2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

欧州連盟杯−準決勝第1戦。

「燻し銀」なカード,と言えば確かにそうですけども。 ビッグクラブが必ず勝ち上がる,などという法則はそもそもないし。 まさしくイレギュラー・バウンドすることが特徴である,楕円球をハンドルしなければならないラグビー・フットボールほどではないにせ…

欧州CL決勝トーナメント - 準決勝第1戦(その2)。

「鍔迫り合い」,と言うのが最も相応しいかな,と。 スタンフォード・ブリッジとしては,先手を打つチャンスを失ったと見ることもできるし,リヴァプールとしても,重要な意味を持つアウェイ・ゴールを奪取できなかったことが第2戦で影響しないとも限らない…

対磐田戦(05−08A)。

確かに,2−2というファイナル・スコアによって勝ち点2を失う結果ではありますが,ゲーム内容としてはチーム・コンディションを上向かせるに足る要素があったように,個人的には思っています。 それゆえ,「勝ち点2を失った」かどうかはこれからの戦い次…

欧州CL決勝トーナメント - 準決勝第1戦(その1)。

カルロ・アンチェロッティにしてみれば。 フース・ヒディンクのゲームプランを結果的には見事に封じたのですから,第2戦に向けて選択肢は大きく広がったな,と考えているのではないでしょうか。 対して,ヒディンクにしてみれば前半もほぼミランの攻撃を跳…

脱線事故に思うこと。

今回は,まったくフットボールとは関係ない話を書こうと思っています。 本当はあまり書きたくはない話ですが,書き留めておかなければ,とも思っています。 JR宝塚線(福知山線)で発生した脱線事故は,すでに単なる脱線事故の域を大きく超え,航空機事故…

飛躍への萌芽。

あるいは,直接的に「手応えをつかんだジャパン」とでも題するべきかと。 たまには前置きなしで,“OFF THE FIELD”を書いてみます。 最初にJRFUのトップページでスコアを確認したときに,「これは絶対に手応えのあるテスト・マッチだったに違いない」とシ…

ホワイトフラッグ。

「降参」,とかいうわけではなく。 ご存じの方も多いかも知れませんが,念のためちょっと講釈を。 北米で行われるモータースポーツでは,“ファイナルラップ”を意味します。ヨーロッパ各国のリーグも終盤に差し掛かっておりますが,それを端的に表現する言葉…

敬意と闘志。

決して矛盾するものではないように,思うのです。 「相手に対する敬意」は決して外部(実際の対戦相手であるチームなど)に向けられるだけのものではない。自らに向けて,という意味合いの方がはるかに重要であるように感じられる。端的に言ってしまえば,「…

対C大阪戦(05−07)。

1失点目にすべてが象徴されていたように感じる。 中盤でのプレッシャーを嫌っているのであれば,ロングボールを利用してディフェンス・ラインを引き出し,裏にできたスペースを突く。 ある意味では,定石に則ったカウンター攻撃に屈したことになる。この場…

磐田の10番に思うこと。

個人的には,「危険なセカンド・ストライカー」という印象が非常に強い。 いまでも強烈に印象に残っているのは,2002シーズン,ワールドカップ中断が明けた直後のゲーム。 誤解を恐れずに言えば,「他人の祭り」にそろそろ飽きが来ていた頃であり,再開…

中野田とオールド・トラフォード。

ともに,中心地から結構離れたところにある競技場なんですよね。 おまけに,結構最寄り駅から距離があったりするところも似ているような。 初めてオールド・トラフォードに行ったときは,しっかりと地図を見て道順を確認しなかったためにしっかり迷いかけた…

やはり、「カップ戦」。

付けられたタイトルがあまりにインパクト重視なのが,「!?」ではあるけれど。 ついでに言えば,古豪にも敬意を払え!とも言いたいけど(ど〜せ,コラムをキャッチーにするための原稿作法なのだろうけど)。 失礼しました。 ユニフォーム・サプライヤーがア…

「前へ」の模索。

「数的優位」をどのように作りながら攻撃を仕掛けるか。 これはラグビーにおいても重要なテーマになると思うのです。 特にフィジカルにおいてラグビー・ネイションのように強さと速さを兼ね備えた選手を望むべくもない日本代表では,高いスキルと「組織性」…

御家騒動から考える指揮官の資質。

キャラの立った指揮官がひさびさに戻ってくるようですな。 イマジネーションを大事にするような印象のあるブラジリアンらしからぬ,“キック・アンド・ラッシュ”がまた見られるのではないか,とちょっと期待してもいます。・・・って中盤省略されると,正直やり…

蹴球協会杯−準決勝。

確かに,チャリティ・シールド(現在ではコミュニティ・シールドでありますな。)で何回も顔合わせしているカードではあるのですが。 「順当な対戦カード」とまで言ってしまうと,勝者,敗者双方にとってあまりに失礼な気もするのですよね。 何と言うか,“ビ…

