2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

対千葉戦(05−SF#1)。

残念ながら駒場に足を運べていないので,手短に。 第1戦を「90分ハーフの前半」と考えれば,最低線を言うならば2点ビハインドという状況をを90分プラスかけてひっくり返せばいいだけのこと。 1分という,あまりに早い時間帯に先制点を奪取されたのが…

Black and White, not Red all over.

ニュアンスを取れば,「結局のところ,赤ではなくて白黒(のクラブ)」という感じでしょうか。 いつものように,“ESPN Soccernet.com(英語)”からお借りしてきたタイトルであります。マイケル・オーウェン選手の移籍先は古巣であるリヴァプールではなく,最…

レトロ・モダン。

「現代建築」と,歴史的な建造物との共存,と言い換えてもいいかも。 確かに,大事に使っていきたい建物であっても「耐震性」という要素がある以上,老朽化(特に,構造面での強度不足)に伴う改築は不可避だろうとは思うのです。一方で,長くその形を留めて…

マーケット・クローズを前に。

クロージング・ベルが鳴らされる時間が迫ってきています。 と言っても,株式市場の話ではなくて国際移籍期間終了が迫りつつある“カルチョ・メルカート”のことです。で,個人的に気になるのは,やはり小野選手とオーウェン選手のことです。 まず,オーウェン…

対名古屋戦(05−21A)。

所用でフットボールとはあまり関係のない週末を過ごしていたために,遅れまくりです。 でありますれば,あまり詳細にゲーム内容を書いても・・・,ということもありますので,日頃あまりやらないゲーム・プレビューをかねて,思うところを徒然に書いていくこと…

エッシャーと日本橋。

2日ほど,お休みをいただきました。で,今回はフットボール以外のネタをば。 人間の視覚を巧みに利用した「だまし絵」で有名なマウリッツ・エッシャー。 エッシャーさん自身は,数学的な才能には恵まれてはいなかったと言っていたそうですが,緻密な計算な…

リスク・チャレンジ。

GTVのコメンタリーを担当されている佐野さん(チャレンジャーズ・チーム監督)が中継中に使われ,ワタシとしても印象に残ったフレーズです。 今回は,このフレーズをキーワードにして書いていこうかな,と思います。 ノンビリと中継を見ていたので,ゲー…

対神戸戦(05−20)。

ストロング・ポイントを引き出すフットボールが展開できずに,90分プラスが経過してしまった。 そんな印象を受ける。 相手の出足の鋭さが予想外だったのか。あるいは,チームのリズムを作る若きレジスタの姿がピッチ上にないことが,チームにボディブロー…

TOYOTA Premiership Challenge.

まず最初に。 当初は「同じフットボールだし,ま,いっか。」程度に考えていたのですが,両方の記事数が増えてしまったので,分けておかないと後で見づらいな,と。で,楕円球関係の話を独立させようと,カテゴリ新設しました。しばらくの間,工事が入りまし…

メモリアル・ゲーム。

思えば,不思議な偶然が昨季に続いてあるものだな,と思う。 何か,「偶然」を導くものがあるのかも知れない,と思うほどに。 2004シーズン,後期優勝にいよいよ手が届こうかというタイミング。そのタイミングと,リーグ戦では使用されることが少なくな…

ニューカッスル、来襲。

と言いましても,“マグパイズ(ニューカッスル・ユナイテッド)”のことではありません。 「楕円球」方面のプレミアシップに所属するチーム,“ニューカッスル・ファルコンズ”のことでありまして。 スポーツ・メディアの扱いはあまりに小さいのですが,マッチ…

はまりはじめたピース。

正直なところを言ってしまえば。 ゲームの流れを追い掛けるよりも,新しく“10”を背負った選手に見入ってしまっていた部分があります。 ショルダー・チャージなどの激しいボディ・コンタクトを受けても決してバランスを失うことなくボールを扱う。ボールを…

対FC東京戦(05−19)。

質的に,浦和の攻撃が変化してきている。 より正確に言えば,浦和が持っている攻撃面でのストロング・ポイントがその厚みを増し始めているように感じる。そして,その厚みは昨季獲り逃したものをつかみ取るために,重要な厚みになっていくように思う。 ヤマ…

The hardest stint.

