2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

対新潟戦(08−03)。

「奇策」と言えば,確かに「奇策」です。 ですが,「縦」を強く意識しながらパッケージを組み立てようと思えば,実際にはかなり論理的なアイディアではないか,と感じます。 新潟戦であります。 機能性,という部分ではまだ熟成途上の印象が強く残ります。こ…

いつかどこかで。

決して,間違ったことを言っているとは思わないけれど。 その言葉を持ち出すべきタイミングなのか,という疑問はありますね。 同じ疑問を,違う競技(実際には,アソシエーション・フットボールから派生した競技ではありますが。)で目にしたな,と。ラグビ…

対アンゴラ戦(U23・国際親善試合)。

ゲーム・マネージメントは継続的な課題,でしょうか。 ただ,テスト・セッションでファイナル・スコアを必要以上に問題視する必要性もないかな,とも思います。むしろ,相変わらず粗削りではあるけれど,“ムービング・フットボール”の香りが強く残っているこ…

対バーレーン戦(アジア3次予選・アウェイ)。

4から3への転換。 前任指揮官時代から熟成を重ねてきたパッケージを使わず,敢えて3を持ち出す。持ち出すならばそれだけの理由があるのでしょうが,このゲームに関しては意図が空転しているような印象が強いですね。 ちょっと短めに,バーレーン戦であり…

ブラックキャブ、なイエローキャブ。

確かに“エレガント”ではないかも知れません。 シボレーならばカプリスだったり,フォードで考えるならばクラウン・ビクトリア。カプリスやクラウン・ビックスのシルエットが,町の風景として溶け込んでいるし,セダン・ボディゆえのエレガントさを持っている…

Released・・・!!

最近では,中野田でお見かけしましたですな。 もちろん,直接見かけたわけではありませんで。なぜか,中継画面をそのまま映し出している(としか考えられない),LEDディスプレイでお見かけしたのですがね。 確かに,ちょっと顔付きがスリムにはなった(…

対京都戦(グループリーグ第2節)。

再構築段階,であります。 攻撃面では,ある程度方向性が見えてきている。 ただ,どのようにして「攻撃の端緒」をつかむか,という部分で戦術的な整理がまだ徹底されてはいない。 「勝ち点2」を失い,そして「勝ち点3」を奪取できなかったことでチームにポ…

対神戸戦(グループリーグ第1節)。

ストロング・ポイント再構築への可能性と,ウィーク・ポイントと。 その双方がピッチに表われていたような印象があります。 可能性をどこまで高めていけるのか。 チームに求められていることは,シンプルだと思います。 ヤマザキナビスコ・カップ,予選リー…

テスト・セッション、なカップ戦。

結果として,そうなる可能性は高いでしょうね。 ただ,かなり意味のあるテスト・セッションであることは言うまでもないと思います。 しかも,グループリーグ初戦は代表勢が欠けている。「個」に過度の依存をすることなく,同時に「個」の持っているパフォー…

足らざるものと。

4−4−2フラット。 第2節,ドラガン・ストイコビッチが名古屋で表現したフットボールは,4−4−2フラットを戦術的な基盤とするものでした。アーセン時代の機能主義的なフットボールを彷彿させる,それでいて流動性という要素にはイビツァ・オシムのエッセ…

48年目の戴冠(ラグビー日本選手権)。

相手に主導権を握られる前に,自分たちから仕掛けていく。 そんな姿勢が,見られました。 それでも,理由なき不安感がなかなか拭えなかったのは確かです。 前半終了を告げるホーンが響いたときには,得点差は6。1トライ1コンバージョンで逆転可能な,「射…

対名古屋戦(08−02)。

ハーフタイムを終えて,フォースが掲げたLEDディスプレイには“9”が。 ハーフタイムに,浦和サイドのダッグアウト前でアップの強度を上げていたのは,永井選手でした。この戦術交代によって,少しだけチームの方向性が見えてきた,と言いますか,本来持っ…

