AFC Champions League
再び,この舞台に戻るために。 この試合での「勝ち点3」は,セカンド・ラウンドへの切符を意味するものではなかったけれど,来季またアジアという舞台に戻る,そのためのひとつ目の足掛かりとしてこの勝ち点3を使っていってほしい,と思っています。 グル…
反発力,あるいは“リバウンド・メンタリティ”。 90分という枠の中で,あるいはグループリーグという枠の中で。そして,リーグ戦を含めた時間軸の中で反発力を表現することのできた試合ではなかったかな,と思います。 遅筆堂で申し訳ありません,なグルー…
まだ,終わってはいない。 第5戦,そして最終戦で何をすべきか,明確になった,という見方をすればいいのではないでしょうか。全州での第4戦,であります。今回は短めに感じるところを。 ACLに限らず,Jリーグにあっても,今季は「予備動作」が大事な…
自分たちの戦い方に,相手を嵌め込んだ。 嵌め込んだのに,嵌め込んだはずの相手を逃がしてしまった。 納得できる結果ではありませんし,不愉快な結果でもありますが,この試合での敗戦は相手に力負けした,というのではなくて,自分たちが自分たちから導い…
セカンド・セットが持っている可能性を示した試合。 ファースト・セットを補完する存在としてのセカンド・セットではなくて,違う戦力的な個性で,ファースト・セットとは違う戦い方を見せることのできるセカンド・セット,その可能性が見えた試合ではないか…
先制点を奪えないと,厳しい戦い方を強いられる。 ごく当然のことですが,この当然のことを痛感させられる,そんな試合だったように思います。いつも通りに1日遅れ,の広州恒大戦であります。今回は,思うところを短めに。 海外アウェイで勝ち点0,という…
「適材適所」からかけ離れてしまったパッケージ。 そして,失われてしまった戦術的なイメージ。 チームが意識するべき方向性が,指し示されていない。 コレクティブなフットボールを指向する相手に対して,戦術的な整理がシーズン終盤にあっても「課題」とな…
「結果として」意味を持つかも知れないアドバンテージ。 その程度に理解しておくべきでしょう。 確かに,このカップ戦では採用されているシステムです。ただ,このシステムが意味を持つのは通算スコアがイコールのときだけです。しかも,イコールであったと…
ニュートラルに見れば,それぞれに意味ある1ゴール。 当然,相手が見出しているはずの意味を,消し去ることが求められます。同時に,つかみ取った意味を実際の武器としなければなりません。 いつものように,1日遅れの準決勝第1戦であります。 ごく大ざっ…
高みを陥れたければ,駆け抜けること。 紛うことなき,カップ戦であります。 自分たちの強みを忘れるようなゲーム・プランは論外です。ですが,相手の強みを抑え込む,リアリスティックな戦いを必要とすることも確かです。 ならば,どのようにして先手を取る…
シンプルなようであり,でも難しくもあったタスク。 まずは,できるだけ早い段階で先制点を奪取することがシンプルなタスクでしょう。 この先制点で,1,2戦合計でのスコアで並びかける。と同時にアウェイゴールの圧力を相手に掛け与えていく。 ただ,ゲー…
決して楽観できる状態ではありません。 徹底して,セットピースから崩されている。守備面で,修正すべき部分があるということの裏返しでしょう。また,主導権を相手に握られ,後手を踏む形でゲームを進めざるを得なかった。 中野田ではやってはならない形を…
つい先頃までは,“Unknown”ではなく“To Be Nominated”だったわけですが。 クアラルンプールでのカップタイ・ドローで,ノックアウト・ステージ初戦の相手はクウェートのアル・カドシャに決定しました。中東勢,であります。 なれば,未知なのは対戦相手では…
耐えて奪った“Bronze Prize”。 そんな印象が強い,厳しい3位決定戦でした。 立ち上がりの時間帯に,鋭い逆襲に対して守備応対が後手を踏み,結果としてPKを与えてしまう。のみならず。仕掛けの強度を強めていこうとしても,エトワールはシッカリとした守…
