2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Strike Back (2008 Stanley Cup Finals).

反撃開始,となるでしょうか。 ですが,本格的に反撃したことにはまだならないようにも感じます。リズムを決定的に掌握し,相手にプレッシャーを掛け与えられてはじめて,「反撃」が効果を持つとすれば,もうちょっと,ということにはなるでしょう。反撃と言…

短編映画のようなCM。

中野田のディスプレイにも,映し出されていました。 確か,はじまりはドレッシング・ルームであります。新加入選手なのでしょうか,その彼がドレッシング・ルームへと足を踏み入れると,そこにはガンナーズのキット・マネージャーがいる。彼はそのニューカマ…

対パラグアイ戦(キリンカップ2008)。

4と言うよりは,“3.5”でありましょう。 同じアウトサイドでも,左右で位置付けが違うように見えます。 左は攻撃面にウェイトを振り向け,かなり高い位置でのダブル・アウトサイドを意識したポジショニングだったように見えます。対して,右は守備面を意…

対名古屋戦(グループリーグ第4節)。

「勝ち点3」を奪取することが求められる試合だったことは確かなこと。 ですが,「勝ち点」を奪取することだけを意識した,現実主義的なチーム・ビルディングを徹底することの揺り戻し,のような試合にも思えるのです。 グループリーグ第4節であります。 あ…

未知を吹き飛ばす加速力を。

つい先頃までは,“Unknown”ではなく“To Be Nominated”だったわけですが。 クアラルンプールでのカップタイ・ドローで,ノックアウト・ステージ初戦の相手はクウェートのアル・カドシャに決定しました。中東勢,であります。 なれば,未知なのは対戦相手では…

本戦仕様か、予選仕様に徹底するか。

徹底したリアリストが,不思議と掲げてみせた理想。 掲げた理想は,恐らく“フットボール・ネイションズ”に互角の勝負を挑むためには必要不可欠な要素となるでしょう。本戦仕様の基盤,と言えるかも知れません。 前任指揮官が徹底してきたスタイルは,その掲…

To the Finals (Conference Finals #3).

“Check”をコールしながら,ちょっと足踏み。 でも,最終的には主導権を早い段階で掌握したチームが,順当にスタンレーカップ・ファイナルズへと駒を進める。 やっと,高みを現実的な射程に収められる距離へと進んできた。そんな印象です。 ということで,フ…

From Russia with Triumph(欧州カップ戦).

バークレイズ・プレミアシップで鎬を削ってきている相手。 スカウティングにしても,リーガ・エスパニョーラやセリエAに対するスカウティングとは比較にならない緻密さを持たせられる関係です。 となれば,難しい決勝戦となるのはある程度想定できるところ…

着地点。

「前例を考えずに」とは,1000万円という枠を意識はしないという意味でしょう。 問題の発端がどこにあったか,はG大阪サイドでクリアすべき話でしょう。決して看過して良いことではありません。 対して,スタジアムで発生した事案に関しては,主管クラ…

主管クラブとして、理想を守るための覚悟を。

理想として掲げ続けねばならぬ部分と,その理想を守るための覚悟。 今回発生した問題は,理想を守るための厳しい現実にも相応のウェイトを掛けなければならない,ということを(本当に残念なことですが)示してしまったように思います。 積極的に触れたい話…

対G大阪戦(08−13)。

戦力的な部分と,戦術的な部分で「足らざるもの」がやはりある。 浦和は,“カウンター・アタック”を主戦兵器としてきた時期が長いのですが,緩やかに,でも確実に仕掛けの形がカウンターからポゼッションを背景とする仕掛けへと変化を見せてきているように受…

Check (Conference Finals #2).

不思議な一致を見せております。 初戦を奪取すると,立て続けに3ゲームに勝利を挙げる。 チェスの表現を借りるならば,“check”です。 ただ,ここからが難しいような気もします。 ということで,今回はフットボールではなくてアイスホッケーの話。 NHLの…

ルーテメラーさんの短期講座。

かなり,意味のある時間になるでしょうね。 知識としてのチーム・ハンドリングではなくて,実際の経験に裏打ちされたチーム・ハンドリングであったり,戦術的な感覚を吸収するために。 となりの芝から,軸足を再び“ホーム・ポジション”に戻しまして,今回は…

飛田給のピッチ問題など。

基本的には,「となりの芝(ピッチ)」なんですけどね。 青くないよ,という話です。 今回は,東京が荒れすぎピッチ味スタから移転検討(nikkansports.com)という記事をもとに。 ピッチ・コンディションとなりますと,駒場の話をここで扱ったことがあるので…

Title for United.

最終節で,すべてが決まる。 基本的に,リーグ戦の最終節は同時刻開催が貫かれていますが,今季ほど同時刻開催であることの意味が明確であった時は,そうないでしょうね。 自分たちが全力を尽くして,「勝ち点3」を奪う努力を続けていかないと,リーグ・テ…

対川崎戦(08−12A)。

かつての姿とは大きく違う。そうかも知れません。 かつての姿を具体的に持ち出すならば,駒場でのゲームでありましょうか。 お互いが,守備的な安定性よりも攻撃面を前面に押し出して90分プラスを戦う。ひとつのゲームとして見れば,そしてアウトサイドか…

Conference Finals.

というよりは,“Semi-Finals”が正確では?と思ってしまいますね。 レギュラー・シーズンはしっかりとリーグ戦を戦うのですが,このリーグ戦ですべてが決するわけではありません。であるならば,リーグ戦で首位を奪う必要性は必ずしもないのです。少なくとも…

対千葉戦(08−11)。

ある意味,最もハンドリングが難しい時期でしょう。 本格的な熟成段階と言うには,戻ってきていない戦力が多い。多いのみならず,1節を終了するたびに戦線離脱を余儀なくされる選手が出てしまう。 戦力的な基盤を確定させて熟成させる,というアプローチは…

対神戸戦(08−10A)。

確かに,難しい時間帯だったかも知れません。 65分という時間に仕掛けた戦術交代は,「仕掛けを強めていく」というメッセージであるはずです。先制点を奪取したのは,この戦術交代から約5分後のことです。 ピッチへのメッセージが,具体的な結果として表…

UEFAカップ準決勝のことなど。

すごく,対照的なゲームでした。 少なくとも,第1戦は準決勝らしい緊張感に支配されているように受け取れました。その流れが第2戦にも引き継がれるのではないか,と思ったのですが,流れを引き継いだのはひとつのカードだけでした。 欧州カップ戦に続き,…

Last Ticket to Moscow(欧州カップ戦).

複雑な感情を持っていたひとも多いのではないかな,と。 理性で言えば,あるいはフットボール・フリークとして冷静に見れば,イングランド勢が決勝戦への指定席切符を独占したのは誇らしく感じるかも知れません。しかし,最初にモスクワ行きのチケットを奪い…