BIKE

C−01。

古典的な雰囲気と,現代的な雰囲気と。 また,UK的な雰囲気,たとえばカフェが持っていた雰囲気を感じる部分もある反面で,US的な雰囲気,たとえばプロストック・マシンが持っている雰囲気を感じさせる要素もある。でも,開発拠点はドイツに置かれている…

V8エンジンと不等間隔爆発。

アメ車を表現するときの「デロデロ」。 欧州メーカのクルマでも,レクサス(ご先祖さまであるセルシオを含めて,でありますが。)でも感じ取ることができますよ,と言ったらどうでしょう。このデロデロ,実はバイクで鍵を握る要素であったりするわけです。今…

FIM・WEC第2戦(鈴鹿8耐)。

12時間でもなく24時間でもなく,8時間という時間枠。 この8時間という時間枠が,鈴鹿8耐を特徴付ける大きな要素になっているのではないかな,と思うのです。耐久レース,という正式名称を持ってはいるけれど,実際にはスプリント的な色彩が強い。その…

Team KAGAYAMA。

トルネード・カラーでもなく,ブルーを基調とするスズキ・カラーでもなく。 かつて在籍していたクレセント・スズキのカラーをどこかにイメージさせる,そんなカラー・スキームのGSX−Rです。加賀山選手は今季,自身のチームで鈴鹿8耐を戦うとのことで,…

スズキ、2015シーズンからMotoGP復帰へ。

楽しみなリリース,であります。 今回はフットボールを離れまして,スズキからのリリースをもとにレーシングな話を書いていこう,と思います。 さて。スズキからのリリースを(書いていない部分を勝手に補足しつつ)要約しますと。 2015年シーズンからの…

2013型GSX−R(WSB)。

ライダーズで14位,コンストラクターズで最下位。 このポジションからどこまで浮上できるか,どれだけ高い位置を取れるか,が今季の課題でありましょう。 今回はフットボールを離れて,ひさびさにバイク・レーシングな話をスズキ・レーシングのプレス・リ…

YARTはYRT!?(WEC第3戦・鈴鹿8耐)

エントリー・リストにクレジットされているのは,確かに“YART”です。 2001シーズンからFIM世界耐久選手権を戦う,グラーツの程近くにファクトリーを構えているレース屋であります。この段階で,チェックが止まってしまったのですね。R1を鈴鹿へ…

WEC第3戦。

6月の土曜日,のお話ではありません。 6月の土曜日は,スポーツ・プロトタイプで戦われるレースで,その時間は24時間です。こちらの第3戦は7月最終週の週末,鈴鹿で戦われるレースであります。となれば持ち込まれるレーシング・マシンはスポーツ・プロ…

BMWになるアウディ(ドゥカティ買収)。

数年前までだと,「になる」と言い切るのはおかしかったでしょう。 しかしながら,SUVなどの展開などを見ていて,「なる気」があるように感じられました。真っ向勝負を挑む気だ,と。そして今回,その印象はさらに強くなったように思うのです。 今回は,…

ワイド&ローなソフテイル。

スロットルの反応が鈍いのは。 そんなことを考えていたわけですから,もともとは守備範囲外だったわけです。 と言っても,「食わず嫌い」であったことは確かです。イメージで,ちょっと苦手だな,と思っていたわけですね。要は,「飛ばしてナンボ」のバイク…

ヨシムラとクレセント・スズキ。

主戦場に,チャレンジできる舞台を選ぶ。 以前から,そんな姿勢が見えていたな,と思います。 もともと,X−フォーミュラへ“ハヤブサ”を持ち込もう,という決定をしたときも“チャレンジ”という言葉が鍵になっていたようです。改造範囲が限定されているSBK…

トップ10フィニッシュを決めたドゥカティ(鈴鹿8耐・2011)。

ドゥカティに,マニュファクチャラーズ・ポイントをもたらしたプライベティア。 今季の耐久選手権についてのページ(FIMオフィシャル・英語)を見れば,このような表現は大げさでも何でもない,と理解してもらえるはずです。 さて。今回は再び鈴鹿8耐の…

ちょっとだけ転換点かも、の鈴鹿8耐。

真正面から,欧州メーカが勝負を挑むシーズン。 2011シーズンを表現するならば,このような表現ができるかも知れない,と思います。 再び鈴鹿8耐について書いていこう,と思いますが,今回はちょっと視点を変えてみよう,と思います。鈴鹿8耐の正式名…

鈴鹿8耐(2011・速報版)。

7月最終週に組まれる,耐久レース。 鈴鹿8耐,であります。 突っ込んだことは追って書いていこう,と思いますが,やはりTSR(プライベティアではありますが,パッケージを冷静に考えるならば,実質的なホンダ・ファクトリー,あるいはホンダのサテライ…

