2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ブーツを脱いだファンタジスタ。

ティフォージにも,フットボール・フリークにも愛されたフットボーラー。 そんな選手がブーツを脱ぐ,という記事(スポナビ)を見つけ,同じサイトで紹介されていた彼の略歴(スポナビ)を見直しながら,ちょうどチェルシーでプレイしていた時期と,私がロン…

IN and OUT

選手の去就はプロフェッショナルの世界では日常のこと。 であるならば,一喜一憂すべきことではないのかも知れない。自らが愛するクラブが強くなりさえすればそれでいいのかも知れない。 理屈では分かっているけれど,時に自分は感情が先行し,そのような割…

名言の意味するところとは。

“If you are first, you are first. If you are second, you are nothing.” “Football is not a matter of life and death. It's much more important than that.” リヴァプールの黄金時代,その基礎を築いた名将であるビル・シャンクリーの言葉を引用してみ…

「トレンド」には表れない魅力。

ネタ枯れに陥ると杉山さんのコラムに頼るような印象があるけれど,それはそれ(あたっている部分もあるだけに,明確に否定できない・・・。)。 ま,さておき。 また,杉山さんのコラム(gooスポーツ - NumberWeb)をもとに話を進めてみようかな,と思っており…

横浜FC対札幌戦(05−J2#18・短信)。

ホームチームに敬意を表して,横浜FCに関して思うところを最初に書けば。 チームの基本戦略として「しっかりとした守備ブロックから前線へ速くロングレンジ・パスを送り,サイドからの押し上げを利用しながら得点機を作る」という,非常に「現実主義的な」戦…

キャプテンマークの14番。

DFとしてのイメージしかなかっただけに,ボランチとして起用されていることに若干の違和感を感じていた。 しかし,ゲームが始まると,その個人的な違和感は徐々に払拭されていった。 相手が徹底的にカウンター・アタックを意識した戦術を採用していたため…

進化のために。

チームをどのように進化させるべきか,大きなヒントをつかんだであろうFIFAコンフェデレーションズカップ。 問題は,そのヒントをどう具体的なものとして,準備期間の代表チームに落とし込むか,ということでしょう。 そのためには,「善戦」を称えるだ…

コンフェデレーションズカップ雑感 - 化学反応。

何も書かずに来てしまったコンフェデレーションズカップ。 と言って,興味が湧かなかったわけでは決してなく,HDDレコーダに録画してあることを良いことに記憶が断片的になっている(要は,睡魔に負けた・・・。)ので,ゆっくり見てから書こうというわけな…

店主敬白(その2)。

何と言いますかねェ。 地味に営業を続けていた料理店が突然,とってもメジャーな情報誌(例えば,○あとか,ハ○コとか)になんかの拍子に載ってしまった感じであります。店主としては,非常にビックリですよ。いやホントに。 最初は, 横浜刹那主義さまのリス…

ワールドユースのことなど - 潜在能力を引き出せ。

大熊監督がゲーム後のコメント(J's GOAL)で言及された「個の強さ」が「フィジカル」に直結しているのであれば,「国際基準」という言葉に振り回される端緒を見ているような気になります。 よく考えてみれば,去年もそんな言葉に振り回されたような気が・・・…

ワールドユースのことなど - 攻め抜く姿勢。

チームの構築過程では,「パッケージ」を強く意識することは確かに重要だろう,と思う。 しかし,実戦段階ではその「パッケージ」を崩す勇気が問われる時期が訪れることもある。特に,チーム戦術を存分に表現するはずのパッケージが機能しなかったとなれば,…

FIAの当事者能力。

オイルの焦げた匂いのしそうな屋号を掲げているのに,フットボールの話ばかりというのもナンですし。 要は,ネタ枯れを起こした(中断期間でもありますしな。)ということですよ。たまにはこういうネタを連続させてみてもいいかな,ということで“アメリカG…

FIAとFIFA。

メディア戦略,あるいはマーケティング戦略を思えば。 ある意味で,FIAとFIFAは似たような路線を採っているように思います。TV中継途中のインサート,あるいはサーキットやスタジアムをしっかりと自らのスポンサーが目立つように徹底的にチェックす…

リポビタンDチャレンジ・対アイルランド戦(第2戦)。

最近1日遅れが多くて恐縮です。結構遅筆堂なErnestでございます(ひさびさあいさつ)。 マッチ・スタッツ(JRFUオフィシャル)を見る限りでは,前半は第1戦からの修正点を上手に消化していたような感じがします。対して,後半だけを取り出せば,その印…

既視感。

チームの構築過程を見ていて,思うことでありますが。 アテネ五輪当時U−23代表を率いていた指揮官と,WYで指揮を執る大熊さんとの共通項が多いことには確かに気付くのですが,それ以上にラグビー・フットボールとの共通項を感じてしまう部分があります…

