが意味を持つのではなくて。 静的なパッケージを「実質化」するのは,実際にピッチに立っているスターター,あるいは戦術交代で投入されるリザーブ,彼らが持っている 「戦術的なイメージへの確信の深さ」 ではないかな,と思っています。 …
ちょっと,2004シーズンのことを持ち出してみます。 今季最終節の相手とは,“LEAGUE CHAMPIONS”の称号をかけたホーム・アンド・アウェイを戦っていたわけです。 当時,対戦相手を率いていた指揮官は,自分たちのストロング・ポイントを前面に押し出すと…
ついつい,“サハラカップ”と言ってしまいますね。 Jユースカップ,であります。 高円宮杯は中野田を目指す戦いでありますが,Jユースは長居を目指す戦いであります。その決勝トーナメント,その組み合わせ(Jリーグ・オフィシャル)が決定しました。その…
不思議と市民権が得られない,5ドア・ハッチバック。 実際には,かなり便利だと思うのですけれどね。ステーション・ワゴンほどにはラゲッジが大きくはありませんが,実用上でそれほどの不自由を感じる局面は多くないと思います。むしろ,後方に広大なスペー…
シーズン最終盤にして,テスト・セッションでありましょうか。 それにしては,フレームを大幅変更しているようです。フレームの根幹にまで変更を加えてしまえば,どのように変更の効果が出たのか,分かりづらくなると思うのですが,指揮官は分かったところで…
いつかは,必ず訪れる日。 そう思っていても,実際に訪れてみると寂しいものです。特に今季は,「予感」を感じさせる状況ではありました。 今回は,浦和からのリリースをもとに,ちょっと徒然に書いてみることにします。 まず,岡野選手です。 浦和のフット…
ノッチバックならば,話は違ったのですけれどね。 ハッチバック・ボディであるがゆえに,運動特性に必ずしも直結しないミッドシップ・レイアウト。いささかもったいない,と思っておりました。ならば,「日常速度域で快適な」オープン・ボディをカジュアルに…
機能で設計されていないパッケージ。 いつもならば,1日ブランクを開けるところですが,その必要もないでしょう。 このポイントを持ち出すだけで足りるような印象です。清水戦であります。 さて。4−5−1と言いますか,4−2−3−1と言いますか。 「奇策」…
確か,911も同じ道筋でしたね。 と言っても,リアルタイムで理解できるのは930最終期以降,なのですけども。ポルシェシンクロ最終年,の930は免許適齢になる前の話で,CGTVを通じての知識でありました。感覚的に理解できるようになるのは,(も…
コンチネンタル・スタイルへ,という理解でしょうね。 ただ,「原点回帰」という印象もあります。 強化部門での責任者を,“Technical Director”と呼ぶのか,それとも“General Manager”と呼ぶのか,職域の違いは別として。GMで考えるならば,浦和に「原点」…
アウェイで「勝ち点3」。 最終予選で主導権を握っているオーストラリア,彼らとの距離を縮め,そしてプレッシャーを掛けていくためにも意味を持つ,と思います。 でありますが,アウェイで展開されたフットボールはどこか,落ち着くべきところを見つけたよ…
距離を詰めてきた部分と,詰めきれない部分と。 そのどちらもが,フィールドに表現されていたように思います。 チーム・ビルディングの方向性から見れば,恐らくは相似形を描いているでしょう。そう感じるだけに,詰めきれなかった部分が明確に見えているよ…
13点差。この点差を僅差と見るか,それとも大きな差と見るか。 どちらも当てはまるような気がします。 守備面を取り出すならば,僅差という表現がしっくりくるようにも思えるし,攻撃面を考えるならば,「近鉄花園」を現実的な射程に収めている強豪との厳…
乗り越えることが本当に難しい,高く大きな壁。 深谷というチームを思い返すとき,決勝戦を表現するのにこんなフレーズを使いたくなります。 かつては,熊谷工に。最近では,正智深谷(埼工大附属深谷)が。 その壁を突き破り,近鉄花園へと踏み出したのが,…