2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

If you are first.

リヴァプールに多くのシルヴァーウェアをもたらしたのは,確かに後任であるボブ・ペイズリーさんです。 ですが,コップの住人たちに強い印象を残しているのは,ゴールデン・エイジの基盤を構築した名指揮官,ビル・シャンクリーさんであることは間違いのない…

ベッカムとセルティック(・・・!?)。

“プロフェッショナル”としては,自分のパフォーマンスを最大限に引き出すことのできるパッケージかどうか,という部分が最も重要な要素かな,と。 その点,いまの環境は理想的だとは言いづらいですね。 ファビオ・カペッロさんは(イタリアン・ジョブの代名…

あらためて、店主口上。

ひさびさにIEを使って,アクセス解析をチェックしてみますと。 リファラーに数日前から見覚えはあるのだけれど,ちょっとウロ憶えなアドレスが表記されておりまして。 「どこからお越しなのかな?」と思ってチェックしてみると,「さっかりん」さんじゃあ…

リーグ戦とカップ戦初戦。

リーグ戦でありながら,どこかで「カップ戦初戦」のような感じがしました。 カップ戦を俯瞰してみると,二次曲線のような感じがします。 その初戦は,ちょうど原点から曲線が立ち上がっていくときのような感じでしょうか。 そのときには,X軸の数字が上がっ…

対磐田戦(06−29A)。

どうしても,「慎重にならざるを得ない」立ち上がりを,相手に的確に突かれてしまったという感じがします。 バックラインの中核を構成する選手をサスペンションで欠いていますし,もうひとりの中核選手も負傷から復帰したばかりで,100%のパフォーマンス…

もうひとつの“ジャパン・オリジナル”。

どこか,イビツァさんが日本代表監督に就任したときのコメントと似たものを感じます。 ひさびさに,楕円球方面のエントリを書いていこうか,と。 ラグビー日本代表(ジャパン)のヘッドコーチに,かつてNECに在籍し,2002シーズンから2005シーズ…

失いかけているもの。

エンターテインメントとしてのフットボール「だけ」を考えるのならば,いまのビッグクラブのあり方も間違っていないかのように感じられます。 けれど,「何か大事なもの」を置き忘れているのではないか。まだ,置き忘れている程度ならばいいのかも知れない。…

リザーブ・リーグか、JFLか。

そもそもの問題は,サテライト・リーグの短さです。 8ゲームで,十分な実戦経験が積めるはずもない。 そこで,加部さんはJFLの活用というアイディアを思いついた。ならば,もうひとつの考え方として,サテライト・リーグをもっと充実させた形にできない…

永久陣地と浦和B。

ある種の「共時性(シンクロニシティ)」を感じる話であります。 MDPに「永久陣地」というキーワードを持ち出してくれたのは,浦和に対して厳しく,そして暖かい目線を送ってくれているフットボール・ジャーナリスト,大住良之さんであります。かつて日産…

対川崎戦(06−28)。

フットボール・フリーク(アウトサイダー)としての目線で言えば。 カップ戦が持つ緊張感と,リーグ戦が持っている魅力を兼ね備えたゲームだったのではないか。 キックオフ直後の時間帯から,静かに,しかし熾烈な主導権争いが展開され,コンパクトネスが決…

意味ある「勝ち点1」に。

フットボール・フリークの目線から見れば,単純に“Good Game”と言えるゲームだったと思うのだけれど。 チャンピオンシップ争いをマッチレースへ名実ともに持ち込むためにも,完全に引導を渡しておきたかった。 加えて,ゲームを控えている「眼下の敵」に対し…

つくり出すべき循環。

野心的な指導者もいていい,と言いますか,いてほしいと思います。 ただ,経験豊かな指導者も同時に必要でしょう。 今週発売になったとある専門誌で,高円宮杯決勝に進出した滝川第二,そして名古屋グランパスエイトU−18を率いる指揮官を取り上げたコラム…

「共に闘い、共に頂点へ」。

つい最近,J.Bアンテナさんからお越しになった方だと「!!」というエントリかも知れません。 確かに,全方位的にフットボールを扱おうという意識は強く働いています。何よりも,「面白いものは,実際に見ておきたい」という意識が強いために,大学リーグ…

浦和仕様の“+10”!?

