2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Perception, Decision and Execution.

状況把握,のために何が必要なのか。 そこまでを含めて,“Game Intelligence”という表現でもいいのかな,と思ったりします。 さて。今回はフットボールな話に戻りまして,鈴木さんが寄稿されたコラム(スポーツナビ)をもとに,ちょっと短めに書いていこう,…

空を見上げて(キャプテンのこと)。

まだ,僕の住所がW2,なんて郵便番号だった時のこと。 僕が活動していたのは,リヴァプール・ストリートからほど近くのエリアだったのですが,その日はどうしても,リヴァプール・ストリート方向に足を向けることができませんでした。どういうわけか,不思…

対名古屋戦(11−18A)。

相手から,「勝ち点2」を削り取った。 物理的な「勝ち点1」の意味は変わらないのですが,今節の「勝ち点1」は次につながる勝ち点になり得る,と思いますし,ファースト・チームの置かれた状況を考えるならば,この勝ち点1を次節へのステップ・ボードにし…

中途半端なフットボール・ビジネス。

そもそも,戦力設計を誤るからこういうことが続く,と。 端的に,そんな印象を持ちます。ドリコム時代からお越しの方ですと,何となく察しておられるかも知れませんが,こういう話ですと,極端に長くなります。申し訳ありませんが,お付き合い下さい。 指揮…

対福岡戦(11−17)。

現実主義的な対応を織り込んだ,昨季型のフットボール。 「勝ち点3」奪取へと結び付いたこのフットボールは,果たして指揮官が「狙って」ピッチへと描き出そうとしたものなのか。意図したものであるならば,戦術交代後のパッケージをなぜ早い段階で構築しよ…

距離感と機動性。

4−3−3ではなくて,4−4−2を持ち出した理由。 その理由は,「距離感」という言葉で説明されていたように思います。 トップとの距離感であり,中盤との距離感であり。確かに,静的なパッケージを眺める限りにおいては,距離感が修正されるような印象を持…

対清水戦(11−16)。

「浮き足立つな!」 そう,テクニカル・エリアからメッセージを打ち出すべき立場が,結果として浮き足立っては,クールを失ってはいなかったか。あの時間帯が,前掛かりにシフトしなければならない時間帯だったのか。ゲームそのもの,というよりも,「ゲーム…

Stanley Cup Final 2011.

暴れてはいかんだろう,というのは大前提としても。 暴れたくもなるような,短期決戦の戦い方であったことも確かですね。端的に書いてしまえば,「詰めが甘い」戦い方だったのですから。ただ,このことを逆側から見てみれば,よく踏みとどまったな,と思いま…

対広島戦(11−15A)。

ストリクト・マンマークと,ポジション循環と。 そう簡単に両立できる要素ではありません。となれば,現任指揮官はすこぶる「欧州的に」この試合を意識していたのではないか,と推理できます。勝ち点3を奪いに行って勝ち点0,というケースを回避し,「勝ち…

LE MANS 2011(LMP2版)。

なかなかいい仕事をしたのではないでしょうか。 とは言え,高島町が,ではありませんがね。 さて。きっちりと積み残してしまったLMP2クラスの話を,こちらのリリース(NISSAN MOTORSPORTS)をもとに書いていこう,と思います。 まずは,クラス優勝を飾っ…

LE MANS 2011(LMP1版)。

伝統あるレース,ですが,過酷なレースでもある。 そんな側面を,今季も見せていたように感じます。あくまでもガソリン・エンジンにこだわりながらル・マンへとファクトリーで乗り込んできたアストン・マーティンはごく序盤でその姿を消してしまうし,アウデ…

対大宮戦(11−14A)。

相手の「勝ち点2」を削り取った,という言い方もできるかも,ですが。 それよりも重要だったのは,リーグ戦での「足掛かり」,勝ち点3という足掛かりではなかったかな,と思います。その意味で,今節も自分たちのリズムではなくて,相手のリズムで戦う時間…

「旗頭」は幻影か。

フットボール・ネイションとの距離が縮まりつつある。 悪いことではない,と思っています。 プロフェッショナル・フットボーラーとしてのキャリアは,概してそれほど長くはない,と言わざるを得ないように思います(重大な例外が,札幌方面と三ツ沢方面に在…

テスト継続中(対チェコ戦・KCS2011)。

ギアの感触を見るには,少なくとも90分を使いたい。 4を基盤とするパッケージを加速に使うのか,それとも最初から使うべきなのか。その判断材料としても,3を基盤とするパッケージをできるだけ引っ張ってみる必要がある。ペルー戦では,コンディショニン…

対山形戦(1回戦第1戦)。

不思議な話,ではあるのですが。 戦術的な約束事が変化した今季にあっても,浦和というパッケージを機能させるために必要な要素,という部分では変わっていないのではないか。「継続」ではなくて,「変化」を選択したわけですが,実際には「継続」すべき部分…

青いワイルドナイツ。

まだ,違和感がありますね。 パナソニック(と言いますか,松下さんと言いますか。)からすれば,パナソニックを冠するからにはコーポレート・イメージにも使われている「青」で当然でしょう,と。そういうことであろうな,とは理解はできるのです。ラグビー…

やってみないと(対ペルー戦・KCS2011)。

やってみたから,現在位置が分かるわけですね。 どういう部分に課題があるのか。その課題は短時間で潰せるのか,それとも難しいか。44:59から45:00になるタイミングで消えるゲーム・クロック,その表示が再び動き出すタイミングでパッケージを変え…