シックス・ネイションズ(最終版)。
どこか気紛れなようでいて,やはり微笑みかける相手は決めているのかな?という感じもする。
ただ,最初から決めているのかと言えば,そうでもない。いつ,誰に微笑みかけようと決めたのか,考えたところではじまらないような気もする。
「勝利の女神」が実際にいたとして,という話であります。
今回彼女は最初,トゥウィッケナム方面に足を向け,ちょっと考えた後にカーディフに向かったような感じがします。ということで,ちょっと時機に遅れてしまいましたが(いつものことですけどね。)RBSシックス・ネイションズ最終節の話など。
第4節終了時で非常に有利な立場に立っていたのが,フランスであります。いわゆる勝敗数ではアイルランドと並んでいたものの,総得点,総失点で大きなアドバンテージを築いていた。それゆえ,ミレニアム・スタジアムでの最終戦を落とさない限りはアイルランドが首位に立つのは難しいのではないか,と見ていました。
しかし,最終節というのは何があるかわからないものです。
前半,フランスはウェールズに対してリードを許し,トゥウィッケナムではアイルランドがホーム・イングランドをリードしていたわけです。このままゲームが流れていけば,ひょっとすれば・・・ということもあり得たわけです。
ですが,フランスは後半に入ると本来持っている実力を発揮し,ウェールズを1トライ差で退けます。アイルランドもイングランドに対して勝利を収めるわけですが,総得点,総失点でアイルランドを上回る形で「やはり」フランスが優勝。全体の戦いぶりを見れば,やはりフランスがチャンピオンというのは妥当な結果かな,という感じがします。