ON THE PITCH

対横浜FM戦(13−23A)。

可変パッケージは,何のために構築されたか。 「相手の強みを効果的に抑え込む(4の弱点を的確に突く)」ためであるはずです。 自分たちの強みを表現するためには,相手の強みを抑え込むことが前提に置かれるべき,だと思っています。自分たちが狙うフット…

対広島戦(13−19)。

いわゆる,「勝ち点6」の意味を持った試合であります。 首位との勝ち点差を縮めることができるか,それとも勝ち点差が広がってしまうのか。タイトルを現実的な目標とするためには,この段階で首位との勝ち点差を縮めておくことが重要な課題であるはずですし…

対甲府戦(13−14A)。

国立霞ヶ丘での,アウェイ・マッチであります。 ありますが,相手は「欧州的アウェイ」な戦い方を選んできたように思います。ホームではあるけれど,自分たちが持っている強みから戦い方を組み立てるのではなくて,浦和が持っている強みを徹底して抑え込む,…

対仙台戦(13−09)。

リーグ戦は,チームの総合力が問われる。 とするならば,試合間隔が短いときほど,この「総合力」が問われる時期ではないかな,と思っています。 遅筆堂状態がなかなか解消できなくて申し訳ありません,の仙台戦であります。ですので,今回も短めに感じると…

対柏戦(13−13A)。

強みを磨くか,短所を潰すか。 2試合続けての6−2,その6に着目するか,それとも2を問題視するか,であります。狙うフットボールを考えるならば,6というクレジットを表示できるようになったことは大きな収穫です。反面で,難しい試合であっても「勝ち…

対鳥栖戦(13−12)。

ファイナル・スコアを得点面から見るか,それとも失点面から見るか。 この試合には,収穫面と課題面が同居している,と見るのがフェアかな,と思っています。ファイナル・スコアから受ける印象で言えば,課題は最低限に抑え込まれているようにも映りますが,…

対鹿島戦(13−11)。

誤審という,うれしくない要素が確かにあるけれど。 今節に関しては,“リバウンド・メンタリティ”が鍵ではなかったかな,と思います。ビハインドを背負ってから,それほどの時間を費やすことなく試合の流れをイーブンへと引き戻したことが,この試合で「勝ち…

対C大阪戦(13−10A)。

相手を,自分たちのフットボールへと嵌め込むこと。 嵌め込むのみならず,ゴールネットを揺らすこと。 現段階にあっては,相手を嵌め込むことと,ゴールネットを揺らすこととが,うまく繋がっていないような印象があります。狙うフットボールを,どんな相手…

対清水戦(13−08)。

強めにパスを繰り出せる,前半段階が大きな鍵だったかな,と。 もうひとつ。トップにボールを収めるひとつ前,あるいはそれよりも前の段階で積極的にゴールマウスを狙うこと,も鍵だったかな,と。そして,エンド選択も隠れた鍵であったように感じます。 ひ…

対大宮戦(13−07A)。

徹底して,浦和の強みを抑え込む。 抑え込むために,単純な約束事を徹底させる。あり得べき方法論ですが,今節の相手はこの約束事を徹底することができていた。違う重み,意味を持った試合ではありますが,あえていつも通り(とは言いながら,冷静さが戻りき…

対湘南戦(13−06)。

確かに,連戦の影響が感じられました。 けれど,ファースト・チームは「勝ち点3」を積み上げていくこと(勝ち点差を広げられないこと),というタスクをクリアしてきました。確かにミシャさんが言うように,プロフェッショナルな試合ではなかったかな,と思…

対磐田戦(13−05)。

チームは確実に,進化している。 そう実感できる試合ではなかったかな,と思います。 相変わらず遅筆堂で申し訳ありません,な磐田戦であります。 さて。今回は対戦相手が描いた(かも知れない)ゲーム・プランを推理することからはじめてみよう,と思います…

対新潟戦(13−04A)。

らしさを抑え込まれても,「勝ち点3」を奪えること。 長いシーズンを戦い抜くには,必要な要素だろう,と思います。 らしさを表現できていても,勝ち点を奪えない。そんな試合もシーズンにあっては出てくる,かも知れません(当然,最低限に抑え込むべき形…

対大分戦(13−03A)。

0という事態を回避した。あるいは,2を失った。 どのように意味付けるか,視点の置き方によって評価は違ってくるように思います。プラスの意味を持つ1になる,かも知れないし,マイナスの意味を持つ1かも知れません。とは言え,物理的に積み上げられた勝…

対名古屋戦(13−02)。

基盤を持っていることの重要性を感じられる,そんな試合でした。 もちろん,基盤を持っている「だけ」では足らないでしょう。自分たちが築き上げてきた基盤,その基盤に対する信頼が深まっていなくてはいけないし,基盤を表現する,その表現度が高まっていか…

