組み合わせ決定(第50回日本選手権)。

サンゴリアスが,2冠を達成するか。


 それとも,サンゴリアスの無敗が止まるのか。サンゴリアスを止めるのは,準決勝段階の対戦相手(ワイルドナイツが有力かな,と思いますが。)か,それとも決勝戦の対戦相手(恐らく,ブレイブルーパスかな,と思いますが,スティーラーズの可能性もありますね。)か。レギュラーシーズン,そしてPOTでの戦いぶりを見るならば,選手権もサンゴリアスが中心になって動いていくのではないか,という見方がフェアかな,と思います。けれど,個人的には違う見方もしていきたいな,と思います。


 さて。今回も楕円球な話,(ちょっと出遅れまして申し訳ありません,でありますが)例年取り扱っております日本選手権の話をJRFUからのリリースをもとに書いていこう,と思います。


 ラグビーフットボールは比較的,実力差がファイナル・スコアに反映されやすい競技かな,と思いますが,それでも日本選手権はカップ戦,それも短期決戦ですから何が起きるか分からないところがあります。であれば,1回戦からこのカップ戦を戦うチームであっても,カップ戦を駆け上がるパワーをTL上位勢に対してぶつけることができれば,何かが起きるかも知れない。そんな視点で,1回戦を見てみよう,と思います。


 近鉄花園での1回戦はTL勢の対戦ですから,どういうラグビーをすれば相手の強みを抑え込むことができるか,逆に自分たちの強みを抑え込まれないためにはどうすべきか,具体的にイメージができているはずです。どれだけ早い時間帯で自分たちの狙う形に相手を嵌め込むか,逆に相手の術中に嵌らないか,が大きな鍵になるのかな,と見ています。


 そこで個人的に注目しているのがスティーラーズであり,ワイルドナイツであります。


 スティーラーズにしても,ワイルドナイツにしてもPOTでは決勝戦へと勝ち上がることができなかった。タイトルへの渇望感があるはずですし,もういちどPOT初戦を戦った相手(準決勝段階では再戦ではないのですが,決勝にまで勝ち上がれば,ともすれば再戦が可能,という意味において,です。)と戦いたい,という思いもあるでしょう。彼らがどこまで勝ち上がっていくのか,が個人的な興味,その1であります。


 秩父宮開催分で言えば,TL勢への挑戦権を大学チームが手にすることができるか,が個人的な興味,その2であります。クラブ大会覇者,トップ・チャレンジ首位チームとの対戦ですから,決して簡単なタスクではないかも,とは思うのですが,個人的にはぜひ,帝京大学筑波大学には,TLを戦うチームとの対戦を実現してほしい,と思いますし,TLを戦うチームとの「距離」を体感してほしい,と思います。そして当然,隙あらばTL勢に対してアップセットを,と思っています。