対磐田戦(09−GL#5)。
確かに,現段階ではリーグ戦(ラウンドロビン)ですが。
基本的には,勝ち続けない限りは舞台を得られないカップ戦です。
結果が「狙う高み」へと結びついていく感覚は,強いはずです。
そして,そんな感覚を若手が持ってくれる。
「勝ち点3」に並ぶ,大きな収穫ではないか,と感じます。
いつもの(以下省略),磐田戦であります。
限定的な印象にとどまりますので,ちょっと短めの方向で。
可能性を思えば,楽しみなパッケージだと思います。
同時に「100%」を想定すれば,ファースト・チョイスではないでしょう。
戦力が整っているタイミングならば,勝ち点というリアルな要素とフットボール・スタイルの熟成という要素とをバランスさせたパッケージがファースト・チョイスとして持ち込まれるはずですし,リーグ戦序盤はそのようなアプローチをしていたように思います。
ただ「現段階」を思えば,バランスを意識できる状態ではない,かも知れません。実戦投入が可能な戦力でどのようなパッケージが「組める」のか,という方向から導かれたパッケージ,と言うべきでしょう。
けれど,視点を変えるならば。
なかなか実戦負荷を掛けることのできない選手に,しっかりと実戦負荷を掛けることのできる貴重な機会,と捉えることもできますし,その実戦はセカンド・ラウンドへの指定席切符が懸かった「結果が厳しく問われるゲーム」でもあります。
結果として,基盤強化の絶好機となっているように感じます。
戦術的な理解度,あるいは「個」において足らざる部分を否応なく体感できる貴重な機会だっただろう,と思いますし,「勝ち点3」を積み上げた,という事実はチームとしてしっかりと機能できている,という確信を与えるものでもあるだろう,と思います。
もちろん,課題はあります。
ありますが,その課題も「実戦」だからこそ明確に感じられるもの,と思います。
実戦を通じて課題をクリアするためにも,この舞台を手放すわけにはいきません。
このゲームで,セカンド・ラウンドへの距離をさらに詰めた。
第4戦を含めた「勝ち点6」が,チームにダイナミズムをもたらす大きなきっかけになってくれるものと思います。