ヤマザキナビスコ・カップ

対広島戦(14−QF#2)。

準決勝への指定席切符を獲り逃した要因。 端的に指摘すれば,アウェイゴールでありますが,その背後にあるものがチームにとって大きな課題であるように感じます。後半立ち上がり直後の時間帯での失点,という部分から見るならば,昨季にあっては明確に見て取…

対広島戦(14−QF#1)。

相手からすれば,先手を取りたかったはずです。 ちょっとだけ,相手目線で第1戦の戦い方を推理すれば,第1戦で優位に立つ,という意識を持っていたのではないか,と考えています。第2戦の中野田で,自分たちはなかなか狙う戦い方を表現できていない。のみ…

対名古屋戦(14−GL#7)。

相手が置かれた立場を,自分たちの優位性へと転換すること。 このような課題をグループリーグ最終節に際してセットしていた,と推理(仮定)するならば,この課題への回答は一定程度描き出せた,と同時に課題(とは言え,差し引くべき要素もある,と思います…

対甲府戦(14−GL#6)。

勝ち点3を積み上げ,セカンド・ラウンド進出を決めること。 カップ戦では,優先順位が結果(グループリーグですから,勝ち点を積み上げること)に置かれるのは当然です。第6節の段階でセカンド・ラウンド進出を決める勝ち点3を積み上げ,グループリーグ最…

対新潟戦(14−GL#5)。

内容面から見れば,恐らく“NOT OUR DAY”。 浦和と同じ戦術的なパッケージを持ち込み,「数的同数」な状態で浦和の強みを抑え込む,というアプローチではありません。むしろ,自分たちのパッケージを出発点として浦和の強みを抑え込むための約束事を徹底する…

対徳島戦(14−GL#3)。

課題が見えたのは,ある意味当然でしょう。 浦和が狙う戦い方は,“コンビネーション”が重要な要素となっています。トップが持っている強みやアタッキング・ミッドフィールド(インサイド・ハーフにアウトサイド・ハーフ)が持っている強み,セントラルや最終…

対大宮戦(14−GL#2)。

最適解のひとつかな,と思います。 リーグ戦で,どのような微調整が加わるか,という留保はあるとしても,浦和が「14型」として狙うべきフットボールを描き出すためのパッケージとして,今節のパッケージはひとつのフォーマットではないかな,と思っていま…

対柏戦(2013・決勝戦)。

決勝戦段階で,「対応力」が問われてしまった。 現実的な戦い方を狙う相手に対して,自分たちの戦い方へと引き戻す,そのための引き出しが問われてしまった,という印象が残っています。けれど,問われただけではなくて,ヒントはあった,とも思っています。…

対川崎戦(13−SF#2)。

理想的な第2戦でした。 勝利を収める,という意味で見れば,相手に先手を取られたのは確かです。けれど,第2戦での戦い方がある意味明確になった,とも言えるわけです。 攻撃的に,でも突っ込みすぎず。なかなかに難しいタスクを,チームはこなしてくれま…

対川崎戦(13−SF#1)。

攻撃的に,というテーゼがあるとしても。 緻密なゲーム・コントロールをすべき時間帯,局面があるのも確かでしょう。その意味で,このチームには欠けている部分がある,と思います。 アウェイ・マッチな準決勝第1戦であります。 ごく大ざっぱに書けば,この…

対C大阪戦(13−QF#2)。

相手に傾きかけたリズムを取り戻せたこと。 準決勝への切符を確保する,ということも大事なのは当然として,スタビリティを自分たちで取り戻す,そのチカラを示したこともまた大事な要素かな,と思っています。遅筆堂な状態が相変わらず,でありますが,中野…

対川崎戦(12−GL#4)。

カップ戦とリーグ戦は別物である,というのも確かなのですが。 ここ数節,「勝ち点3」から遠ざかっていたチームが勝ち点3を奪取した,しかもリーグ戦を戦うメンバーとは(「ベスメン規定」の制約がありますから,部分的に,ですけれど)違うメンバーで組ま…

対C大阪戦(12−GL#3)。

先制点を奪うのか,それとも奪われるのか。 やはり,大きな要素だな,と思います。 まいどの通りに,のC大阪戦であります。 自分たちが描こうとするフットボール,という部分から見れば,決してかけ離れたフットボールを表現していたとは思いません。しかし…

対磐田戦(12−GL#2)。

確か,監督就任が浮上してきた段階で書いたことですけども。 やはり,「考えること」を求めるフットボールなのだな,と実感します。 まいどいつも通りに,の磐田戦であります。今回は短めに。 ミシャさんが,何を狙って3を落とし込もうとしているのか。 「…

対仙台戦(12−GL#1)。

ちょっとずつ,昨季以前から継続してきた課題をクリアしてきている。 そんな感触と,前半段階で払わされてしまった犠牲と。 グループリーグ初戦を制した,ということよりも苦々しさが強く残る,そんな試合です。 ひとつひとつのプレーに対する基準を提供する…

