2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ウェンブリーとブリティッシュ・ジョブ。

やっぱり,ロンドン・アイより問題だと思います。 そもそも,ロンドン・アイはまだ庇いようがあるわけですよ。 確か,テムズ川の上に大きな作業用台船を並べて,ゴンドラが付くホイールを完全に組み上げて,その後そのホイールを大型クレーンによって引き上…

対エクアドル戦(短信)。

本日も「もったいない」感じのするゲームでありました。 ホントは本戦を目前とする時期ですから,ファイナル・スコアだけに注目して結果を出したことだけを評価しようかな,とも感じてはいました。いましたが,しっかりとしたポテンシャルを持った選手たちが…

対FC東京戦(06−GL#1)。

まず,どういう形であるにせよ,先手が取れたことは大きな収穫だろうと思う。 カップ戦にあっては,「先制点奪取」が大きな意味を持つ。 特にアウェイ・ゴール制が今季から採用されているだけに,相手に先手を打たれるという事態は極力避けなければならない…

エア・チケットのことなど。

いつもならば反面教師扱いにすることが多い(アーカイブをご覧いただけば,納得いただけるかと。)杉山センセのコラム(gooスポーツ:NumberWeb)を読んでいて,珍しいことですが(と言っては失礼なのですが)同意したい部分がありまして。 日本からブラジル…

135年目の“TOP FLIGHT”。

ひさびさに“CLUB COLOURS”を引っ張り出して,クラブの歴史を見てみました。 第三者的な視線で見れば,ほぼ「特記事項なし」という言葉で括れるクラブかも知れません。 ですが,このクラブを追いかけてきたひとたちには,1926年シーズンの2部リーグへの…

進化と継承。

ちょっと屋号絡みの話からはじめますと。 アメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)第1戦,セブリング12時間耐久を制したのは,アウディR10でした。レーシング・フィールドにディーゼル・エンジンを真正面から持ち込むという非常に野心的なレーシング・…

対横浜戦(06−05A)。

リーグ戦のゲームでありながら,どこかでカップ戦のような要素を色濃くしていたゲームであったように思う。 厳しい守備応対を繰り返してくるだろう相手ディフェンス・ブロックに対してどのようにクラックを作り出すか,あるいは前線,ミッドフィールドの高い…

シックス・ネイションズ(最終版)。

どこか気紛れなようでいて,やはり微笑みかける相手は決めているのかな?という感じもする。 ただ,最初から決めているのかと言えば,そうでもない。いつ,誰に微笑みかけようと決めたのか,考えたところではじまらないような気もする。 「勝利の女神」が実…

狼煙。

プライドを取り戻すチャンスを得られるかも知れない。 歴史と伝統を誇るカップ戦,その決勝の舞台に立てるかも知れない,ということに対する期待感はかなり大きいのではないかな,と思います。 ひさびさに欧州ネタなど。と言っても相変わらずイングランドの…

Switch.

比喩的に,浦和の攻撃スタイルを表現するならば。 どれだけ速くトライデントをゴールマウスに突き刺すことができるか,というイメージになるかと思う。 ショートレンジ・パスを細かく繋ぐことでディフェンス・ラインに綻びを生じさせる,と言うよりも,スペ…

対C大阪戦(06−04)。

“ポジショニング・バランス”。 流動性を強く意識しているチームではそれほどの意味を持たないようにも感じるが,実際にはスムーズなポジション・チェンジを引き出すための大きな鍵を握っているのではないか,と思う。 後半開始直前のフォーメーション。 キッ…

日本市場の特殊性。

実はこの問題,「古くて新しい」種類のものだと感じています。 まだ携帯端末がウェブ・ブラウズ機能を搭載する前は,IDOからリリースされていたモトローラの端末が人気を呼んでいたり,ノキアのデザインが高い評価を得たりしていましたよね。 でも,Do…

対広島戦(06−03A)。

残念ながらゲームをしっかりとチェックできる状況にはありませんでしたので,今回は雑感として書きはじめますと。 ここ数季,攻撃面をコントロールしていたのはディフェンシブ・ハーフではなかったかなと感じます。 いわゆる“レジスタ”であります。裏返せば…

ラウンドロビン(WBCのことなど)。

フットボールの世界で,“ラウンドロビン”がどれほど恐ろしいものか実感させられているひとにとっては,今回のおはなしはごくフツーのことに感じるかも知れません。 どんなに有利に戦いを進めようとも,最後の詰めをしっかりと詰め切れなければ結果を出すこと…

