2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

福野さんの至言をあなたに。

・・・いつものことなんですけどねェ。 物価が高いなど,否定しきれない(同情できる)部分もあって,思わず「あったあった」と苦笑いしたくなるような話もあります。ありますけど,実際に住んでいた立場としては「ここまで言われなければならない憶えはねェよ…

他力の要素と、自力の要素と。

スポーツ・メディアは時に,「客観的なもの」を重視しすぎるのではないか。 そう思うときがあります。 最も分かりやすいのが,「自力優勝の目がなくなった」とか,「勝ち点あと・・・点で優勝ライン」であるとか。“データ”をもとにするならば,確かにそういう見…

「縦」への意識−対川崎戦追補。

基本的に,ゲームについて書こうとするときは,半ば意図的に個々の選手の動きを捨象していると思います。 基本的にシロート目ですし,筆力があるわけではないので,細かいプレーを追った描写はそもそも不可能だし。そもそも,競技場で見たままの印象を重視す…

対川崎戦(05−29)。

「勝ち点3」の奪取,そしてアタッキングサードでの前線とアウトサイドの連携。 リーグ戦最終盤にあって,最優先項目はこの点にあることは間違いない。上位に対してプレッシャーを掛け続け,ひとつでもリーグ・テーブルの位置を上げるために。 そして,この…

アタッキングサード。

ある意味,浦和のフットボールを表現するひとつの鍵かな,と。 10/26,27日号のエル・ゴラッソ,その見開き面であります。 マッチ・プレビューが掲載されているわけですが,ワタシはその下に書いてある「攻撃サッカーのススメ」という浅野さんが書か…

「俺たちのチーム」という意識。

Jリーグが掲げる基本理念である,「地域密着」。 この抽象的な言葉を簡単に解釈すれば,どれだけ地元のひとがクラブのことを「俺たちのクラブ」と思ってくれるのか。そして,そのクラブと自分との関係がかけがえないものだと思ってくれるのか,ということで…

美しさと強さと。

本来,単一の評価軸に並立させてはならない概念だろう,と個人的には感じます。 「強さ」とは,ファイナル・スコアやリーグ・テーブル上の順位など客観的な数字によって明確に表すことができるものの,「美しさ」というものは明らかに個人の主観に委ねられる…

427。

アメリカ車,と聞いてどのような印象を持たれるでしょうか。 低品質であるとか,大ざっぱであるとか,あるいはただ「デカイ」とか。あまり好意的な言葉が出てこない方の方が多いのではないか,と思います。 確かにそういう時期もあったように思います。 しか…

自律と成熟。

先のエントリでは,「エル・ゴラッソ」を読んでいたことを書いておりますが。 となれば,寺下さんが書いたコラム(5面)に触れないわけにはいきますまい。 大宮のホーム・ゲームでありますから,マッチ・リポートを担当した古屋さんのスタンスは大宮を基盤…

“マジック”という名のロジック。

確かに,「結果」だけを見るならば,“マジック“という表現にも一定の意味があるかも知れない。 彼がハンドリングを任されるまで,大分トリニータは低迷状態を脱することができずにいた。そのチームは明らかに,ペリクレス・シャムスカの就任後大きく変貌を遂…

Game, WildKnights!

Jリーグの日程とバッティングすることがなければ,川向こうのことでもありますし間違いなく足を運んでいただろう「全勝対決」。 正直,かなり気にしておりました。ですので,リザルトを確認するや小躍りしましたね。 こうなると,「地元開催」であることを…

フィットしたギアリング。

いつものように,ちょっと屋号関係の話からはじめますと。 モータースポーツに造詣の深い方ならばご存じか,と思いますが,レーシング・マシンのギアボックスは1種類だけではありません。転戦するサーキットの特性に合わせて,何種類かのギアボックスが用意…

対大宮戦(05−28A)。

「試行錯誤を繰り返しつつも模索し続けてきたチームとしての新たな攻撃オプションが,決して間違っていないことを確認できたゲーム」。 今節を表現するならば,このようなフレーズを使いたい。 前節から朧気ながらに見えてきたものが,組織的な守備を展開す…

Derby Match.