根付くか、フレンチ・スタイル。

まずは,読売新聞の記事をご覧あれ。 ひさびさにラグビーネタを書いてみようかと思っております。Ernestです。 今まで,日本代表は“世界に通用するスタイル”を模索し続けてきた,と言っても言い過ぎではないように感じます。ラグビー・ワールドカップ(RW…

対FC東京戦(05−06A)。

「鬼門」でシーズン序盤のリズムの微妙にズレた,嫌な流れを断ち切ることができたということは大きいのではないか,と。 このゲームが反転攻勢に向けてのステップ・ボードになってくれれば,と考えています。 Ernestであります。こんばんは。 エース・ストラ…

楽観論の重要性。

スポニチの記事,その下の部分に注目しました。 我らが指揮官がエース・ストライカーにかけた言葉。それは湯浅さんのコラム(スポナビ)で触れられた,マティアス・ザマー・シュツットガルト監督が選手に語りかけた言葉と同じかも知れないな,と直感的に思っ…

欧州連盟杯−準々決勝第2戦。

第1戦をものにしたとは言え,点差はわずかに1。 それだけに,第2戦の戦い方が重要になっていたのだけど。正直言って,第2戦の4−1というファイナル・スコアは想定していなかったですね。 欧州カップ戦の恐ろしさを実感しているErnestです。 “前半早い時…

欧州CL決勝トーナメント - 準々決勝第2戦。

まず最初に,業務連絡でございます。 欧州版のカテゴリ,新設しました。 CL,UEFAカップにFAカップと結構欧州ネタ(イングランドが軸足でありますが。)を取り上げることが多いので,国内ネタと分離した方がいいのでは,という判断であります。遅き…

対清水戦(05−05)。

1日遅れで,きのう予告編程度にしか触れられなかった本題を書きはじめております。 大ざっぱな印象としては,「負けなかったことが収穫」というような完成度にとどまるゲームではない,というところです。もっとできたはず,というゲームだと感じます。 た…

雑音は不要。

本来,ここに書くべきことはあとでじっくり書くことにします。 まず,身近なところを言えば。 微妙なものかも知れないけれど,本来刻むべきリズムよりも“アフタービート”気味な感じがします。もうちょっと動き出しが早いと,何か変わってくるように思うです…

「勝てば官軍」への反論。

鈴井さんのコラム(gooスポーツ - NumberWeb)を読んでいて,考え込んでしまったのです。 どういうフットボールが魅力的なのか。 「強さ」だけを求めているのか,それとも,他の何かも重要だと思っているのか。加えて言うならば,「結果」が伴わなければチー…

もうひとつの“For the Good of the Game.”

FIFAはピッチ上の選手だけに向かってこのメッセージを掲げたのでしょうか。 そうではないと思う。むしろ,フットボールに関わる全ての人間に向かって,このメッセージを送っているのだろうと理解しています。そしてそれは,レフェリーでも例外ではないは…

欧州連盟杯−準々決勝第1戦。

・・・とは題してみましたが。 実際には“第2戦を展望”すべきタイミングですので,第1戦の結果をもとにして第2戦を展望してみることにしようかな,と。だとすると看板が違うじゃあねェか!とか突っ込まない方向でお願いします。 と,言い訳から入っているErne…

ジャズとフットボール。

ジャズとクラシック。一見すると,相反するカテゴリのように思えますよね。 「即興性」が大きな魅力であるジャズに対して,クラシック音楽は「精緻な(=計算された)感じ」がやはり前面に出てくるように思うのです。 でも,実際には両者の関係は思うほど断…

対G大阪戦(05−04)。

少なくとも,勝ち点2を失ったゲームと評価しなければならない,と感じている。 前半チームが見せたバランスは,負傷,サスペンションなどで多くの選手を欠いてはいるが決して悪いものではなかった,と感じる。 鈴木,酒井のディフェンシブ・ハーフは有効に…

欧州CL決勝トーナメント - 準々決勝第1戦(その2)。

スタンフォード・ブリッジのダッグアウトには,姿がなかったものの。 指揮官の考え方は十分にピッチ上の選手に浸透していた。・・・どころか,「遠隔操作」疑惑があるとか。遠隔操作(と言いますか,無線機などを使った指示でしょうけれど。)が事実ならば,相…

『ゴール裏の陽だまりで』に憧れて。

ひさびさに「サッカークリック」を開いてみたら,知らぬ間にリニューアルされて「再始動」していたんですね。 一時は「遺跡」のようになっていただけに,ちょっと嬉しいような気がします。 Ernestです。こんばんは。 今回はちょっとだけ,その「サッカークリ…

追記・激しさと冷静さのバランス。

アルパイ選手にも冷静さを求めたいけれど,彼以外にも冷静さを必要とする人間がいるような。 というわけで今回は独立したエントリにはしましたが,前回エントリの追記,という形をとってエントリしたいと思います。Ernestです。 日頃,我らがボスには強力な…