バランスとオフ・バランス。

2004〜05シーズン,そして2005〜06シーズンにおいて“CHAMPIONS”の称号を戴く東芝府中ブレイブルーパス。 “スタンディング・ラグビー”という言葉で表現される彼らのラグビー・スタイルはFW,BKの高度なバランスから生み出されているように感…

C大阪対G大阪戦(06−#02)。

またまた旧聞に属する話でありますが,日曜日の午後の「大阪ダービー」など。 このゲームも前半と後半で大きくその印象を変えるものだったように感じます。 前半45分だけを取り出してみれば,プライドが真正面からぶつかり合う“ダービーマッチ”に相応しい…

シックス・ネイションズ(その3)。

いよいよ最終節を残すのみとなったRBSシックス・ネイションズ。 前回シックス・ネイションズを扱ったときにはイングランドが首位を走っていて,第3節,第4節と連続しているアウェイ・マッチをどう乗り切るかが鍵を握るのではないかと書いたわけですけど…

Possibility.

どのようにゲームをクローズさせるのか,という部分に意識が向きかける時間帯。 そんな時間帯に投入されたフレッシュな戦力は,チームを守備的な方向へシフトさせることでゲームを落ち着かせるという方向性ではなく,逆に攻撃面を大きく活性化させるべく積極…

対磐田戦(06−02)。

「戦術的なピクチャー」に対する共通認識は形成されつつあるように感じる。 とは言え,90分プラスというゲーム全体を通してチームがコレクティブな状況を維持されているとは言えない。確かにポジショニングは意識しているものの,全体が前掛かりになったと…

当然の帰結。

マーケティング,あるいはマーチャンダイズという側面から言えば。 誰もが知るフットボーラーを獲得し続け,話題を提供していけば市場を大きく拡大することができる,かも知れません。クラブ・マネージメント,特に入場料収入以外に関する財務面だけを考えれ…

欧州CL決勝トーナメント(1回戦)。

インテル−アヤックス・アムステルダム戦が3月14日に順延となっていますから,完全にベスト8が出揃った状況ではありませんが。 ひさびさに欧州ネタなどを軽く書いていこうかと思います。 安定した戦いぶりを1,2戦通して示していたのは,バイエルン・ミ…

ハイブリッド・フットボール。

タイトルに掲げたフレーズ,サッカーマガジンのライターさんが使った言葉であります。 2004シーズンにひとつのスタイルとして確立させた高い位置からの徹底的なプレッシングを主戦兵器として,後期優勝という一定の結果を残す。2005シーズンはプレッ…

設計図と基礎構造。

確かに設計図を描き出すのは“プロフェッショナル”です。 描き出された設計図がイメージと異なるようであるならば,実際に作られるものも思い描いたイメージとは違う可能性が高い。ならば,自分が持っているイメージをより明確に描き出してくれるだろうほかの…

大宮対千葉戦(06−#01)。

ちょっと旧聞に属しますが,日曜日の午後。 フットボール・フリークとしてフットボールを眺めてみようと,自然にTVを見ていたりするわけであります。・・・もちろん,時間的余裕(と少々の財力)があれば競技場へと足を運んで「威力偵察」をかけるわけであり…

トラブル・シュートとチューニング。

モータースポーツの世界では,“シェイクダウン・テスト”の段階で一定程度の負荷を掛け続けることで,マイナー・トラブルを出し尽くすというステップを踏んでいるようです。 それでも,実戦では往々にして「想定外」の部分からトラブルが発生します。グループ…

対G大阪戦(06−01A)。

ゲーム立ち上がりに先制点を奪取することで,主導権を早い段階でつかんだかのように感じたが,実際にはゲームを安定させることができなかったように思う。 ここ数季における浦和のストロング・ポイントは間違いなく,最前線からの積極的なチェイシングから相…

SIGNAL GREEN.

爆発的な瞬発力だけが重要な要素ではない。 ライバルを圧倒する強烈なパワーももちろん大きな要素だが,ドライバビリティが長丁場では重要な要素となる。 コースが完全に見渡せる時間帯ばかりではない。ヘッドライトが照射する範囲だけが頼りの時間帯もあれ…

対ボスニア戦(ドイツ遠征)。

1日遅れでもありますし,簡単にまとめておくことにしますと。 結論的なことを言えば,ファイナル・スコアに関係なく良いレッスンになったのではないかと感じます。ボスニアの攻撃はある意味,日本代表が強く意識しておくべき要素を多く含んでいるように感じ…