カタカナ表記の“ダービー”という言葉は,あまりに安売りされすぎたように思う。 “Derby Match”とは,「リーグ戦の順位表に関わりなく,決して敗北の許されない非常に重要なゲーム」と,本来の意味を大きく離れてでも意訳すべき言葉だろう,と思う。 「リーグ…

サード・ジェネレーション。

そのものズバリ,屋号に忠実な話をたまにはしてみようかな,と。 BNR32では,“ガングレー・メタリック(ガン・メタリック)”がイメージカラーとなっていましたし,BCNR33ではミッドナイト・パープルの印象が強いひとも多いはずです。そして,セカ…

2011年RWC招致について。

何とも評価に困る記事(共同通信 - スポーツナビ)でありますな。 ま,少なくとも6ネイションズのうちのひとつが明確に支持を表明してくれた,というのはポジティブなことであります。イタリアが先鋒として,ほかの6ネイションズ構成国,できることならイ…

Derby Matchを力に。

今回は,ちょっと短めに。 まだシーズンを振り返るには早いが,少なくとも2005〜06シーズンは加速状態を維持したまま(良いリズムに乗って)ゲームをこなせていたわけではない。むしろ,シーズン半ばにして戦力構成が変わらざるを得ないような事態に見…

欧州型クラブへのステップ。

欧州的なフットボール・クラブへまた一歩,近づこうとしているような印象を持ちます。 個人的に言えば,Jリーグというのは「非常に面白い実験」だな,と思うのです。 フットボールの母国,イングランドの多くのクラブはフットボールを楽しむ労働者の同好会…

フルコース・コーションからリスタート(ザスパのことなど)。

レース・トラックで何らかのアクシデントが発生した,として。 コントロールタワーはイエロー・フラッグを示し,“フルコース・コーション”となる。コース・マーシャルによってアクシデントの原因が排除され,トラックの安全が確認されるとペースカーはピット…

正常進化。

今回はひさびさ,屋号に忠実な話からはじめることにします。 とあるバイク雑誌の特集で,興味深い表現に出会いました。 その記事を書いたひとは,過去ライバル・メーカの開発ライダー,そしてワークス・ライダーであった経験を持つモーター・ジャーナリスト…

差し込んだ光。

先のエントリ,いつも以上に不完全なものだろう,と思います。 それもそのはず,ピッチに気持ちを集中しておかなければと思いながら,違うところに気持ちが向き,違う場所を見ていたような気がするからです。 駒場だと,バックスタンド2階からゲームを見て…

対柏戦(05−27)。

まず最初に,繰り返しにはなってしまいますが。 背筋を凍り付かせるような事態が発生してしまったけれど,その原因はレフェリー,選手双方にあるように思えます。確かにレフェリングが不安定だったかも知れないけれど,その不安定なレフェリングに対して過剰…

再び、FAIR PLAY PLEASE!

ひょっとすれば,過去にも使ったタイトルかも知れませんがご容赦を。 もうひとつ。ゲームの印象については,冷静さを取り戻してから書いていこうと思っていますのでご了承下さい。 さて・・・。今日はこれだけは書いておかなくてはならないと思う。 選手入場…

街が醸す“Matchday”の雰囲気。

中野田に欠けているのは,「周辺環境が醸し出す“Matchday”らしさ」かな,と思うときがあります。 特に,今季は少なくなってしまった「駒場」でのMatchdayを前日に控えた,今日のようなときに。 最近,Matchdayを前に肩に力の入ったことばかり書いていたよう…

IRBによるGood Idea。

まずは,時事通信配信の記事(スポーツナビ)をご一読を。 この記事では,IRB(国際ラグビーボード)はJRFUに対して3年間で2億円強を供与するとのことであります。 共同通信の記者氏の解説によれば,イングランド,ウェールズやフランスなどの欧州…

対ウクライナ戦(欧州遠征第2戦)。

インターナショナル・フレンドリーとして,よりも。 本大会での「危機管理」をどうすべきか,というシミュレーションとして重要な意味を持つゲームになるのではないか,という印象を持っています。 ということで,いつも通り1日遅れではありますが書いてい…

ワイルドナイツ、首位を視界に。

川向こうのおとなりに本拠地を置いているために,不思議と親近感を持っているクラブ。 そして,積極的に普及活動を展開しているだけに,ラグビー・タウンを自負する地域に住む者として率直に「うらやましさ」を感じさせるクラブが,三洋電機ワイルドナイツで…

哲学者ですか・・・。

褒め言葉と受け取って良いのか,それとも他意を酌むべきか。 少なくとも,額面通りの評価ではないのかな,という言葉ではありますね。 タイトルにも掲げた「哲学者」,という言葉を見つけたのが,中倉さんのコラム(スポーツナビ),その2ページ目でありま…

度重なる試練。

フットボールの神様がいるとして,随分な仕打ちをし続けているな,と感じる。 天賦の才能を与える一方で,その才能を大きく花開かせよう,という時期に必ず試練を与えてきた。 そんな神様の気まぐれは,シドニー五輪を目前に控えた頃に始まったように思う。 …

ヴェルディ・ユース対コンサドーレU18戦(高円宮杯決勝)。

ホントだったら,「観戦記」として書きたかったのですが。 TVを見ながら,行けなかったことに悔しさを感じるほどの“Good Game”でした。そう思います。 先制点を奪取するまでは,ゲームの主導権を奪い合っている緊張感がTVを通して伝わってくるかのような感じ…