対鹿島戦(決勝戦)。

ワンチャンスを引き寄せるためのパッケージであり,ゲーム・プランだったのではないでしょうか。 攻撃よりも,守備応対に回る時間帯が積み上がってしまうこと,ゲームの主導権を相手に掌握されることを,コーチング・スタッフはあらかじめ想定していたのでは…

対G大阪戦(準決勝)。

数字よりも,距離感が最適化されたかな,と。 攻撃面でも,そして守備応対面でも,です。ボール・ホルダーの視界に収まる,あるいはボール・ホルダーが感じ取れる距離感なのか,それとも,ボール・ホルダーの視界には収まっていかない距離感なのか。そして,…

対大宮戦(2回戦・第1戦)。

やはり,機動性や流動性,連動性という方向軸にある「個」なのだな,と。 水曜日のカップ戦は,シーズン終盤に書けてのひとつの「指針」だろう,と思います。そして,いまの浦和がどんな戦力的傾向を持っているのか,あらためて明確に示した試合である,とも…

対山形戦(1回戦第1戦)。

不思議な話,ではあるのですが。 戦術的な約束事が変化した今季にあっても,浦和というパッケージを機能させるために必要な要素,という部分では変わっていないのではないか。「継続」ではなくて,「変化」を選択したわけですが,実際には「継続」すべき部分…

遅れてきたリアリズム(対横浜FM戦・グループリーグ最終節)。

状況が導いたリアリズム,かも知れないけれど。 どこか,今季のファースト・チームに不足しているかも,と思っていた要素を見せてくれたように思います。意図して表現していなかったのだとすれば,今度は「自然と」リアリズムを表現できるようになること,が…

乱れたリズム(対山形戦)。

あっちは速くされ,こっちは遅くされ。 月曜日の代表戦と対比しながら,大ざっぱな言い方をすればこんな感じでありましょうか。そして,相手にゲームをコントロールされてしまったことが共通項,でありましょう。決して小さくない課題を提示された試合だろう…

ナビスコカップ初戦を前に。

距離を詰めたことがあっても,手に届かなかったもの。 2002シーズンが始まるまでは,どこかにそんな意識が付きまとっていました。高みに意識を向けるよりも,下との距離を意識してしまう。そんな意識が,明確に変わったのが2002シーズンだったように…

対清水戦(09−QF#2)。

時期的にも,戦術的にもひとつの壁ですね。 機動力を重要な基盤とするフットボールですから,機動性が低下すればどうしてもチームとしてのパフォーマンスは低下してしまいます。 時期的に言うならば,高い機動性を維持し続けるのが難しい。 どうしても,仕掛…

対清水戦(09−QF#1)。

先手を取ってハーフタイムへ,という意識でしょうか。 90分ハーフのゲーム,その前半を戦って先手を取った。 相手は,“アウェイ・ゴール”という要素に活路を求め,後半に向かってくる。 それでも,「仕掛ける時間帯」をつくらなければ,アウェイ・ゴールに…

対大宮戦(09−GL#6)。

ショートハンドへ追い込んだことが,ポジティブにも,ネガにも作用した。 そんな印象を受ける試合であります。 ありますが,しっかりと「勝ち点3」を積み上げ,指定席切符を獲得したと。 こちらにも評価軸を置いておかないとフェアではないかな,と思います…

Requirement, Three Points.

確かに“フリー・ハンド”というわけではありませんが。 むしろ,チームとして狙う方向性が分かりやすくなったとも言えるでしょうか。 ナビスコカップ,そのラウンドロビンであります。 ちょっと,スタンディングを俯瞰してみますに。 すでに全日程を終了して…

対磐田戦(09−GL#5)。

確かに,現段階ではリーグ戦(ラウンドロビン)ですが。 基本的には,勝ち続けない限りは舞台を得られないカップ戦です。 結果が「狙う高み」へと結びついていく感覚は,強いはずです。 そして,そんな感覚を若手が持ってくれる。 「勝ち点3」に並ぶ,大き…

対新潟戦(09−GL#4)。

「数字」を超える収穫があった。 そんな印象を持ちます。 当然,「数字(勝ち点)」は重要な要素です。 リーグ・カップをリーグ戦とは違う位置付けで見るならば,そして違った重要性を見ているならば,なおのことリーグ・カップを軽視するわけにはいかないし…

先行開発の舞台として。

位置付けは違ってきた,かも知れません。 知れませんが,「重要性」が下がっているとは思いません。 むしろ,違う方向から重要性を意識していいトーナメントでは,と感じるところがあります。 “リーグ・カップ”であるヤマザキナビスコ・カップであります。 …

対横浜FM戦(09−GL#2)。

当然でありますが,まだ課題と収穫が「混載」状態であります。 どうも,プレッシングのイメージがリトリートから抜けられないですね。 また,ボールサイドにチーム・バランスが「過度に」傾いてしまう時間帯も残っています。 プレッシングや,距離感調整での…