対千葉戦(05−SF#1)。

残念ながら駒場に足を運べていないので,手短に。


 第1戦を「90分ハーフの前半」と考えれば,最低線を言うならば2点ビハインドという状況をを90分プラスかけてひっくり返せばいいだけのこと。


 1分という,あまりに早い時間帯に先制点を奪取されたのが,チームにネガティブな影響を与えてしまったのではないか。早い段階で狂ってしまったリズムを修正できずに,90分プラスを経過してしまったように思える。対して,相手はカウンター戦術を徹底していたのではないか。そして,彼らのゲーム・プランに結果的には乗せられたままに第1戦を終えてしまった,という印象がある。


 フットボールは時に,こういうゲームを生み出すことがあるような。


 ただ同時に,劣勢に立たされたところから逆転劇を演じた例も枚挙に暇がない,というのも確かなこと。
 1998〜99シーズンのマンチェスター・ユナイテッドバイエルン・ミュンヘンとの欧州カップ戦決勝戦,あるいは昨季の「イスタンブールの奇跡」と称されるリヴァプールとACミランとの欧州CL決勝戦などは最たる例でしょう。立場はある意味,マンUやレッズと同じ。かなり長いハーフタイムにはなりますが,どういう修正をかけ,リフレッシュした状態で臨海に乗り込めるか。


 勝負の帰趨を左右する時間帯は「これから」であり,カップ戦はだからこそ面白い,と思っています。