JSB初戦に復帰参戦。

昨季終了をもって,卒業だと。 個人的には,「もったいない」という言葉以外が思い付きませんでした。 ホンダ,というメイクスに思い入れを持っているわけではありませんが,WGPなどでの活躍はしっかりと知っていました。また,長きにわたって第一線を維…

WGP参戦50周年。

確か,昨季まではフィアット・カラーでした。 であれば,ヤマハらしさはあまり見当たらないのか,と思われがちですが,実際にはYZF−M1,そのナックル・ガード下部に“ストロボ・グラフィック”を見つけることができます。このストロボ・グラフィック,ヤ…

FLHを再発見する。

免許適齢になるかならないか,という時期を思うと。 「知ってはいたけれど,興味なし」だったな,と思います。V型2気筒というエンジン・レイアウトを採用しているのであれば,ヨーロッパなバイクに興味があったし,もっと言ってしまえば,ヨーロッパなバイ…

ホンダ、2011シーズンへの体制発表。

さすがに,分厚い体制だな,と感じます。 たとえば,motoGPクラスのチーム体制を見ると,ファクトリー・チームであるレプソル・ホンダがドゥカティ・ワークスから移籍加入したケーシー・ストーナーを新たに加えて体制を増強,サテライト・チームに関し…

2011MY的ZX−10R。

個性的なフロント・フェイスであります。 ありますが。「個性的」,という意味では継続性を確かに感じるのですけど,デザイン要素を冷静に眺めてみると,かなりモデルごとの独自性が際立ちます。局面,あるいは曲線を多用するモデルをリリースすると,逆に直…

W800。

空冷ヴァーティカル・ツインなカワサキ。 国内市場にはW650,あるいはW400としてカタログに登載されていた車種であります。空冷インライン4を搭載するゼファー・シリーズ(個人的には,“ザッパー”の血統にあるエンジンを搭載する,750が好みであ…

GSX−Rにブレンボ。

いままで使っていなかったのが,不思議でもあります。 今回はフットボールを離れまして,ひさびさにバイクな話をサイドリバーさんのニュース記事をもとに,ちょっとだけ書いていこうと思います。 このニュース記事を読んでみますと,ブレンボはGSX−R60…

スパータン。

小型軽量,高出力なエンジンに,シーケンシャル・ミッションに。 確かに,レーシング・マシンと言いますか,サーキットを意識したスポーツ・カーには絶好なパワートレインであり,ミッションであります。クルマの物理特性を考えるならば(つまりは,重心位置…

Logomania.

クルマにしても,バイクにしても。 必ずしも,自分がいいと思う色と,メーカが用意している色とが一致するとは限りません。確かに,カタログに大きく扱われている色はメーカがイメージ・カラーとして位置付けるだけあって,似合っているな,という印象を持ち…

オトナになったV4。

違和感がないか,と言われれば,なかなか否定は難しいですね。 もちろん,最初期モデルを思えばツアラーへ軸足を移す,というのは「正常進化」とも言えるような気はします。しますが,プロアームが採用されたあたりの印象が最も強烈なためか,ツアラー,と言…

気になりはじめたハーレー。

「“ファット・ボーイ”はなかなかにいいぜ。」 そんなことを,最初に友人から聞いたときも,ピンとこなかったのが正直なところです。 同じVツインを採用しているバイクならば,どう見てもドゥカティの方が趣味だな,と。いまでこそ純然たる文科系であります…

SR、帰還へ。

スポーツ・メディアさんはなかなかに賑やかですけど。 ピッチを観察することよりも,「誰か」にぶら下がるのがお好きならば,霞ヶ関だったり永田町あたりを仕事場にされた方がいい,と思うのですけどね。クラブに関すること,ファン・サポータに伝えるべきこ…

鈴鹿8耐(2009・再掲)。

レース屋同士の争い,ではあるけれど。 “ファクトリー”が持つ凄みを,どこかに感じます。公式練習にしても,計時予選にしても。それでも,「論理的に」決勝の結果が導かれるわけではない,と。 これだからレースは「怖い」,と,思うひともおられるでしょう…

B-King.

ともすれば,「誰か」が考えたかも知れないこと。 その「誰か」が,スズキ社内にいた,と。そして,プロトタイプ(コンセプト)段階では,さらに過激なスペックが用意されてもいた。 “スーパーチャージド”です。さすがに,プロダクション・モデルではスーパ…

WSBKの血統、なストリートファイター。

たとえば,油冷時代のGSX−R。 カウルに隠されたエンジンは,なかなかの逸品でした。冷却性能を確保するために,狭いピッチで刻まれたフィンが,結果として格好良さをもたらしてくれたのです。 ・・・という視点でカウルを外すのではなくて,軽量化を施す…

YZF−R1、ついに国内仕様。

実際に読めましたですね,ヤマハさんからのリリース。 最初のきっかけは,いつもは買わない専門誌でした。そこに,「国内仕様」を感じさせる表現があり,ちょっとした期待を持ったのでした。そしてここでもR1についてのエントリを書きましたが,パワー・デ…