2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

対ドイツ戦(テスト・マッチ)のことなど。

やっとプライマリー・セットが決まったか!というゲームでした。 いままでのゲームは,どこかにアンバランスさを残すものであったように思います。 前線から積極的にボール・ホルダーを追い込み,数的優位を構築しながらボールを奪取する。そこから手数をか…

懐かしき名前とTSG。

ワールドカップというと,大会期間中だけが忙しいような感じがします。 映像,活字に限らずメディア関係者はIMCを活動拠点としながら各ベニューに散っていくし,警備関係者も大会期間中が最も忙しい。 ですが,大会期間前であったり,大会期間後にまで忙…

柏対札幌戦(06−J2#18)。

まずは,ちょっとした業務連絡をば。 今回のエントリで総記事数が540であります。いよいよ,アーカイブのチェックが面倒な数字になってきております。って自分で書いているわけですけれど。 過去のエントリと関係のあることを書いているのに,アーカイブ…

(3+4)/2からの進化。

“Either-or”ではなく,“Both of them”で考えてみる。 恐らく,システム論においても一定の妥当性を持った話かなと思います。 「3バック・システムか,それとも4バック・システムか」という考え方は,最終ラインに求められるパフォーマンスと中盤に求められ…

そこにある(かも知れない)脅威。

フツーに生活していると,「脅威」を身近に感じることはほぼないでしょう。 ですが,どこか海外に出掛けようと思うと,案外「脅威」は身近にあるのかも知れない,と認識を新たにすることがある,とも感じます。 最初にそんなことを実感したのは,コソボ紛争…

実戦的語学のススメ。

杉山センセのコラム(gooスポーツ - NumberWeb)を読んでいて,最初にパリに足を踏み入れたときのことを思い出しました。 ロンドンからパリ,となれば,鉄道に造詣の深いひとならば間違いなくロンドン・ウォータールーから“ユーロスター”を使ってパリ北駅へ…

Thank you, boss!

「速く、激しく、外連味なく」。 浦和のフットボール・スタイルを端的に表現するキャッチフレーズとして,就任以来掲げ続けられているものですが,犬飼社長によるクラブのハンドリングもどこか,このキャッチフレーズのような印象を持っています。 恐らく,…

ルーキー・ゴーリー。

あと50〜45分でキックオフ・タイムを迎えようかという時間帯。 フィールド・プレイヤーに先立って,ゴーリーがウォーミング・アップのためにピッチへと駆け上がってくる。そのときまで,(そう言ってしまっては失礼であることは承知しているけれど)土田…

対横浜戦(06−GL#6)。

ボール・ホルダーに対して素早くプレッシングを仕掛け,早い段階で数的優位を構築しながら攻撃リズムを寸断する一方で,攻撃の起点を構築する。横浜が徹底してきているだろう組織的なファースト・ディフェンスへの対抗手段として,“パス・スピード”を引き上…

ふたつのパワーバランス。

ひとつのバランスを端的に言ってしまえば,“3と4の関係”であります。 3バック・システムを採用しているチームの生命線は,ひとつにはアウトサイドがどれだけ攻撃の起点として有効に機能できるか,という部分にあるように思います。そして,攻撃的な部分を…

さいたまシティカップのことなど。

今季は6月に大きな中断期間が入ってしまうために,なかなかインターナショナル・フレンドリーを組みにくいのではないかと考えていましたが,埼玉新聞の記事を読みますと,7月31日にバイエルン・ミュンヘンとの対戦ということであります。 29日(土曜日…

La finale a Paris.

・・・アクサンテギューがないとか突っ込まないように。 ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ(欧州カップ戦)決勝であります。 イングランドでは最も安定した成績を収めてきている名門ではあるけれど,意外なことに今回が初の決勝進出となるアーセナルと,かのヨ…

祝福されない栄冠の理由。

オープントップのダブル・デッカーに,チームとチャンピオンズ・カップ。 そんな,ヨーロッパならばごく当然の優勝パレードの風景が今季に関しては見られない。それだけでも充分にショックな出来事ですが,カラビニエーリ(国家憲兵)による捜査次第ではそれど…

対横浜戦(06−GL#4)。

1日以上遅れたエントリでありますれば,雑感的に書いていこうかと思います。 さて,あくまでシロート目線の感想ではありますが。 カップ戦は,「リズム」の支配するパーセンテージがリーグ戦よりも大きいのではないかな,と感じます。浦和の場合を考えると…

Squad named.

「戦闘集団」として帯びているべき熱,あるいはハートのようなものを,巻選手が持ち込んでくれるといい。 そんなことを,第一印象として感じました。 そして,「実績」であったり「貢献度」を重要な判断基準に据えているというコメントを残していた指揮官で…

時期に遅れたテストとセッティング。

ゲームを前に,「絶対に勝利を収める」ということを徹底したのだとか。 確かに「国際Aマッチ」であることには違いないわけですから,負けて良いなどとは思いません。ですが,時期的なことを考えれば「眼前のゲームに勝利を収めること」などよりもはるかに重…

Adventure terminates here.