対広島戦(13−01A)。

2季連続で,同じ対戦相手との開幕戦であります。 昨季は,2012型のフットボールを熟成させていく,その難しさを感じる試合だったかな,と思いますが,今季に関しては,「積み上げてきたもの」の存在をより明確に感じられる試合になったように思います。…

対名古屋戦(12−34)。

狙うフットボールへの確信を揺るがせることなく,12シーズンを終わること。 ここ数季できなかった,リーグ戦を「勝って終わること」であります。 首位を視界に捉えながら,その視界を強く意識し過ぎたのか,対戦相手が施してきた「浦和対策」を凌駕できる…

対鳥栖戦(12−33A)。

誰がピッチに立とうと,浦和は浦和。 ・・・ということをひとつの理想(相当な理想ではありますが。)とするならば,まだまだ距離があるな,と感じます。特に今季は少数精鋭な体制でリーグ,カップ戦を戦ってきています。浦和が表現すべきフットボールに極力ブ…

対広島戦(12−32)。

相手の強みを潰すための,戦術的な微調整。 4を主戦とする相手ならば,物理的に強みを潰しに行ける,そんなパッケージで今季を戦っています。けれど,今節の相手は可変型の3を操る,同じ戦術的な狙いを持ったチームです。戦術的な部分での熟成度を真正面か…

対川崎戦(12−31A)。

主導権を握りかけながら,相手にそのリズムを引き戻されてしまう。 やはり,チームとしてのパフォーマンスが落ち込んできているな,と思います。外野から見ても,チームが疲労を蓄積しているように感じられるし,その疲労がチームから機動性とインテリジェン…

対C大阪戦(12−30)。

守備応対面での課題はクリアできたけれど。 攻撃面での課題は,まだ継続中と言うべきかも知れません。ビルドアップ段階から,相手守備ブロックへのチャレンジ,というタイミングでまだ,微妙に自分たちのリズムから外れてしまっているパスワークになってしま…

対仙台戦(12−29A)。

“6 pointer”で勝ち点0に抑え込まれたのは確かなこと。 そのことで首位との距離が開いたことも重要なのですが,もっと重要な部分があるようにも感じています。 アウェイ・マッチな仙台戦であります。ちょっとばかり遅れてのエントリでもありますので,試合…

対札幌戦(12−28)。

決めるべき局面に決めないと,試合は難しくなる。 だけでなく,勝ち点を失うことになる。 相手が,浦和の強みを抑え込むことを意識して試合に入ってきた,という部分では26節と共通する要素も確かにありますし,26節から継続している課題を感じる要素も…

対柏戦(12−27A)。

「欧州的なアウェイ」か,と思いかけた時間帯。 その時間帯,チームは「欧州的なアウェイ」を決して意識していなかったはずです。でなければ,ゴーリーはスローを選択することはなかったかも知れませんし,ターゲットにしてもゴーリーのボールにしっかりと反…

対横浜FM戦(12−25A)。

流れを引き戻して,勝ち点3を奪ったこと。 残り試合数が少なくなっている時期に,チームが反発力を表現して勝ち点3を奪えたことは,決して小さくない意味があるな,と思います。とは言え,立ち上がりの時間帯にリズムを相手に譲り渡してしまった要因の把握…

対大宮戦(12−24)。

必要以上にネガティブに傾く必要はない,と思うけれど。 試合を必要以上に難しくしてしまった,特に後半の戦い方を難しくしてしまった要因は自分たちにある,という部分は大きな課題ではないかな,と思います。攻撃面で見るならば,決めるべき局面でしっかり…

対磐田戦(12−19)。

チームの強みを削らずに,バランスを再調整する。 と言っても,守備応対から逆算するような戦い方へとギアチェンジする,という意味では当然ありません。トランジション前後の局面だけを取り出せば,確かにカウンター・アタックの要素が強く感じられるフット…

対鳥栖戦(12−17)。

狙い通りの要素と,想定外な事態と。 およそ,正反対の要素が不思議と同居してしまった試合ではなかったかな,と思います。「勝ち点3」を引き寄せるに十分な得点差,と思われた得点差が,いつしか最小得点差にまで縮められたのですから,チームが大きな混乱…

対C大阪戦(12−16A)。

確保しかけた,と言うにはちょっとばかり不安定だった「勝ち点3」。 結果として残る「勝ち点1」には変わりはないものの,飛田給でのアウェイ・マッチとは明確に違う,ゲーム・マネージメントのまずさを感じさせる,そんなゲームだったように思います。相変…

対仙台戦(12−15)。

攻撃面で相手の強みを潰すのではなく,守備面で潰しに行く。 どちらが,ではなくて,どちらも同じ発想を持っていたのではないでしょうか。相手が狙うフットボールに嵌り込まないこと,を強く意識して,まずは相手が得意とする組み手に持ち込ませないこと,を…