2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

DIG−T R。

直列3気筒・1500ccターボ。 排気量だけを取り出せば,今季からのフォーミュラ1,その技術規則に規定されている排気量と近いものがありますし,直列3気筒というレイアウトを考えると,市販車(特に,コンパクト・クラス)との共通性を感じさせるもの…

山田暢久選手現役引退によせて。

“インディアン・サマー”という言葉が似合わないフットボーラー。 インディアン・サマーは一般に,小春日和を意味する言葉です。この意味を取って,フットボーラーのキャリア後期,最後の輝きを放つ時期を指して,インディアン・サマーという表現をする,とい…

POTプレビュー(ラグビー・トップリーグ)。

今季から,トーナメント形式が大幅に変更されています。 昨季までは,1回戦総当たり制を採用していました。1回戦った相手と,もういちどリーグ戦を戦う,ということはありませんでした。対して今季は,もういちど同じ相手と戦う,その可能性があるわけです…

帝京大学対早稲田大学戦(第50回全国大学選手権・決勝戦)。

緻密なスカウティングによって戦い方を組み立てていたのは,早稲田ではないか。 早稲田が仕掛けた攻撃を見ていて,そんな印象を持ちました。接点からボールを引き出して,ボールを動かしはじめる。この展開から縦を,という局面である「タイミング」を狙って…

富山第一対星稜戦(第92回全国高校選手権・決勝戦)。

守備応対面を基盤に,戦い方を組み立てる。 基本的なゲーム・プランには,大きな変化はなかったと思います。思いますが,心理面が戦い方に微妙な影響を与えたように思います。相手の攻撃に対して守備応対面での安定性を徹底させる,という戦い方そのものが変…

「節目」の決勝戦(第50回全国大学選手権)。

日曜日の国立霞ヶ丘は,「節目」でありました。 選手権そのものにとっての節目,50回目であります。この節目に大きな目標がかかっていたのが決勝戦へと駒を進めてきた帝京,早稲田であります。帝京は選手権5連覇がかかっていて,早稲田は16回目の選手権…

東海大仰星対桐蔭学園戦(第93回全国高校ラグビー・決勝戦)。

相手は,自陣からでも積極的にボールを動かす。 のみならず,エリアを奪うためにキックを使うことをしない。 そんな対戦相手を,自分たちの戦い方へと嵌め込むためには,どのような守備応対が求められるか。明確に,戦術的な約束事を描き出していたのではな…

魅力的だった決勝戦(第93回全国高校ラグビー)。

パワーか,それともスピードか。 この決勝戦を扱ったニュース番組では,それぞれのチームの個性を表現する言葉として,こんな言葉が提示されていました。確かに,決勝戦へと駒を進めてきたチーム,その個性を示す言葉かな,と思います。けれど,決勝戦ではパ…

鈴鹿と箱根。

確かに,耐久選手権の1ラウンドではあるのです。 あるのですが,純然たる耐久レースか,と聞かれると,なかなか明確な答えが出せないようにも思うのです。結果的には耐久レースなのだけれど,ある局面を切り取るとスプリントとしての色彩がとても強い。スプ…

全日本実業団と箱根駅伝のことなど。

エースは,最長区間を走る。 各チームがエース級の選手を投入する区間と位置付けられるのは確かですから,なるほど,と思える話です。ではありますが,この常識に対して(ある意味で,ですけれど)挑戦をしてきたチームがいた。今季の駅伝は,チームとしての…