2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

目指せ、ハンマーズ。

いつだったか,「エル・ゴラッソ」紙で面白いコラムを目にしました。 「東京書簡」の番外編です。 基本的にはFC東京を追いかけているライター・後藤さんと東京ヴェルディを追いかけるライターである海江田さんがパス交換をしているコラム・セクションなの…

川崎対鹿島戦(天皇杯準決勝・短信)。

恐らくは,“エア・ポケット”のような時間帯。 そんな時間帯が発生しないように,慎重にバランスを取りながら仕掛けを組み立てていたようには感じている。ただ実際には,縦へシンプルに繰り出されるロングレンジ・パスに対する対処という部分で後手を踏む。 …

「4」とオジェックのクセと。

思わず,杉下警部のような反応をしてしまいました。 「はいぃ!?」 にしんさんってば,おひとの悪い。もう,ビックリですがな。 梅崎選手の話なのに,なんで4の話なんぞをはじめたかと言えば。 シーズン序盤に国立霞ヶ丘で見た,柏戦の印象が強いのであり…

梅崎選手獲得から思う2008スペック。

どういう2008スペックになるのでしょうか。 2004スペック(後期型)と,2005スペックを掛け合わせたような形になるかも知れません。 また,基盤となるフレームも3バックから4バックへと移行していくかも知れません。4を主戦パッケージとして…

1回戦プレビュー(第87回全国高校ラグビー)。

「シードの壁」は今季もあるのでしょうが,崩せないものでは決してない,と思います。 シードを崩せるチームも複数いる,のではないでしょうか。と言いますか,出てきてほしいと思いますね。 開幕を控えた,高校ラグビーであります。1〜3回戦のトーナメン…

ラグビー大学選手権(2007〜08・#2)。

対抗戦がトーナメントになってしまったような感じもありますね。 関西勢で唯一,トーナメントに残っていた京都産業大学も年を越せませんでしたし,QFの段階で対抗戦Aグループを戦う大学同士の対戦が実現するなど,東高西低どころか対抗戦による大学選手権…

シークエンスを断ち切る意識。

シークエンス。「順序」という意味よりも,「連続性」と取るべきでしょうか。 ラグビー・フットボールにおいても,仕掛けの連続性というのは大きな要素になっています。 ベースとなるのは,縦へのスピード。そして,パス・スピードと正確性。素速いパス・ワ…

ラグビー大学選手権(2007〜08・#1)。

・・・東高西低。高校とはチカラ関係が正反対。 もちろん,同じカテゴリのチームが対戦するわけですから,“アップセット”などという表現をするのは失礼だと思っています。とは言え,「シード順」が設定されているのも確かなのです。そのシード順を大きくひっく…

色彩計画。

確かに,ちょっと地味な印象はありますね。 座席はブルー・グラデーションではあるのですが,淡いブルーのほうはちょっとグレーがかってもいる。“NISSAN STADIUM”(かつては“YOKOHAMA”)のロゴが比較的見やすい背景,という評価もできるでしょうが,もうちょ…

普及活動という基盤。

普及が最も大きな基盤。強化は頂点。 ファースト・チームを頂点とするフットボール・クラブのピラミッドを表現すれば,こんな感じでしょうね。 普及活動は最も裾野の広い領域です。もちろん,将来的な可能性を持った選手を発掘するという意味合いも持ってい…

放映権戦略。

まだ,基盤は思うほどには大きくないのでしょう。 また,CSの浸透度という問題も存在します。見てもらえるひと,その絶対数が地上波と比較すれば大きいわけではありません。確かに,CSでの中継カバー率は非常に高いものがありますし,“フットボール・フ…

FIFA Fair play award.

トロフィーというよりは,やっぱりオブジェ。 そんなことはないと思うのですが,やっぱり「さる高名なゲージュツ家さん」(青山方面に作品が置かれていたり,骨董通り近くには自宅・アトリエがありますな。)を思い出させるシルエットであります。ま,抽象し…

Bronze Prize(FCWC・M6).

