ON THE PITCH

対徳島戦(14−27)。

ボールがどこまで動いてくれるのか,予測が相当に難しい。 予測が難しいのみならず,ボールがピッチの影響を受けないエリアを見つけるのが難しい。ボールをミートした瞬間,足下からスプラッシュが上がる。パスを繰り出そうにも,予想できないタイミングでボ…

対柏戦(14−24)。

これまでとは違う結果を,引き出せるはず。 そんな予感,あるいは期待感を持たせてくれる,立ち上がりの時間帯だったように思います。 繁忙期は抜け出したはずなのに,相変わらずの低空飛行状態,のみならず時期に遅れまくっておりまして申し訳ありません,…

対大宮戦(14−22)。

どのように試合を動かすか。 自分たちが狙う戦い方にしっかりと軸足を乗せ,具体的なイメージを描き出すことができているチームと,自分たちの戦い方をなかなか明確なものとすることができず,曖昧なイメージしか描き出すことができなかったチームと。 厳し…

対鹿島戦(14−17)。

立ち上がりの時間帯から感じられた,ちょっとした違和感。 と言っても,浦和から違和感を感じた,というのではなくて,対戦相手から感じたものです。自分たちの持っている強みを表現するために,相手の持っている強みをどう抑え込み,相手を自分たちが狙う戦…

対新潟戦(14−15)。

相手の強みを抑え込み,自分たちの形へと引き込むための戦術的な微調整を施す。 この戦術的な微調整に対して,なかなか自分たちが狙う形を表現できなかった対戦相手は戦術的な再調整を施し,リズムを引き戻しにかかる。当然,この戦術的な再調整に対して,リ…

対C大阪戦(14−14)。

相手の強みを抑え込み,自分たちの狙う戦い方へと嵌め込む。 相手の強みを抑え込むだけでは,どのようにしてゴールを奪うのか,という要素が抜け落ちることになるし,逆に自分たちが狙う戦い方を押し出すだけでは,相手に逆襲の起点を差し出すことにもなりか…

対大宮戦(14−13A)。

数字だけで見れば,前節と同じ。 けれど,数字が同じであっても戦い方までが同じとは限らない。この違いが,「勝ち点3」を積み上げるための鍵として作用したように感じます。相変わらずの遅筆堂でございます。でありますれば,今回も短めに思うところを書き…

対甲府戦(14−12A)。

リスクを背負わないと,守備的に構える相手を崩しきるのは難しい。 けれど,チームとしての意識が攻撃面に「過度に」傾いてしまえば,相手に隙を与えることになる。そして相手は,隙を見せる(チームが前掛かりになる)タイミングを狙い続けていたようにも映…

対FC東京戦(14−11)。

守備応対面を基盤に,試合を組み立てる。 浦和が表現してきた戦い方からすれば,「らしくない」かも知れません。 相手を自分たちが狙う戦い方へとなかなか引き込めない,逆に浦和が持っている強みを相手に抑え込まれてしまって,「らしさ」が表現できない形…

対横浜FM戦(14−10)。

リバウンド・メンタリティを表現することができるか。 前節からの課題を考えるならば,このようなものではないかな,と思います。と同時に,ここ数節に共通する課題を考えるならば,後半立ち上がりからの時間帯をしっかりとコントロールできるか,という部分…

対柏戦(14−09A)。

45:00から,60:00を経過するあたりまでの時間帯。 この時間帯が,今季の課題になっているように感じます。たとえば,前半段階では対戦相手を狙う戦い方に嵌め込めていたとしても,後半立ち上がりからは正反対の構図に嵌り込んでしまいがちになる。…

対川崎戦(14−08)。

相手の強みを抑え込むために,守備応対面での約束事が明確に落とし込まれていたのではないか。 これまでとは違う準備をしてきたのではないか,と思うわけです。攻撃面に意識を傾け,攻撃面を出発点として戦い方を組み立ててきたファースト・チームが,今節に…

対名古屋戦(14−07A)。

勝ち点3は,「理」だけで導けるものではない。 その通り,だと思います。野村さんが言う,「勝ちに不思議の勝ちあり」ではありませんが,勝負事では幸運を味方に付けることも求められるものと思っています。 けれど,幸運を引き寄せるためには,「理詰め」…

対仙台戦(14−06)。

カップ戦では,戦力的な底上げを狙う。 長いシーズンを考えれば,このようなアプローチを採用するケースも決して少なくはありませんが,水曜日の中野田,そのパッケージを考える限り,「戦力的な底上げ」だけがテーマであったとは思えません。2014型の浦…

対神戸戦(14−05A)。

前半と後半に,かなりの落差がある。 落差を生じた要因は,高いエリアから相手が仕掛ける積極的なプレッシング,でありましょう。このプレッシングに対して,どのような対抗策を描き出すべきか。後半だけを基準にチームの課題を考えるならば,このようなもの…

