2013型GSX−R(WSB)。

ライダーズで14位,コンストラクターズで最下位。


 このポジションからどこまで浮上できるか,どれだけ高い位置を取れるか,が今季の課題でありましょう。



 今回はフットボールを離れて,ひさびさにバイク・レーシングな話をスズキ・レーシングのプレス・リリース(英語)をもとにちょっと書いていこう,と思います。


 さて。WSBでありますが,欧州勢が存在感を強めております。


 特に個人的に気になるのが,昨季コンストラクターズ・ランキング2位となったBMWであります。彼らは,国産勢に真正面から勝負を挑むようなマシンを持ち込んでいます。ツインスパー・フレームに直列4気筒エンジンを搭載したレーシング・マシンでWSBを戦っているわけです。


 真正面から,国産勢を打ち破ってきた、と言っても決してアンフェアではない,と思うわけです。


 欧州勢が本気になってWSBを戦ってきているわけですから,ちょっとでもチームのギアが狂いを生じると厳しい戦いを強いられる。昨季のスズキはそんな状態だったかも知れません。今季のクレセントも,ヨシムラがエンジン(と,エグゾースト)を担当して,車体を実戦部隊であるクレセントが担当するという形のようです。チームはすでにフィリップ・アイランドでテストを開始,2月18日からはWSBKの公式テスト・セッションが用意されている,とのことです。ライバルとの距離を実測することも重要ですし,自分たちのマシンがどこまで煮詰められているかを見極めることも重要です。いずれにしても,シーズンをいい形で迎えるためにも,充実したテストを,と思うところです。