ON THE PITCH

対G大阪戦(12−14A)。

狙うフットボールとは程遠かった,とは思うけれど。 今節獲得した「勝ち点3」,その重さが変わるわけではありません。むしろ,浦和のフットボールを煮詰めていくにあたっては,大きな意味がある+3ではないかな,と思ったりします。ということで,遅筆堂も…

対FC東京戦(12−13A)。

5分,という時間感覚を短く感じた試合でした。 後半,ゲーム・クロックが止まるタイミングにフォース・オフィシャルがLEDボードに表示させた数字は5。 ともすれば,長さを感じる数字かも知れません。アクチュアル・タイムを強く意識している今季,決し…

対清水戦(12−12)。

自分の形で,襟と袖を取り合って。 ある種の理想かも知れません。知れませんが,この理想が描かれることはない,と言っても差し支えないように思います。「組み手争い」です。相手が得意とする組み手を取らせないようにしつつ,同時に自分の形へと持ち込んで…

対新潟戦(12−11)。

「勝ち点2」を失った,という意味では同じであるとしても。 「勝ち点2」を相手に奪われた,という印象は決して強くないように感じます。むしろ,自分たちから「勝ち点2」を手放してしまった,という印象が強い。リスタートから失点している,という意味で…

対磐田戦(12−10A)。

ボールを隠す。 相手が掛けてくるプレッシャーに対して,ボール・コントロールを失わない。そのために,特にセントラル・ミッドフィールドで強く求められる要素だと言われますが,今季のフットボールを見ると,この要素が求められる範囲,ちょっと広く考えて…

対横浜FM戦(12−09)。

初手の打ち間違えが,試合全体に影響を与えた。 第7節の対戦相手,彼らのゲーム・プランと相似形を描くようなイメージを持っていただろう相手に,先制点という大きな武器を与えてしまったことが,後手を踏まされる大きな要因になったように感じるわけです。…

対名古屋戦(12−08A)。

ショートハンドに陥った相手に,主導権を握られる。 やらなくてはならないことが必然的に絞り込まれるわけですから,決してあり得ない話ではありません。けれど,ゲーム・マネージメントという側面から見れば,課題として意識すべき要素かな,と思います。 …

対大宮戦(12−07A)。

スタンディングに関係なく,勝敗が意味を持つ試合。 との前提に立つならば,この試合に対する評価は書くまでもないわけですけど。 そこで止まっていても,いいことなど何もありません。綿密なスカウティングを施し,自分たちの戦い方へとスカウティングから…

対神戸戦(12−06)。

スコアレスで折り返したとして,焦りが見えていないのだから問題なし。 そんな印象を,相手守備ブロックの組み方から持ちました。自分たちの攻撃を仕掛けるために,相手からボールを奪わなくてはいけない。そんな発想の守備応対ではなくて,むしろ浦和の攻撃…

対鹿島戦(12−05A)。

狙うフットボール,その姿がピッチに表現されるようになってきたかな,と。 特に,攻撃面で表現される部分が増えてきたような印象です。 相変わらず遅筆堂,でありますが,アウェイ・マッチな鹿島戦であります。ここ数季,勝ち点を奪えなかった(通算ベース…

対川崎戦(12−04)。

「勝ち点1」を守りきったのは,確かに大きいことですが。 なぜ,「勝ち点1」を守りきらなくてはいけない状態に陥ってしまったのでしょうか。後半立ち上がり直後の時間帯から,後手を踏む時間帯が積み重なっていったようにも感じますが,何が後手を踏ませる…

対札幌戦(12−03A)。

基礎教程だけでなく,応用段階までを平行させる。 確かに,そんな側面はあるな,と思います。 浦和では,確かにチーム・ビルディングの初期段階なのですが,ミシャさんがどのようなフットボールをピッチに表現しようとするのか,すでにスカウティングができ…

対柏戦(12−02)。

狙うフットボールに対して,確信を深めていく。 そのためにも,「足掛かり」というのは重要な要素であるはずです。 開幕節,相似形を描くフットボールと対峙することで,距離を体感できたのも確かでしょうが,反面で自分たちのフットボールに対する自信,そ…

対広島戦(12−01A)。

5季連続で,開幕節での「勝ち点0」。 不名誉な記録であることは当然として,それだけ浦和は,「戻るべき場所」を変えてきた,チーム・ビルディングの初期段階を複数回経験してきた,という見方もできるように思うのです。であるならば,「同じ轍を踏まない…

対柏戦(11−34)。

熟成度が明確にピッチに投影されたゲーム。 表現すべきフットボールがどのようなものなのか,しっかりと共有されているチームと,約束事を落とし込むための時間が圧倒的に不足していたチームと。チーム・ビルディングをゼロから,ともすればマイナスに振れて…