対清水戦(14−04)。

昨季の課題が,また出てきてしまった。 先制点を奪われた局面を振り返ってみるに,そんな印象が残ります。けれど,指揮官はハーフタイムを挟んで,チームに的確な「刺激」を加えてきた。今季の浦和にとって,大きな意味を持つ刺激であるように感じます。 相…

対広島戦(14−03A)。

攻撃面よりも,守備応対面に意識を強く傾ける。 今季は,攻撃面にアクセントを強く置く,というよりも守備的な安定性をまずは意識する,という戦い方を指向しているように受け取れますが,今節については組織的な守備応対,戦術的な約束事を基盤とする守備応…

対鳥栖戦(14−02)。

ひとつの連携ミスが,決定的なミスへと連鎖する。 単純にスタッツから今節を振り返るならば,“NOT OUR DAY”という表現もできるかな,とは思います。思いますが,“NOT OUR DAY”な状態に自分たちから嵌り込んでいってしまった,という印象も強く残っています。…

対G大阪戦(14−01A)。

昨季,提示された課題をどのように克服するか。 チームとしてどのような守備応対を表現していくか,その方向性は明確なものになっているな,と感じます。まだまだ煮詰めていくべき要素,バランスを突き詰めていくべき部分があるとしても,「勝ち点3」を奪取…

対C大阪戦(13−34)。

自分たちの戦い方へと,相手を嵌め込む。 そのために,どういうボールの奪い方をすべきか。 そもそも,嵌め込み方の段階で迷いがあるのかな,と思います。ボールホルダーを追い込む,その守備強度も不安定だし,どのエリアで追い込むだけでなくボール奪取を…

対鳥栖戦(13−33A)。

戦う前に,隙を見せている。 「攻撃的に」という意識を強くし過ぎるがために,相手に付け入る隙を与えてしまっている。勝負弱い,という言葉も確かにあてはまるのかも知れませんが,相手の持っている強みを抑え込む,相手がかかえる弱みを的確に突く,という…

対川崎戦(13−32)。

チームとして,明確なイメージを失っていた。 残念ながら,そんな印象を受けた試合です。短めに川崎戦であります。 立ち上がりだけを取り出すと,攻撃面でのイメージはしっかりと表現できていたかな,と思います。思いますが,やはり早い時間帯で先制点を奪…

対仙台戦(13−31A)。

どんなときも,自分たちのやり方を貫けるか。 自分たちの強みがどこにあるか,明確に理解しているとは思います。思いますが,心理的な部分で強みを押し出しきれない要素が出てきてしまうのかな,と感じるところがあるのです。たとえばカップ戦で,「勝ちたい…

対柏戦(13−30)。

小さな違いが,局面を左右した。 そんな立ち上がりだったのかな,と思います。 ひさびさに日曜日がマッチデイ,な柏戦であります。台風一過(この時期,あまり相応しいとは思えない表現ではありますね。),中野田を北ゴール裏から南方向へと強く吹き抜ける…

対鹿島戦(13−29A)。

首位との差を詰められるか,それとも引き離されてしまうか。 今節には,そんな意味もあったように思います。そして,首位との差を詰めることができた。できたけれど,この差を本当に意味あるものとするためには,ここからの戦い方が大事になってきます。 ア…

対大宮戦(13−28)。

浦和が表現すべき要素は,何か。 今節が明確に示してくれたのではないか,と思います。 浦和は,攻撃的な要素を意識して戦い方を設計しているはずです。けれど,ここ数節は自分たちの戦い方に対する信頼が揺らいでいるかのような印象がありました。心理的な…

対湘南戦(13−27A)。

「勝ち点3」を積み上げることが重要なのは当然ですが。 どういう戦い方で,自分たちが勝ち点を奪おうとしてきたか,勝ち点を奪おうとすべきかのか,という「原点」がちょっとばかり曖昧になってきてはいないかな,と感じます。自分たちはどんなフットボール…

対甲府戦(13−26)。

引いて構える相手に対して,どのように戦い方を組み立てるか。 具体的な約束事はピッチに表現されていた,ように感じます。感じますが,この戦い方は基礎的な部分だけが表現されていて,相手の戦い方に対応するための調整幅,のような部分が確保されてはいな…

対FC東京戦(13−25A)。

組織的な対応と,ひとに付く対応とのバランス。 どこまで組織的な対応をして,どのタイミングで組織的な対応を崩して,マークに付くべき選手への対応へと変えるか,という言い方でいいかも知れません。この切り替えが,残念ながら約束事で固められていないよ…

対新潟戦(13−24)。

戦い方に柔軟性を持たせる,少なくともひとつのきっかけ。 軸足を不用意に外すわけにはいかない。いかないけれど,狙うフットボールでは局面打開が難しいときに,どのような“オルタナティブ”を用意できるのか。この課題を真正面から突き付けられたのが,横浜…