タイトルからしてお気楽な感じがしますでしょうが,その通りでありまして。 ちょっとお気楽なエントリを。 言うまでもないことではありますが,浦和のオフィシャル・サプライヤーは“スウッシュ”さんで,“スリー・ストライプ”さんではありません。“キャット・…

時の流れと。

埼玉スタジアム2002がオープンしてから5年を経過したことを,千葉戦のときにアナウンスされていたことは記憶しています。 確かに,5年間の歩みをダイジェストにした映像もビジョンを通じて流れていましたが,そのときには「時の流れ」を実感することは…

対福岡戦(06−27)。

本来ならば,存分に表現できていて良いはずのフットボール・スタイルを見ることのできる時間帯もあったけれど,その時間帯が今節にあってはあまりに短かった。 立ち上がりは,慎重さを意識していたのか,パス・ワークからリズムを作り出し,相手守備ブロック…

解法。

たとえば,文章題が提示されているとして。 セオリーばかりを意識する必要はないけれど。 セオリーを離れて難しく解こうと思えば,際限なく難しくなっていくように思うのです。 ホントは,もっとシンプルに解けるはずなのに,実際には逆方向へと進んでしまう…

ユーティリティとスペシャリティ。

おひさしぶり,のこのカテゴリであります。 イングランド代表のことなど,ちょっと書いてみようかな,と。 ザグレブで行われた,アウェイ・マッチでの負けっぷりはマズいですよね。 ESPNサッカーネットさんをチェックしてみると,強烈な見出しがお出迎え…

対インド戦(アジアカップ予選・アウェイ)。

スタンドの構造を見ると,135%程度に拡大した駒場のような。 好意的な表現をすれば,ちょっとイングランド(旧宗主国)風味の入ったノスタルジックなスタジアムであります。プレイヤーが導入路からアクセスしてくる,ってのはちょっとオールド・トラフォ…

カップタイ・ドローと日程詳細。

先が(ある程度)読めるのは良いとして,あんまり読むのがカンタンだとそれはそれで困るような。 前も「カップタイ・ドロー。」というエントリで,カップ戦の組み合わせは抽選を,という願望を書いているわけですが,天皇杯は4回戦「だけ」ですからね。もう…

名古屋グランパスエイトU18対滝川第二高校戦(高円宮杯決勝・2006)。

どこか,イングランドの空を思い出させるような雲が浮かんでいました。 そして,その雲の流れ方も速く,イングランドの雰囲気を思い出させるような天気だったような気がします。とは言え,風の強さだけは間違いなく「赤城おろし」であったり,「筑波おろし」…

Attack, also Care.

ゲーム開始直後には,確かにイニシャル・ポジションが確認できます。 浦和であれば,3−5−2,あるいは3−6−1(3−4−2−1)という感じに。 ですが,このシステムを基盤として,どういうコンビネーションを引き出しているか,という部分が最も重要な要素…

天皇杯(3回戦)概論。

J's GOALさんの速報ウィンドウを開きまくったおかげで,即席ベンチマーク・テストをしているかのような状態でありますが。 やっぱり,天皇杯というのは“初戦”が最も難しいですよね。 1回戦,2回戦を戦い抜いてきたチームは,ある意味3回戦を楽しみにして…

対千葉戦(06−26)。

“リアクティブ”な姿勢を見せれば,恐らく彼らのゲーム・プランに乗せられたかも知れない。 どのクラブが相手であろうとも,ゲーム立ち上がりの早い時間帯から自分たちが持っているフットボール・スタイルを前面に押し出し,積極的に仕掛けていくことでリズム…

いつものように。

昨季はたまにやっていたことですが,今季は極力やらずにおこうと思っていたことがありまして。 “マッチ・プレビュー”とか,ゲーム前に何かを書くこと,です。リーグ戦はどのゲームも同じように重要性を持っている,なんて書いているにもかかわらず,実際には…

グラスゴーのこと。

恐らく,私もちょっとだけ,グラスゴーの環境整備に役立っているかな,と。 ちょっと甘く見てましたね。 グラスゴー空港でピックしたヴォクスホール・ヴェクトラを,駐車スペースに置いておいた「つもり」だったのだけれど,ものの見事に,“コミュニティ・チ…

Speedy & Collective.

・・・カテゴリ分けが違う,とか思っていませんか? 確かに,イビツァさんが言いそうなことですしね。 いわゆるトップスピードという部分では,身体能力差が忠実に反映してしまうところがあるから厳しいかも知れないけれど,「加速」(敏捷性ですね。)という部…

対ガーナ戦(国際親善試合)。

ファイナル・スコアだけを取り出して,単純に結果だけを論じる必要性はないでしょう。 それよりも,前半と比較して明確に仕掛けポイントを押し上げてきていた相手に対して,そのプレッシャーをどう受け止めるのか,そして急激なスピードアップから守備ブロッ…

No detour, no bypass.

どこかへ行くときに,どういうルートをイメージしますか? 個人的な趣味を言えば,高速道路よりも3ケタ国道(一般国道)の方が大好きですが,どの道を使おうとも,結局は目的地へと着くわけです。「すべての道は・・・」ということですよね。 ちょっとだけ違っ…

理想と伝統の齟齬。

理想を高く掲げるだけでも,さりとて現実をただ追認し続けるだけでもチームをポジティブな方向へと導くことはできない。 だからと言って,自分たちの立ち位置を常に確認しながら進化の方向性を確認していかなければ,いつか方向性を見失うことにもなる。 歩…