2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

JUST DO IT.

いよいよ第34節。リーグ戦を意識すべき時期は過ぎた。 ベニューこそ違えど,カップ戦決勝戦のように真っ向勝負を挑むようなもの。差し詰め,90分ハーフで戦われる決勝戦,その後半へと向かうようなものだろうか。ディフェンディング・チャンプという言葉…

シード校決定(第87回全国高校ラグビー)。

アウトサイドから眺めれば,確かに変化を感じ取るのは難しいかと。 それこそ,ノンシードを含めて強豪校の位置付けは変わらなくて,「無風」が続いているのではないか,と思いたくなるような。 とは言え,代表校という立場を勝ち取るためには,相当厳しい戦…

対愛媛FC戦(天皇杯4回戦)。

立ち上がりの時間帯でリズムを引き寄せ,先制点を奪取する。 組織が仕掛けにアジャストするまでの時間で,勝負をかける。 この形に持ち込めないと,組織的に守る相手には厳しい。 加えて言えば,カップ戦初戦は相手のモチベーションが相当高い。相手のモチベ…

クラブ・セット。

イングランドびいきとしては珍しく,コンチネンタルな話をしてみよう,と思います。 前任指揮官であるギドが,アーヘンの監督を解任されたという共同さん配信の記事(スポーツナビ)を目にして,最初に思い出したのは拓海良さんのエッセイ(サッカークリック…

予選とは言うけれど。

確かに,英語表記を見ても「予選」であります。 あくまで本戦は南アフリカで開催されるわけです。 ですが実際には,“ワールドカップ”の厳しさであったり恐ろしさを実感させられるのは,予選段階だったりするような印象があるわけです。その意味では,ワール…

対鹿島戦(07−33)。

相手を受け止めるのではなく,積極的に仕掛けるための予備動作。 守備的な要素を「攻撃の端緒」として考えるならば,今節は相手の描いただろうゲームプランが機能したということになるでしょうか。 鹿島戦,であります。 ショートハンドに陥るまでは,ミッド…

断絶しかけているリーグとの関係。

オン・ザ・ピッチの問題も相当大きいのは言うまでもないとして。 オフ・ザ・ピッチの問題も看過できないような気がします。 『イングランド敗退の混乱』と題された東本さんのコラム(スポーツナビ)をもとに。 「やらかしてしまった」イングランドであります…

Single Anchor for TWO.

“ツイン・アンカー”体制のように見えるけれど。 実際には,“シングル・アンカー”を維持していたはずです。 ということで,すごく時機外れですが,清水戦でのディフェンシブ・ハーフの話などを。 2007シーズンにおけるパッケージを考えると,比較的アンカ…

道標(U−22最終予選)。

まずは,目標達成であります。 確かに,安定した強さを発揮して予選突破,という形ではなく,最終戦近くになってチームが「加速態勢」を整えたような印象もありますが。むしろ,その「加速態勢」こそが,このチームにとっては重要な意味を持つのではないか,…

長期貸与(案)。

いきなりダメ出しからはじめるのもどうか,とは思うのですが。 イングランド型,というのは正確ではないと思われます。むしろ,“ジュゼッペ・メアッツァ型”と言いますか,イタリア型と言うべきでしょう。 スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ。 ACミランと…

対清水戦(07−32)。

激戦直後,と表現してもいいタイミングです。 我らが指揮官は“48時間あればリカバリー可能”とコメントしていたけれど,連戦を通じて蓄積された負荷を軽減させるだけの時間があったか,という見方も同時に成立するでしょう。 しかし。今節ピッチに立った選…

継承されるセダン・ボディ。

便りのないのはよい便り,と信じて。 フットボールとは関係ない,屋号なエントリなどを。 そもそものはじまりは,ギャランVR−4でありました。 当時,WRCを席巻していたのはランチア・デルタ・インテグラーレです。思えば,このクルマがいまにつながる…

シュワーボ。

人生の先達に対して,こんな言い方はなんですが。 シッカリと基礎を構築していることは承知しています。 どういう設計図を描いているのか,そしてどういうプロトタイプを経て完成形へと持っていく気なのか,楽しみにして待っているようなものでしょう,いま…

対Sepahan F.C.戦(決勝第2戦)。

アウェイ・ゴールが,浦和のフットボール・スタイルを押し出す要因となった,ように思うところがあります。 90分ハーフの前半を終了して,1−1。 となれば,相手は得点を奪取しようと積極的に仕掛けを強めてくるはずです。先制点を奪ってしまえば,最悪で…

Knocking on the Brand-new Door.