モータースポーツでは,ピットアウトから次のピットアウトまでの時間を“スティント”と呼ぶ。 そして,20日から始まるリーグ戦,カップ戦を含めた5連戦をひとつのスティントとして捉えるならば,まさしく最も厳しいスティントのように思える。「真夏の祭典…

等倍の評価。

かなり時期を逸してしまった話題,ではあるのですけれど。 とは言っても,結構普遍的な内容であるようにも感じるし,ちょっと書いておこうと思います。 「人気」というものも,プロフェッショナルにとっては重要な要素だろう,とは思います。当然,個人に対…

対イラン戦。

まずは,しっかりと最終予選を首位で通過したこと。 何よりもまず,このことについて触れておくべきだろうと思う。 6連戦というハードな日程をこなしていた国内組を中心としているために,必ずしもコンディションが良好ではなく,またタイトルに対するモチ…

不思議な設計家。

カーサ・ブルータスを読み終わってみても,タイトルに掲げた印象は変わりませんでした。 むしろ,その印象はより強いものになっていったようにも思うのです。 9月号は特別号として,先ごろ亡くなられた日本を代表する建築家のひとりである,丹下健三さんの…

オールドファーム。

すっかり,中村俊輔はセルティックの中心選手としての立場を固めつつあるようです。 グラスゴー・セルティックへの移籍確定か,という時点でのエントリでは,正直なところ好意的なバイアスとともに希望的観測を「かなり」織り込みながら,中村がスコティッシ…

部分最適。

またまたフットボールとはまったく違う話などを。 前回,「20年目に思うこと。」と題したエントリを書いたわけですけど。その後,今回タイトルに掲げた言葉をその会社の人間がクチにするのを耳にして,「かなり問題は根深いかもな」と思った次第です。 な…

対清水戦(05−QF#2)。

まず,準決勝進出,という結果を出せたことが最大の収穫だと思う。 このことを前提として,“1−0”というファイナル・スコアについて。 このファイナル・スコアについては,指摘しておきたい部分がある。 ゴール・マウスが見えたら,パス・レシーバーを探す…

The Enemy Ahead.

フットボール自体の魅力,という点では,確かにリーグ戦に劣るのかも知れない。 相手のストロング・ポイントを徹底して消しにかかるのではなく,自らが持つストロング・ポイントをしっかりと前面に押し出し,主導権を持って戦うことを意識できるからかも知れ…

日航機事故から20年目に思うこと。

今回は,まったくフットボールとは違う話をちょっとだけ。 こどものころ,1回は空を飛ぶヒコーキに憧れを持ったことがあるのではないか,と思います。 多分,当時空の旅を経験していなかったからだと思うのですが,私は大きな旅客機というものには興味が持…

見えてきた「地元密着」。

今回はひさびさに“OFF THE FIELD”方面でとりとめない話など。 確か,もうそろそろチケット発売開始のインフォメーションがアップされるはず,と思ってひさびさにラグビー・トップリーグをチェックしてみました。 個人的には,利根川を挟んだ反対側に本拠地を…

Walk on Together.

また,ちょっと難しい話をしてみようかな,と。 古書籍の部類に入ってしまいますが,昔ロンドンで“CLUB COLOURS”という,イングランドのプロ・フットボールクラブ(現存しないクラブを含む)のユニフォームからクラブの歴史を紐解く,という本を…

隠された意図。

我らが代表指揮官は,結構な「策士」だったな,と。 確かに“コーチング・メソッド”を専門的に受講したわけでもなければ,クラブチームを率いてきたという実戦経験があるわけでもない。であるならば,長くトットナムで活躍し,イングランド代表チームにおいて…

中田、プレミア移籍実現か。

かねてから「プレミアシップへの移籍」はウワサにはなっていたように記憶してます。 ただ,そのウワサはウェスト・ロンドンのクラブであるスタンフォード・ブリッジとか,ノース・ロンドンの強豪,ハイブリーという話でしたよね。でありますれば,日刊スポー…

ポスト・シアラー!?

最初見たときには,「!?」という感じではありました。 確かに,今季のレアル・マドリーでは出場機会が圧倒的に減少するだろうし,ゲーム勘を失わないためにも,そして言うまでもなくイングランド代表の主力選手でもあり,パフォーマンスを高く維持しておく…

対韓国戦(東アジア選手権)。

選手権を通じて,高いレベルでのパフォーマンスを発揮したとは言い難い。 しかし最終戦において,国内組主体のチーム構成における一定のバランス点を見出したのではないか,と感じる。 セットプレーとは言え,後方からディフェンス・ラインを破るかのように…

キーンの言葉。

まるで関係ないところから話をはじめますが。 思いますに,「知性」というのにも2通りあるような。 ひとつは,基本書などから手に入れることのできる「理論的な知性」。もうひとつは,自らの経験が必然的に導き出す「経験的な知性」。同じ「知性」であるな…

Sorry, no reserved seat here.

たとえば瀟洒なレストランに行ったときとか,あるいは航空会社のカウンターだとか。 そんなケースで,タイトルに掲げたようなことを言われてしまうと,非常に困った事態になりますがね。フットボールの世界ではむしろ「予約席」がない方が普通であるように思…