耐えて奪った“Bronze Prize”。 そんな印象が強い,厳しい3位決定戦でした。 立ち上がりの時間帯に,鋭い逆襲に対して守備応対が後手を踏み,結果としてPKを与えてしまう。のみならず。仕掛けの強度を強めていこうとしても,エトワールはシッカリとした守…

カペッロをめぐる賛否両論。

ちょっと冷静に,状況を見てみましょうか。 スティーブ・マクラーレンは,ある程度イングランドの将来像を描いていました。ただ,その将来像の描き方がいささか大ざっぱでもあった。代表監督というのは,チームが急激にパフォーマンスを落とすことなく,緩や…

対A.C.Milan戦(FCWC・M5)。

日本代表が,ワールドカップ本戦で突き付けられる課題。 あるいは,フットボール・ネイションズとの距離感とでも表現しようか。 そう簡単に詰めていくことのできない,距離感。ただその距離感も,実際に戦うことで,そして仕掛けていく姿勢を持つことで見え…

“Kampfgeist”と距離感と。

いままでは,あくまでも「想像」の域を出なかったものです。 ビッグイヤーを奪取したクラブと,どれだけの距離があるのか。どのような部分に厳然とした差が存在し,どのような部分に活路があるのか。 FCWCは,PSMでは決して感じることのできない,実…

商品価値とパートナーシップと。

ちょっと,思いますに。 かつて,日刊で浦和番をされた永井孝昌さんがいるのだから,もうちょっと浦和の内側に入り込んだ取材があってもいいのではないか。 たとえば,リーグ初年度から低空飛行を続け,浮上を果たしたかと思えば迷走状態へと陥り,結果とし…

対Sepahan F.C.戦(FCWC・M3)。

浦和が表現すべきフットボールを,存分に豊田のピッチに描き切ったゲーム。 ごく端的に言ってしまえば,そんな印象を持っています。守備的な要素が単純に守備応対だけにとどまらず,しっかりと攻撃の端緒として攻撃面へとつなぎ合わされたとも言えましょうか…

FCWC(M2)。

表面的に見れば,ロジカルな結論ではないようにも映ります。 ただ実際には,ロジカルでないようで,かなりロジカルではないかと思うのです。 「何か」をうまく引き寄せられなかったように思えるパチューカと,その「何か」をしっかりと手繰り寄せることに成…

Promoted & Relegated.

最も過酷なホーム・アンド・アウェイ。 物理的な移動距離が,というのではなく,精神的に過酷なゲームだな,と思うのです。 ごくカンタンに,入替戦であります。 この入替戦,“アウェイゴール・システム”が導入されました。ホーム・ゲームだからと言って,単…

FCWC開幕戦。

・・・やはりそうきたか。 ACL決勝を豊田スタジアムでリプレイする,と。 となると,通算3ゲーム。同じノックアウト・スタイルのトーナメントでも,どこかリーグ戦を思わせるような,立ち上がりからの主導権争いになるかも知れませんね。 そういう話はとも…

Frame Rebuilding.

ある意味,絶好機だと思います。 ちょっと,先ほどのエントリにかけてレーシング・バイクを例にとれば。 2007シーズンは,1セットだけのツインスパー・フレームで乗り切ることを選択したようなものでしょう。もちろん,開発当初はシーズンが乗り切れる…

“750”の血統。

当時はまだ,直線的な関係は結ばれていませんでした。 TT−F1規定では,必ずしもベース・マシンのフレームを使う必要はなく,ベース・マシンの持っているポテンシャルがそのままレーシング・マシンのポテンシャルへとつながらなかったわけです。しかし。…

酷使されたフレーム。

最初は,スポーツ・メディア1社のみが報じていたものでした。 最終節での交代は,フットボール的な「戦術交代」と言うよりもかつてのラグビー・フットボール的な「負傷に伴う交代」という色彩が確かに強く,何らかのダメージを負っているのだろうとは思って…

J2、15クラブ体制へ。

3回戦総当たり制,でしょうね。やっぱり。 現状の4回戦総当たり制でも,すでに限界領域であります。 13クラブで,全52節が設定される中で48ゲームを戦ってきたのが今季です。1クールあたり1ゲームのお休みがあるにはありますが,ほぼ切れ目なくゲ…

対横浜FC戦(07−34A)。

戦術的な成熟度であったり,コンビネーションの熟成度だったり。 そういう話をする前に,出足の鋭さであったり,あと数歩の詰めなどという「距離感」の問題が大きかったように思います。 恐らく,ひとりひとりの選手のイメージには,ボールに反応している部…

一兎。

2007シーズン,ファースト・チームにとっては「未踏の領域」だったはず。 2006シーズンには,国内だけを意識していればよかった。チャンスが少なかったとは言え,ファースト・チームの基盤を広げるためのゲームをつくり出すこともできた。 しかし今…