創設以来,シルヴァーウェアとは無縁だったクラブ。 そんなクラブが,2005〜06シーズンにいたって初の欧州タイトルに王手をかけるまでに上り詰めた。 確かに2005〜06シーズンはFAカップにおいても準決勝に進出するなど,クラブとしてのポテン…

ゴーカート・フィーリング。

ひさびさに,屋号関係ど真ん中の話など。 タイトルに掲げた「ゴーカート・フィーリング」。具体的にどんなイメージを持たれるでしょうか。個人的に感じるのは,例えばこんな感じです。 路面状況をかなりダイレクトに伝える乗り心地を持ち,あまり左右方向に…

ルイ・ヴィトンカップのようなリーグ戦。

「ルイ・ヴィトンカップ」。もちろん,フットボールのことではありません。 IACC級レーシング・ヨットを使った世界最大規模のマッチレースであるアメリカス・カップ,その挑戦艇を決める一連のシリーズをスポンサードしているのが,かのルイ・ヴィトンで…

テストなのか、確認なのか。

確認段階に入っているのであれば,ゲーム内容に踏み込むことも必要だろうし,時期的なことを考えればファイナル・スコアにこだわった見方も必要なのかな,と思っています。 ですが,実質的な確認作業に入っているという感じもない。 指揮官が言うには,99…

プレミアシップ最終節と予想外の結末。

FAバークレイ・プレミアシップも最終節であります。 チャンピオンズ・カップの帰趨はどうでもいい(分かり切った話ですからね。)として,2005〜06シーズンの注目ポイントは,「スタンディング4位を確保するクラブはどこか」という点でありました。し…

対鹿島戦(06−12)。

プリメイラ・ボランチ,あるいはリンクマンとしての役割が大きく期待されるディフェンシブ・ハーフのパフォーマンスが今節においては鍵を握ったように思う。 攻撃面,守備面両面においてチームは明らかに落ち着きを持っていたように感じる。 その大きな要因…

オン・ザ・カム。

正確に書けば,“オン・ザ・カム・アクション”。 当然のように,エンジンによってオン・ザ・カム・アクションを感じ取れる回転数は間違いなく異なる。しかし,どんなエンジンであってもある一定の回転数に達すると,エンジンから感じ取れるすべてのフィールが…

監督人事、そのあとに。

失礼を承知ではっきり言えば。 かりにこのひとがマクラーレンさんを差し置いてFAとの契約書にサインするようなことがあると,「歴史の針」は大きく巻き戻されてしまうことにもなるでしょうね。 そもそも,フランク・ランパードやデイビッド・ベッカム,あ…

監督人事。

どうしても,このひとを見るときにはマンチェスター目線になってしまいますね。 確か,このひとがサー・アレックス・ファーガソンの参謀(アシスタント・マネジャー)としてオールド・トラフォードのダッグアウトに入ったのは,ブライアン・キッドさんの後任と…

ローカル・オブ・ローカルズ。

この言葉を初めて耳にしたのは,2002年本大会のちょっと前です。 FIFAに言わせれば,日本の主要な新聞社であろうとも“ローカル・メディア”であり,地方新聞は“ローカル・オブ・ローカルズ”なのだとか。 恐らく,地方新聞で取材申請が通ったケースは…

「ホット・ポイント」を制するために。

センターサークルからボールを動かしはじめるときに見られる選手の配置。 ごく大ざっぱに分類すれば,そのときのバランスは「スタティック・バランス」(静的なバランス状態)とでも表現すべきかなと。 ベーシックなものでは4−4−2であるとか,3−5−2。…

対千葉戦(06−11A)。

いつものように,1日遅れで書いております。 今節に関して言えば,シーズンをしっかりと戦い抜くために解決しておくべき課題が,コレクティブなゲームを展開する千葉というチームによってあぶり出されたのではないかと感じています。 でありますれば,ゲー…

オルタナティブ。

エディターさんは一見するとちょっと評価に困る形容語句を使っていたけれど。 GK:都築龍太(浦和レッドダイヤモンズ) CB:松田直樹(横浜F・マリノス) CB:田中マルクス闘莉王(浦和レッドダイヤモンズ) SB:家長昭博(ガンバ大阪) SB:山田…

熾烈な場外戦。

ちょうど2004〜05シーズンの終わりにも同じ問題が発生したのでした。 欧州チャンピオンズ・リーグ(欧州カップ戦)への出場権が獲得できる枠は,イングランドですと4。フツーにいけば,バークレイ・プレミアシップのチャンピオン・クラブ,ランナーア…