浦和仕様の“+10”!?

タイトルからしてお気楽な感じがしますでしょうが,その通りでありまして。


 ちょっとお気楽なエントリを。


 言うまでもないことではありますが,浦和のオフィシャル・サプライヤーは“スウッシュ”さんで,“スリー・ストライプ”さんではありません。“キャット・マーク”さんだった時期が長かったせいか,サプライヤーが変更になった当初は「どうなのよ!?」と正直思ったりもしました。
 2004シーズン当初は,赤のツボを微妙にハズしたカラーリングでありましたし,それまで伝統として堅持してきたポロ・カラーがアクセント程度のものとなっていたから,ちょっとビックリもしました。ただ,2005,2006とシーズンを重ねるごとにディテールにこだわる伝統を理解してくれ,ユニフォームの発色を含めて浦和の個性を表現してくれているような感じがします。一足先に欧州はユニフォームのモデル・チェンジをしていますが,ナイキさんは「伝統」を強く意識した展開をしているように見えます。たとえば,オランダ代表のユニフォームではしっかりとした(とは言え,さすがにレース・アップスタイルではないけど)衿を復活させていますし,マンチェスター・ユナイテッドを思い起こしてみれば,まだマテリアルがコットンだった時代のユニフォーム,そのフォルムを再現しているような感じがあります。そうなると,来季のユニフォームは意外とレース・アップスタイルが復活するのかな?と思ったりもします。


 ・・・思いっきり脱線してしまいました。


 浦和と言えば,基本的に「赤」であります。赤使いにこだわってきたのが,ある種の伝統と言っても良い。そんな浦和のツボを,いつの間にかアディダス・ジャパン(モルテン)さんがつかんだのか!?と思ったですね。
 最初は,単なる好奇心からニュース・リリース(Jリーグ・オフィシャル)を読みはじめたわけです。ヤマザキナビスコカップに+チームガイストのニュー・カラーモデルを投入する,ということがその骨子であり,となればワールドカップのような特別塗色かな?と思っていたわけです。


 ちょっとスクロールさせてみると,その塗色がなんと「赤」ではないですか!



 確かに,ヤマザキナビスコさんのコーポレート・カラーを思えばおかしくはないのだけれど,このカラーリングはどう見ても,浦和がアディダス・ジャパンやモルテン・サイドへチーム撮影用に特注をかけたのか?と思うほどに浦和っぽいカラーリングに仕上がっている。考えようによっては,ナイキのボールよりも「それらしい」。正直,驚いたわけです。
 このリリースを読んでいくと,2006シーズンはいままでの+チームガイストを使用するようでありますが,2007シーズンにはカラーリング変更を受けた+チームガイストが公式試合球になるとのこと。中野田や駒場でも,ゴール・ネットはすでに「浦和仕様」への変更を受けていますが,2007シーズンにはボール・デザインもある意味,サプライヤーの枠を超えて浦和仕様への変更を受けるようなもの,であります。


 こういうのを「偶然」というのでしょうけど,面白い偶然だな,と思ったりするわけです。