WYグループリーグ(雑感)。

世代別代表で結果「だけ」を追求するのはあまり感心しない,と思っているのですが。 今回ばかりは1ゲームでも多く真剣勝負の舞台を経験させる,という意味において何としても決勝トーナメントへと駒を進めて欲しい,と思っていました。 それだけに,うれし…

草津対甲府戦(05−J2#17・短信)。

「中断期間はディビジョン2を見てみることにしよう。」などと勝手に思っていたのですが。 ・・・最初からつまずいております。 というわけで,夏風邪からいまだ完全復活できず,(埼玉県内にもかかわらず,良好に受信できる)GTVのディレイ中継でゲームを見…

リヴァプール、来日回避。

欧州カップ戦への参加が公式に認められれば,こういう事態になるだろうことは想像できましたが。 サンスポの速報記事において,リヴァプールとの親善試合がキャンセルになったとのリリースが主催者サイドから出されたとか。リヴァプールのプレーを日本で見る…

さいたまシティカップ(短信)。

相変わらず,1日遅れです。 と言いましても,今回は風邪をひいたおかげでありまして。あまりクリアな頭で書いているわけではないので,まとまりがないかも知れませんが,ご容赦下さい。 (フレンドリー・マッチですので)ファイナル・スコアを度外視して考え…

論理的な布陣選択。

確かに,指揮官ならば4−4−2を選択したい誘惑に駆られるのかも知れません。 “欧州基準”だから,という考えもあるかも知れないし,“攻撃的なフットボールを実現するためには4バックを採用する方が良い”という信念に基づくのかも知れません。しかし,これは…

カップタイ・ドロー。

キックに失敗したヴィンテージ・ドゥカティのようなものですな。 ホント,タイミングを外すとエンジンがかからない(ログインできない)ですからねェ。ちょっと時期外れにはなりましたが,せっかく書いたものなのでアップさせておくことにします。 気分を出…

戦術と戦術眼。

ヴェルディが一時の黄金時代から転落してしていった原因は何だったでしょうか。 主力選手の流出。確かに大きなファクタだ,と思っています。 ま,基本的に「よそさま」の話なんですけどね。 でも,「対岸の火事」としてはいけない,考えておかなければならな…

対新潟戦(05−GL#6)。

まいどのように,1日遅れで書きはじめております。 でありますれば,短めにゲームの印象を書いていくことにします。 選手個人のモチベーションとしては,さほど変わるところはないだろう−むしろ,先発出場のチャンスをモノにした選手にとっては,かなり高い…

リポビタンDチャレンジ・対アイルランド戦(短信)。

中継してくれるだけで十分ありがたくはありますが。 ありますが,変則的な中継パターンであるために,ゲーム全体の状況を的確に捉えているわけではありません。そこで,今回は短信という方向で,ゲームの印象を書いていくことにします。 まず,最初に。 今回…

FIFAワールドユース、開幕。

まあ,確かにねェ。 激戦区のフォワードで横山君が弾かれたのみならず,期待していた細貝君までもが落とされたからなぁ。 挙げ句の果てに,指揮官の大熊さんまで「ユーティリティ」などというキーワードをお使いになりながら選手選考過程を説明するし.この…

本戦仕様へのモディファイを考える。

以前,杉山さんのシンプルな議論に反発する形で『「数字」の持つ本当の意味。』というエントリを立て,選手間のコンビネーションを引き出すためにはどういうシステムを採用することが重要か,という視点から3バックを採用すべきか,それとも4バック・シス…

対北朝鮮戦。

先ほど経過報告的なエントリも上げたことですし,短めの方向で。 柳沢の先制点,またロスタイム突入直前の時間帯での大黒の追加点。しっかりとゲームの主導権を握ったままで戦えたことが,得点の背景にあったと思う。 シンプルにボールを動かすことをかなり…

対北朝鮮戦(前半終了)。

静かな中にも緊張感があって,“無観客試合”ってのも悪くねェな。 宇都宮徹壱さんは“ゲネプロ”みたいになってしまうのではないか,と懸念を表明されていたけれど,その懸念は杞憂に終わったようであります。 ともすれば,「お祭り騒ぎ」のようなスタジアムの…

北朝鮮戦を前に。

どんな形であれ,勝ち点を積み重ねることこそが最重要課題。 もちろん,内容面でも相手を圧倒してほしい,とはどこかで思っているけれど,ワールドカップに限らず代表戦は「結果」が求められる。どんな形であっても,「結果」を残してくれるならば良しとする…

経営判断としての戦力補強。

費用に見合う効果があるか。 また,効果があるとしても,絶対的な費用がかかるのであれば,効果に対する判断はより厳しくなるはずです。 「損失補填契約」を親会社である三菱自工との合意のもとに解除し,「独立採算制」の導入に踏み切った時点で,戦力補強…