対福岡戦(11−33A)。

勝ち点3を積み上げていくこと。 今季,この難しさを痛感させられてもいますし,勝ち点を積み上げていく,という作業が難しいままであったがためのポジションでもあるのですが,今節においても難しさは変わらなかったな,と感じます。ただ,今節が大きく違う…

対仙台戦(11−32)。

「確実に」勝ち点を積み上げること。 勝ち点3奪取を積極的に狙う。そんな意識を相手に利用されて,結果的に勝ち点0にとどまる,というリスクを最大限回避しながら勝ち点を積み重ねるアプローチを,となれば今節の戦い方は決して,不思議なものではない,と…

対磐田戦(11−31)。

初手の誤りが,全体に決定的な影響を及ぼした。 ごく大ざっぱに試合を振り返るならば,不本意ながらこのような印象になるのではないかな,と感じます。いつも通りに1日遅れ,の磐田戦であります。 戦術面でも,確かに問題がありました。その戦術面の問題を…

対横浜FM戦(11−30A)。

どの試合も,同じだけの重要性を持っている。 リーグ戦であれば,ごく当然の話です。けれど,この試合は同じだけの重要性,という言葉では収まらない試合だったと感じます。「勝ち点6」に相当する意味を持った試合,という意味で重要性があった,というわけ…

対大宮戦(11−29)。

カップ戦で手掛かりを得たのは確かだろう,と思うけれど。 リーグ戦に,カップ戦での手掛かりを生かすことはできませんでした。心理的に厳しい状態にある,という側面も当然に作用しているかも知れませんが,やはり戦術的な要素に「足らざる部分」がある,と…

対G大阪戦(11−28A)。

今節,CKについてのスタッツはゼロ。 J's GOALさんやオフィシャルにアップされるマッチ・サマリー,このサマリーに掲載されているスタッツだけでは,実際の試合がどのようなものであったのか,正確に理解するのはほぼ不可能ですが,このゼロという数字は,…

対鹿島戦(11−27A)。

今節,積み上げることができたのは「勝ち点1」。 スタンディング下位との距離が縮まってしまった,ということを思えば,この時期の勝ち点1は決して望ましい足掛かりではないのですが,それでも立ち止まってはいない,という部分は評価すべきかな,とは思い…

対清水戦(11−26A)。

「個」が重要な要素となっているフットボール。 当然のことだろう,と思います。しかし,「個」が重要な要素となっていることと,「組織的な要素」が相反する関係にあるとは決して思いません。「個」が持っているパフォーマンスをしっかりと引き出し,そのパ…

対山形戦(11−25)。

チームの焦りが,ピッチから感じ取れてしまう。 リズムを支配するという意識を持っていないと,中盤の機動性を必要なときに引き出すことができない。リズム・コントロールを意識できるようになると,狙うフットボールがもっと明確に描けるはず,などと昨季以…

対C大阪戦(11−24A)。

誰がいたらとか,誰がいなかったからとか。 そういうことのないように,と基盤構築を狙ったのではなかったか。そして,基盤構築の時期を過ぎたと判断(誰がどのような根拠で,基盤構築の時期を過ぎたと判断したのか,個人的にはまったく理解できておりません…

対広島戦(11−23)。

振れ幅が大きいフットボール,と表現することもできそうですが。 「自分たちが描きたいフットボール」,ファースト・チームの誰もが共有していなければならないはずの戦術的な基盤が安定していないから,どうしても振れ幅が大きくならざるを得ない,という印…

対甲府戦(11−22A)。

攻撃的,と掲げているけれど。 「どうボールを奪うのか」,より明確に書けば,「誰か」だけに依存するボール奪取ではなくて,チームとしてのボール奪取イメージが曖昧なのだから,攻撃的にゲームを動かそうにもその前提が抜けている,と評価されても仕方ない…

対新潟戦(11−21A)。

基本的なバランスは良かったな,と思うけれど。 この基本的なバランスをどうマネージするのか,戦術交代でどちらにウェイトをかけるのか,という部分で方向性がはっきりしない,と言いますか,取れる方向性が限定されてしまっている,と言いますか。そのため…

対神戸戦(11−20)。

45:00からの印象に限定すれば,違った結論もありそうですが。 ゲーム・クロックが45:00を示すまでの戦い方,そして試合への入り方を見逃していい,ということにはならないように感じます。勝ち点0,という状態からの反発力,45:00からの攻撃…

対川崎戦(11−19A)。

やはり,欧州的なアウェイをどこかで意識しているな,と。 守備的な安定性をベースに,相手が狙うフットボールを抑え込みながらゲームを動かしていく。中野田でのゲームでも,立ち上がりから積極的に主導権を掌握して攻撃的に,というよりは守備面の安定性を…