OFF THE FIELD

2014〜15シーズンからコアチーム(香港セブンズ)。

2020を考えるならば,まずは2016。 そして,2016を考えると,準備期間は決して余裕がある状態ではありません。ならば,長期にわたって強豪と真剣勝負ができる舞台に立つことが,最も重要な要素になってくるはずです。この最も重要な要素を,香港…

組み合わせ決定(第51回日本選手権)。

今季は1回戦から真剣勝負,であります。 昨季までは,決勝戦へと駒を進められなければ,日本選手権への出場権を獲得することはできませんでした。今季は,準決勝に進出した段階で指定席切符が用意されます。今季からは,4チームが日本選手権で戦うことがで…

POTプレビュー(ラグビー・トップリーグ)。

今季から,トーナメント形式が大幅に変更されています。 昨季までは,1回戦総当たり制を採用していました。1回戦った相手と,もういちどリーグ戦を戦う,ということはありませんでした。対して今季は,もういちど同じ相手と戦う,その可能性があるわけです…

「節目」の決勝戦(第50回全国大学選手権)。

日曜日の国立霞ヶ丘は,「節目」でありました。 選手権そのものにとっての節目,50回目であります。この節目に大きな目標がかかっていたのが決勝戦へと駒を進めてきた帝京,早稲田であります。帝京は選手権5連覇がかかっていて,早稲田は16回目の選手権…

魅力的だった決勝戦(第93回全国高校ラグビー)。

パワーか,それともスピードか。 この決勝戦を扱ったニュース番組では,それぞれのチームの個性を表現する言葉として,こんな言葉が提示されていました。確かに,決勝戦へと駒を進めてきたチーム,その個性を示す言葉かな,と思います。けれど,決勝戦ではパ…

さあ、初戦へ(第93回全国高校ラグビー)。

言われて気が付く,ではなくて,自分から気付く。 そんな姿勢が徹底されているチームのはずですから,心配はしていません。 開会式を終えて,1回戦が始まった,全国高校選手権であります。ですので,フットボールではありますが,楕円球なフットボールの話…

組み合わせ決定(第93回全国高校ラグビー)。

2回戦で訪れるか,それともそれ以降か。 いずれにせよ,ノンシード勢にとって,シード校との対戦はひとつの壁です。この壁をスッと乗り越えていけるか,それともこの壁に跳ね返されてしまうか。そう考えると,初戦でしっかりと自分たちの戦い方を表現できる…

浦和、近鉄花園へ(第93回全国高校ラグビー埼玉県予選)。

今季,戦い方を微調整してきたかな,と思っていました。 今季に限らず,浦和の基本的な戦い方は,FWを中心にして組み立てられているように感じられます。そして,守備応対面も徹底されています。ボール・キャリアに対して低く鋭く,攻撃的な守備応対を繰り…

第93回全国高校ラグビー埼玉県予選(準決勝展望)。

やはり,楽しみなのは昌平です。 Aシードである伊奈総合を相手に,速さと鋭さを強く感じさせる戦いを見せ,準決勝へと駒を進めてみせた。もちろんBシード校ですから,決して驚くべき結果ではない,と思いますが,深谷とも,浦和とも違う個性を明確に感じさ…

倒すべき相手へ(対NZ戦)。

最強の相手を,どう倒すか。 いままでは,具体的なプランを描けなかったかも知れません。過去の戦績を見れば,描く以前の段階だったという厳しい見方も,決してアンフェアなものではないでしょう。けれど,この試合が転換点になるのではないか,と見ています…

13点差(対抗戦A)。

圧倒的な差,とも言えないだろうけれど。 僅差と言い切れるほどに小さな差,とも言えないように思います。 ゲーム・プラン通りに試合を動かせた部分もあるだろうし,ゲーム・プランから大きく外れてしまった(相手の戦い方から抜け出せなかった)部分もある…

今季初勝利(対抗戦A)。

どう申し上げましょう,的な立ち上がりの2試合でした。 レバタラを書けば,立ち上がり直後のペナルティをゴールへと結び付け,先手を取れれば,ということになりましょうが,開幕節(対明治大学戦)は見事に抑え込まれた(逆に言えば,相手の攻撃を抑え込め…

第93回全国高校ラグビー埼玉県予選(3回戦概論)。

Aグラウンドへの,指定席切符。 この切符は,8枚だけ用意されています。比較的,実力差がファイナル・スコアに反映されやすい競技ですから,ともすればシード勢だけに勝負権がある(4回戦へとシードが駒を進めるのは当然),と思われるかも知れません。け…

全国高校「7人制」ラグビー新設。

確かに,ラグビー・フットボールではあるのですが。 フィールドに立つことのできる選手数も違うし,試合時間も大きく違います。であれば,7人制で特に求められる要素,というものも見えてきます。たとえば,1on1を回避するだけでなく,あえて1on1で…

第93回全国高校ラグビー埼玉県予選(組み合わせ)。

1回戦が終わってしまったのですけどね,実際には。 近鉄花園への指定席切符,この切符を争うトーナメントが今季も始まりました。ということで今回は楕円球方面の話を高体連ラグビー専門部さんのページをもとに書いていこう,と思います。 さて。まずはシー…