日本代表が,ワールドカップ本戦で突き付けられる課題。 あるいは,フットボール・ネイションズとの距離感とでも表現しようか。 そう簡単に詰めていくことのできない,距離感。ただその距離感も,実際に戦うことで,そして仕掛けていく姿勢を持つことで見え…
浦和が表現すべきフットボールを,存分に豊田のピッチに描き切ったゲーム。 ごく端的に言ってしまえば,そんな印象を持っています。守備的な要素が単純に守備応対だけにとどまらず,しっかりと攻撃の端緒として攻撃面へとつなぎ合わされたとも言えましょうか…
アウェイ・ゴールが,浦和のフットボール・スタイルを押し出す要因となった,ように思うところがあります。 90分ハーフの前半を終了して,1−1。 となれば,相手は得点を奪取しようと積極的に仕掛けを強めてくるはずです。先制点を奪ってしまえば,最悪で…
思えば,きっかけは小さなカップ。 フットボール・シーズンの終わりを告げると同時に,新たな年の幕開けを告げる日に,国立霞ヶ丘で掲げた小さなカップは,「アジア」という扉を開くための鍵となった。 そして2006シーズン,“DOUBLE”を達成すると,今季…
一瞬の隙を突かれたな,という部分は確かにありますね。 ハーフタイムを挟んで,後半が始まった直後の時間帯。国内リーグ戦であっても,積極的にラッシュを掛けていく時間帯であります。 そのときに,相手はちょっとだけ戦術システムを変更してきた。立ち上…
厳しいゲーム。本当に,厳しいゲーム。 前半,アドバンテージをさらに固いものにした,かのように思えた。“アウェイ・ゴール”という存在を通して,すでにプレッシャーを掛け与えている相手に対して,より大きな意味を持つフィニッシュだと感じた。 だが,最…
90分ハーフのゲームだとして,前半を終了した段階。 確かに形式的には,2−2のイーブンなのだけれど,実質的には相手にプレッシャーを掛け与えた状態で折り返すことに成功している。ホーム・スタジアムで奪取された2点が持つ効果を無効化したければ,第…
理想的な展開,でしたね。 ゲーム立ち上がり,本来ならば主導権を掌握すべく激しい鍔迫り合いが展開される時間帯に,相手はどちらかと言えば「フワッと」ゲームに入ってきてしまった。 逆に,浦和はシッカリと主導権を掌握するために,積極的に仕掛けていく…
ゲーム・タイムが180分(90分ハーフ)として。 前半が終了して,シビアに見るならば実質2−2のイーブン。 悪くないだろう,と思いますね。 第2戦(90分ハーフの後半)立ち上がり,積極的に仕掛けていく姿勢は,恐らく浦和が本来持っているフットボ…
最終的には,マッチレースになりはしましたが。 実際問題として,かなりの混戦になったなという感じがします。ですが,最終的に首位通過を果たしたのですから,「リーグ戦を戦う」という部分では十分すぎる収穫だと思います。ということで,シドニーFC戦を…
このゲームひとつだけを取り出せば,違った印象もあるように思います。 ただ,ファースト・ラウンドはリーグ戦です。リーグ戦全体を考えれば,主導権を手放すことなく最終節を迎えることができるわけですから,シッカリと収穫を持ち帰ってくれたように思うの…
最低限のタスクをこなすと同時に,グループリーグでのポジションを維持する。 その意味においては,“nil-nil”でも収穫だとは思います。ということで,上海申花戦をごく短めに。 「勝ち点3」を奪取するチャンスもあったし,その後の戦いを有利に進めるために…
「勝ち点3」を奪取したことは間違いなく収穫,ではあります。 ですが,まだ4を使いこなせていないことも,また確かであるようです。ということで,ごくカンタンに。 最終ラインのポジショニングが,もうちょっと高くなると連動性が高まっていくような印象…
グループリーグを考えれば,十分以上に価値のある「勝ち点1」ではないか,と感じます。 グループリーグ第2節,シドニーFC戦であります。ちょっと時期を外してしまっていますから,ごく短めに。 少なくとも,チームのコンディションは上昇曲線を描きつつ…
まず最初に結論的なことを言えば,「勝ち点3」を奪取することでACL初戦を終えた,ということは大きな収穫だと思います。 グループリーグを考えれば,全6節の短期決戦であります。また,心理的にも体力的にも大きな負担を強いるであろう長距離移動を伴う…