思えば,きっかけは小さなカップ。 フットボール・シーズンの終わりを告げると同時に,新たな年の幕開けを告げる日に,国立霞ヶ丘で掲げた小さなカップは,「アジア」という扉を開くための鍵となった。 そして2006シーズン,“DOUBLE”を達成すると,今季…

込めし思い。

“THE PRIDE OF URAWA” 中野田ならば,ちょうどホーム・チームのダッグアウト,その裏側に掲げられているバナー。そのバナーに染め抜かれているフレーズです。 このフレーズを見ると,ちょっとニュアンスは違うものの,アンフィールドの狭い選手入場通路,そ…

対川崎戦(07−31A)。

リーグ戦でのポジションをさらに盤石なものとするべく,「勝ち点3」を奪いに行く。 そんなメッセージをハッキリと打ち出すためには,主戦パッケージへの変更を最低限度にとどめるというのもひとつの方法論かも知れない,とは思います。 実戦を通じて主力選…

闘うための「ベスト」。

リーディング・クラブへの地歩を固めたひとであれば,敬意を持っているのは当然ですが。 「二兎」を追うためには,「専務理事」としてのコメントには反論せざるを得ませんね。 コーチング・スタッフから戦うためのパッケージを作り上げる,そのフリーハンド…

高校ラグビー埼玉県予選(QF・まとめ)。

やはり,深谷勢はちょっと頭抜けているな,と。 Bシードに指定された川越東をRof16で下した立教新座は,この大会での“アップセット”を演出してくれたように思いますが,Aシードと言うよりも限りなく“Sシード”(こんな言葉はないですよ。)に近い存在…

対Sepahan F.C.戦(決勝第1戦・アウェイ)。

一瞬の隙を突かれたな,という部分は確かにありますね。 ハーフタイムを挟んで,後半が始まった直後の時間帯。国内リーグ戦であっても,積極的にラッシュを掛けていく時間帯であります。 そのときに,相手はちょっとだけ戦術システムを変更してきた。立ち上…

新たな鍵を。

かつてリヴァプールを率いた指揮官,ボブ・ペイズリーはこんな言葉を残している。 “One of the things I keep reminding players is that when you're lost in a fog, you must stick together. Then you don't get lost. If there's a secret about Liverpo…

勝手に将来構想(その2)。

確かに,悩ましいところではありますね。 ひとつひとつのゲームに,緊張感だったり質を求めようとすれば,トレーニング・スケジュールでさえしっかりと組めないときがある4回戦総当たりよりも,2回戦総当たりの方がいいはずだと思うわけです。4回戦総当た…

新規参入と将来構想。

ロッソさんだけが対象ならば,ギリギリ今季の枠組みが維持できるわけです。 ごくカンタンに言ってしまえば,今季は52節で戦われているのですが,1クールにつき1ゲームのお休みが各クラブにはありますので,実際に戦うのは48試合,ということになります…

浦和対川越戦(高校ラグビー埼玉県予選QF)。

いつの間にか,ラグビー・シーズンでございます(あいさつ)。 ちょっと埼玉県予選のトーナメント表(高体連ラグビー専門部)を見てみますと,いわゆるシード校(実力を認められているチーム)がどういう形になっているか,見えてきます。 正智深谷と深谷が…

二兎を追うためのダイナミズム。

よくもまあ,派手な見出しを付けてくれましたが。 フットボール・クラブの総合力を,リーグ戦というのは問うはずでしてね。単純に,主力選手で構成されるパッケージ「だけ」で乗り切れるほど短期間でも,そして甘くもないでしょう。 リーグ戦は長期にわたる…

ACLが示唆する戦術的方向性。

まったく違う競技ではあるのですが。 “コンビネーション”という側面を考えるときに,バスケットボールという競技は結構参考となる部分があるように思いますね。そもそも,“ゾーンプレス(プレス・ディフェンス)”という言葉はバスケットボールにもありますし…