2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

対G大阪戦(08−33A)。

シーズン最終盤にして,テスト・セッションでありましょうか。 それにしては,フレームを大幅変更しているようです。フレームの根幹にまで変更を加えてしまえば,どのように変更の効果が出たのか,分かりづらくなると思うのですが,指揮官は分かったところで…

契約満了によせて。

いつかは,必ず訪れる日。 そう思っていても,実際に訪れてみると寂しいものです。特に今季は,「予感」を感じさせる状況ではありました。 今回は,浦和からのリリースをもとに,ちょっと徒然に書いてみることにします。 まず,岡野選手です。 浦和のフット…

硬派なケイマン。

ノッチバックならば,話は違ったのですけれどね。 ハッチバック・ボディであるがゆえに,運動特性に必ずしも直結しないミッドシップ・レイアウト。いささかもったいない,と思っておりました。ならば,「日常速度域で快適な」オープン・ボディをカジュアルに…

対清水戦(08−32)。

機能で設計されていないパッケージ。 いつもならば,1日ブランクを開けるところですが,その必要もないでしょう。 このポイントを持ち出すだけで足りるような印象です。清水戦であります。 さて。4−5−1と言いますか,4−2−3−1と言いますか。 「奇策」…

排気量アップ。

確か,911も同じ道筋でしたね。 と言っても,リアルタイムで理解できるのは930最終期以降,なのですけども。ポルシェシンクロ最終年,の930は免許適齢になる前の話で,CGTVを通じての知識でありました。感覚的に理解できるようになるのは,(も…

ふたたび、仮定論。

コンチネンタル・スタイルへ,という理解でしょうね。 ただ,「原点回帰」という印象もあります。 強化部門での責任者を,“Technical Director”と呼ぶのか,それとも“General Manager”と呼ぶのか,職域の違いは別として。GMで考えるならば,浦和に「原点」…

対カタール戦(アウェイ・最終予選)。

アウェイで「勝ち点3」。 最終予選で主導権を握っているオーストラリア,彼らとの距離を縮め,そしてプレッシャーを掛けていくためにも意味を持つ,と思います。 でありますが,アウェイで展開されたフットボールはどこか,落ち着くべきところを見つけたよ…

浦和対深谷戦(2008高校ラグビー埼玉県予選・決勝戦)。

距離を詰めてきた部分と,詰めきれない部分と。 そのどちらもが,フィールドに表現されていたように思います。 チーム・ビルディングの方向性から見れば,恐らくは相似形を描いているでしょう。そう感じるだけに,詰めきれなかった部分が明確に見えているよ…

エリア・マネージメント(2008高校ラグビー埼玉県予選・決勝)。

13点差。この点差を僅差と見るか,それとも大きな差と見るか。 どちらも当てはまるような気がします。 守備面を取り出すならば,僅差という表現がしっくりくるようにも思えるし,攻撃面を考えるならば,「近鉄花園」を現実的な射程に収めている強豪との厳…

深谷対慶應志木戦(第88回(2008)高校ラグビー埼玉県予選・準決勝)。

乗り越えることが本当に難しい,高く大きな壁。 深谷というチームを思い返すとき,決勝戦を表現するのにこんなフレーズを使いたくなります。 かつては,熊谷工に。最近では,正智深谷(埼工大附属深谷)が。 その壁を突き破り,近鉄花園へと踏み出したのが,…

浦和対早大本庄戦(第88回(2008)高校ラグビー埼玉県予選・準決勝)。

総合力で,トーナメントを着実に進んできた。 必ずしも,圧倒的な攻撃力を持っているわけではありません。今季のトーナメント,そのファイナル・スコアを眺めてみても,攻撃力を前面に押し出したゲーム・プランは組み立ててはいません。 それだけに,トーナ…

対シリア戦(KCC2008)。

確かに,テストですけれども。 「試しすぎてませんか?」と,思ったりもします。 積極的に崩すべき要素と,崩してはいけない要素と。その2つの要素が混在してしまっている,というのが共通してしまっているように思います。 ということで,シリア戦です。 …

フィンケをめぐる仮定論。

あくまでも,仮定論。 仮定論ですが,なかなかに面白い材料ではないかな,と思います。 どちらかと言えば,“マーケティング”方向でのメリットばかりが意識されているのではないか,と思っていたバイエルン・ミュンヘンとの関係ですが,“On the Pitch”方向で…

2008高校ラグビー埼玉県予選(準決勝その0)。

端的に。楽しみな決勝戦となりました。 と言いますか,浦和と深谷を気にしていたひとには,いままで扱ってこないで申し訳ありませんでした。期待の裏返し,と言いますか。群雄割拠を期待しているのは確かだけれど,同時にAシード勢が壊滅するなどとは思って…

対札幌戦(08−31A)。

どこかで見たようなパッケージ。 高円宮杯で,ユースが主戦としていたパッケージであります。 ただし。中盤の構成が微妙に違う。ユースだと,CBとアンカーでトライアングルをつくる,つまりは中盤が1−2という形になりますが,トップですとCBとディフェ…

優先順位とカップ戦の魅力と。

結論から先に書けば。 「無理筋」ですね。 クラブにとって,優先順位が明確な時期です。 降格を回避しなければならないクラブ,あるいはリーグ制覇を狙うクラブ。彼らにとっての優先順位は,「リーグ戦」に置かれる。当然です。そんな時期に,戦力を分散させ…

慶應志木対正智深谷戦(2008高校ラグビー埼玉県予選・準々決勝)。

後半に,このゲームのエッセンスが凝縮されたように思います。 正智深谷の持つポテンシャルは,恐らく後半でも表現されきってはいない。そんな正智深谷の猛攻にさらされながらも,慶應志木は集中したディフェンスを展開する。 戦術からこのゲームを見るより…

熊谷工対早大本庄戦(2008高校ラグビー埼玉県予選・準々決勝)。

仕掛けて,駒を進める。 確かに,あるべき姿です。 このカップ戦はあくまでも「通過点」でしかなく,その先にあるトーナメントは仕掛けていかないと乗り越えられない壁が用意されてもいます。 ただ,勝ち抜いていかなければ「その先」もない。勝ち進むことで…

悪しきポジション・フットボール(天皇杯4回戦)。

カップ戦は勝つか,負けるか。 ならば,最優先に置かれるべきは「結果」。 確かにその通りですが,結果を引き出すためのアプローチをしっかりと準備していたでしょうか。 天皇杯4回戦であります。通常ならば対戦相手をタイトルに掲げるところですが,そんな…

群雄割拠へのステップ(2008高校ラグビー埼玉県予選)。

“Great Upset”という言葉は使うべきではないでしょう。 同じ高校チームです。敢えて乱暴なことを言えば,歴史が違うだけ。 3年を経過すれば,どんな最強チームだって強制的に組み替えられてしまいます。程度問題ではあるとしても,「波」を生じるのは間違い…

眩しかったバルコニー(ナビスコ決勝戦によせて)。

初戴冠,という事実が持つ眩しさかも知れません。 羨ましいという想いよりも,どこか眩しかった。そして,その眩しさは伝統ある競技場,そのバルコニーの印象を変えていたようにも思います。 天皇杯にしても,ヤマザキナビスコ・カップにしても。決勝戦を戦…