あえてブレイクダウン、のセブンズ(東京セブンズ)。

フィジカル・コンタクトをできるだけ避ける。 パス・ワークと機動性が基盤になるのだろう,と思っていたわけですが,ヘッドコーチである瀬川さんはフィジカル・コンタクトを避けるという発想とは正反対の方向性を狙っている,と。 今回はフットボール,では…

組み合わせ決定(第50回日本選手権)。

サンゴリアスが,2冠を達成するか。 それとも,サンゴリアスの無敗が止まるのか。サンゴリアスを止めるのは,準決勝段階の対戦相手(ワイルドナイツが有力かな,と思いますが。)か,それとも決勝戦の対戦相手(恐らく,ブレイブルーパスかな,と思いますが…

50/92と2019(第92回全国高校選手権)。

近鉄花園で開催されるようになってから,50回目。 しかしながら,個人的には2019から逆算して何回目,という意識でこの選手権を見る必要性もあるかな,と思いますし,この選手権で2019に活躍する(かも知れない)才能を外野として見つけてみる,と…

組み合わせ(第92回全国高校選手権)。

東がどこまで,西に対抗できるのか。 だけでなく,東福岡が4連覇できるかどうか,という見方もあるかな,と思います。そして当然,どのチームが東福岡を止める存在となる(なれる)のか,も。しかしながら,選手権の魅力はひとつひとつのゲームにある,と思…

神は細部に宿る(第92回全国高校ラグビー埼玉県予選)。

結果的には,Aシードが準決勝へと上がってきています。 ひとつひとつのゲームについては,ゆっくりと書いていこう(Aシード校を出身校とする立場としては,なかなかニュートラルには見られないところもありますが。),と思っていますが,まずはノンシード…

欧州遠征メンバー発表。

テストマッチとして組まれているのは,ルーマニア戦にグルジア戦。 現実的な射程とすべきチームとの距離を正確に測る,という意図が透けて見えるようなマッチメイクであります。もちろん,中長期的にはティア1(たとえばスプリングボクスであったり,ワラビ…

第92回全国高校ラグビー埼玉県予選(3回戦概論)。

比較的,実力差が結果に反映されやすい競技。 と書いておりますし,そういう印象もあるわけですが。 明確な実力差,と言うよりも,ちょっとした「僅差」が積み上がってしまうのか,それともちょっとだけ積み上げた段階で踏みとどまれるのか,という部分が作…

第92回全国高校ラグビー埼玉県予選(2回戦まで)。

残念ながら,注目度は低いと思います。 確かにトーナメントは動き出しているのですが,本格的なトーナメント,花園への指定席切符を争うカップ戦の雰囲気が感じられるようになるのは,やはりBグラウンドであったりCグラウンドを舞台とする,3回戦以降とい…

第92回全国高校ラグビー埼玉県予選(組み合わせ)。

県北勢への「挑戦」,という時期は過ぎたでしょう。 近鉄花園への1枚だけの切符,その切符への道筋が描かれるべき時期,だと思います。そして,本戦への切符を獲得するために,どうしても乗り越えていかなくてはいけない壁が県北勢であり,乗り越えていく,…

「長期戦」の重要性。

カップ戦だけの実戦環境を,どのようにして変えていくか。 個人的には,やるかやらないか,という話をしている時期ではない,と思っています。どうやるか,という時期ではないか,と。ホスト・カントリーとして迎える2019,のみならず,その先にあってテ…

欧州カップ戦化する大学選手権。

1回戦総当たりのリーグ戦と,カップ戦だけの実戦環境でいいのか。 やはり,JRFU方面も危機感を持っていたのだな,と思います。 なるほど,この手があったか,と思いましたが,今回はJRFUのリリースをもとに,トーナメント形式が大きく変更されるこ…

(部分的に)交流戦の概略など。

個人的には,相変わらず「まだまだ足りない」と思っておりますが。 今季までの状態を考えれば,「確かな一歩」だな,と思います。 日本選手権の話を見事に積み残しておりますが(まいどの遅筆堂,であります。申し訳ない。),今回は楕円球の話,大学ラグビ…

ラグビー高校選抜に女子セブンズ。

2016に向けた鍵のひとつ,という感じでしょうか。 今回は,JRFUからのリリースをもとに,女子セブンズの話をちょっと短めに。 もともと,全国高校選抜は地区予選を勝ち抜いたチームにチャレンジ枠と実行委員会推薦枠,そして開催県枠を合わせ,32…

距離(第49回日本選手権・2回戦)。

アップセットを演じられれば,もちろんそれが理想ではあるけれど。 簡単には描き出せないからこそ「理想」である,というのも事実です。相手が持っている強みを徹底的に抑え込めたとしても,それだけでは恐らく不足,でしょう。自分たちの強みも表現できなけ…

4月下旬から対抗戦とリーグ戦の交流戦。

「2回戦総当たり制」を望む立場としては,物足りないところがありますが。 それでも,大学選手権とは違う,真剣勝負の舞台が用意されるというのはうれしい話であります。まずは,このラウンドロビンを大事に育ててもらって,大学ラグビー全体として2回戦総…