迷いとズレと。

かなり時間帯限定で,チームが取り戻すべき方向性が見えたこともありましたが。 少なくとも,前半は前節の問題点をキャリーしていました。単純にキャリーしていたわけではなく,守備面にまで悪影響を与えていたかも知れません。 仕掛けがしっかりと組み立て…

再び、雌雄を(第45回ラグビー日本選手権)。

マイクロソフト・カップ決勝戦と,まったく同じカード。 実力関係を思えば,ある意味当然かも知れません。いよいよ,決勝戦を残すのみ,となったラグビー日本選手権であります。 決勝へと駆け上がってきたのは,三洋電機ワイルドナイツと,サントリー・サン…

1098F08。

さすがに強いですな。 2008シーズンから新たにマシンを投入しているのですが,マイナー・トラブルの気配もない。ただ,「眼下の敵」であるスズキを,少なからず意識しているようでもあります。車両規定の問題を,意識せざるを得ないからでしょうか。 ま…

プレミア勢と欧州カップ戦。

隔世の感,とはまさにこのこと。 このことなのですが。 まだ,QFに残っているだけのこと。このことをもって,「独り勝ち」というのもどうかな,と。 いよいよ,ビッグイヤーが射程に収まってきた段階にあっても,イングランド勢が複数残っていたならば,本…

100年ぶりの波乱(FAカップ)。

100年前は,“マグパイズ”が「最後の砦」だったそうであります。 思えば,今季は「怪しい雲行き」ではありましたね。 プレミアシップ勢が参戦してくる3回戦,この段階でも下部リーグを主戦場としているクラブが予想以上の善戦をしているな,という印象が…

対横浜FM戦(08−01A)。

表面的には,フレーム・ワークの変更はなさそうです。 実質的なシステムは,07スペック同様に3−5−2。 ・・・ちょっと屋号的に,レーシング・バイクのような言い方をします。ですが,07スペックと同じバランスを持ったフレームというわけではありません。…

淡泊な仕掛け。

スロー・スタートは「伝統」とも表現すべきもの,かも知れませんが。 また,開幕戦から100%を望むべきではないのですが。 ちょっと,「チームとして」表現すべき攻撃が淡泊に過ぎたかな,と感じます。 浦和の攻撃を機能させてきたのは,縦方向の流動性で…

東芝ブレイブルーパス対早稲田大学戦(ラグビー日本選手権2回戦)。

第1試合が終了するのが,およそ13:40前後。 トップリーグですと,観客席に大幅な入れ替えがあったりするのですが,この日の秩父宮はそれほどの動きがなかったですね。それだけ,「第2試合」を狙って第1試合から秩父宮を訪れているひとが多かった,と…

近鉄ライナーズ対トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦(日本選手権2回戦)。

表面的には,いい試合のように映るかも知れません。 確かに,攻撃面では「らしさ」を存分に表現できたゲームという評価が成立するでしょう。しかし,守備面では不安定さを見せていたとも言えるはずです。特に,ヴェルブリッツは不必要にゲームを難しくしてし…

対抗戦とリーグ戦の統合について。

端的に言えば,「やっとテーブルに着く気になったか。」であります。 ラグビー日本選手権で,大学チームが実業団チームの後塵を拝しはじめた。のみならず,ラグビー日本選手権の形態が大きく変わった。「実力差」が確実に開きつつあることを示しているはずで…

家本問題。

ゲームを,適切なタイミングに毅然としてコントロールする。 しかし同時に,「必要以上」のコントロールをする必要もありません。試合を適切なタイミングに,毅然としてコントロールするための前提となるのは「ぶれない基準」であり,冷静さでありましょう。…

霞ヶ丘、のおとなりへ(ラグビー日本選手権2回戦・前書き)。

想定よりも,はるかに風は強くて。 LEDディスプレイ上に掲揚されているフラッグは,ハッキリとそのデザインが視認できるほどにはためいていました。 神宮球場方向から,伊藤忠方向へ吹き抜ける風。その風に乗って,霞ヶ丘方向からのチャントが耳に入る。…