2005-01-01から1年間の記事一覧

深谷対長崎北陽台戦(高校ラグビー2回戦)。

「敗戦原稿」なれば,短めに。 “シード”という壁の厚さを実感したゲーム,だったなと。 MBSさんのゲーム速報を見ても,得点クレジットは長崎北陽台に占められ,深谷の得点はDGとゲーム終了直前の1トライに抑え込まれているだけに,こういう見方になる…

対大宮戦(天皇杯準決勝)。

チームはある意味,“ポスト・シーズン”であるカップ戦を通じて成長し続けているように思う。 技術,戦術的な部分だけでなく,心理的な部分が成長し続けているのではないか,と。 先制点を早い段階で奪取し,心理的な部分で優位に立ちながらゲームを進める。 …

高校サッカー選手権のことなど。

ニュートラルな視点で高校選手権を考えるならば,こちらの記事(YOMIURI ONLINE)を書かれた記者さんのような見方になっていくように思えます。 「本命不在」とは言え,この記事を書いた記者さんが選手権展望の軸に据えたように,昨季覇者である鹿児島実(鹿…

深谷対若狭戦(高校ラグビー1回戦)。

今回は,ちょっと短めの方向で。 これ以上ない,完璧な初陣でしょう! まず,持つべきものはローカルUHF局ですな。TVSさんには感謝であります。また,MBSさんが用意してくれた速報サイト,なかなか臨場感あったですよ。 多分,ハーフタイムが終了し…

高校ラグビー展望(のようなもの)。

まずは,トーナメント表(高体連ラグビー専門部オフィシャル)をご紹介するところからはじめます。 さて。タイトルにあえて(のようなもの)と書いたのは,戦後初の5連覇を視野に入れているだろう啓光学園(大阪第1),あるいは強豪校として知られる國學院…

サンゴリアス対ブレイブルーパス戦(05〜06TL11節)。

実際行ってきましたですよ,飛田給。 サントリーさんはデカユニなど用意して盛り上げようとしておりましたが,メイン・スタンドを見る限りではブレイブルーパスを応援しているひとが結構多かったですな。 ちょっと時期を外しております(というか,何を間違…

仕掛けるタイミング。

先ほどのエントリでちょっと書ききれなかったことを「追記」してみよう,ということで新しくエントリを立ててみました。 湯浅健二さんは「典型的なカップゲーム・コンテンツ」という表現をされていましたが,“勝ち続けること”こそがカップを掲げる条件である…

対川崎戦(天皇杯準々決勝)。

「カップ戦」でもありますし,2−0というファイナル・スコアだけが重要な要素ということは当然です。 内容以上に「結果」が求められるからですが,ただ引き換えに本来持っているストロング・ポイントが引き出されるまでに相当の時間がかかってしまったかな…

東芝府中ブレイブルーパス、戴冠。

ほぼ数字上のことではありましたが。 今節,ヤマハ発動機ジュビロを相手に勝利を収めることができれば,優勝の可能性を残していた三洋電機ワイルドナイツが敗れたことにより,東芝府中ブレイブルーパスが最終節を残して2005〜06シーズンのトップリーグ…

ちょっと飛田給まで。

「飛田給!?」と思われた方,フットボールの方が頭に浮かんだかも知れませんがそうではありません。 シーズンは終了しているし,そもそもフットボールではありませんで。 カテゴリ表示の“FIELD(PITCHではありません。)”という単語に注目下さい…

パワフルなストーブ。

最初に彼を見たのは,横浜国際でのこと。 インパクトあるプレーでしたね。 横浜はコレクティブなプレーで印象を残したけれど,ヴェルディは縦への速さと彼の強引なまでの突破力が印象的でしたね。2,3歩までの強烈なダッシュ力,という感じでもないし,ポ…

計画倒れか、予想通りか。

・・・2004シーズンを冷静に見れば。 今季も苦戦,という予想はある意味当然だろうとは言えますがね。 まさか,リーグ戦をダントツの最下位で終え,(関東協会の試合結果,対抗戦Aのところをご参照あれ。),おまけに真っ当な点差だな,と思えるのは日本体…

ブランドの持つパワー。

どんなに札束を積まれたところで決して買えないもの。 恐らく,歴史や伝統,あるいはブランド(暖簾)などもその範疇に収まるでしょう。 早稲田大学ラグビー蹴球部は先日行われた大学選手権1回戦においても,明らかに「規格外」の強さを発揮しています。そ…

短期と言えどもリーグ戦。

”ボーナス・ポイント”のおかげで,ちょっと読みづらい勝ち点制度になってはいますが。 要するに,一定の得失点差を確保すれば勝ち点1をもらえる,というような感じで理解すればいいようです。 ということで,ラグビー・トップリーグのことについてちょっと…

ラグビー大学選手権(1回戦・短信)。

本来ならば,秩父宮か熊谷に実際に足を運んでみたかったのですが,所用で叶わず・・・。 でありますれば,ちょっと短信方向で1回戦全体を俯瞰することにします。 端的に書けば,「ベタ凪の無風状態」。 失礼な表現とは思いますが,あまりにも順当な結果ではな…

理想主義のリアリスト。

ヘンなことを書いているな,と訝しく思われる向きもあろうか,と。 もちろん,意図して矛盾する要素を並べてみたわけです。 ではありますが,ファースト・チームを預かる指揮官に求められる要素を考えてみると,矛盾しているはずの2つの要素を巧みに使い分…

仰木さんの訃報に触れて。

いまにして思えば,ですけれど。 オリックス・バファローズ監督就任時の会見で,どこか覚悟をしているかのような感じを受けたのは間違いなどではなかったようです。仰木さん自身も自分の病と闘うのではなく,グラウンドで相手チームに戦いを挑み続けることを…

パートナーのために全力を。

ちょっとキャッチフレーズ的なタイトルを書いてみましたが,“FIFAマーケティング”の手法はまさしくこのキャッチフレーズで説明できるものです。 現在開催されている“FIFAクラブワールドチャンピオンシップ・トヨタカップジャパン2005”で日産スタ…

コラムと想い。

メディアの皆さんというものに対して,ある種の固定観念があったかも知れません。 「客観的事実」だけを追い求め,ひとが「真実」と呼ぶものの裏にある,いろいろな想いにまで触れてくれるひとというのは少ないのではないかな,と。 でも,考えてみれば大い…

原点回帰。

ピッチに立っている選手のみならず,ピットにいるリザーブやコーチング・スタッフなどすべての人間がブレなく持っていなければならない共通認識。 違う言葉で表現するならば,どういう選手がピッチに立とうとも変わることのないチームとしての戦術的基盤。そ…

永遠の書きかけ。

ちょっと今回はフットボールとは関係ない,純然たる雑記などを。 以前,アストン・マーティンを扱ったエントリを書いたことがあります。 アバンギャルドな側面と,伝統を重んじる側面とが不思議に同居している。シャシー・エンジニアリングを思えば,ロータ…

対FC東京戦(天皇杯5回戦)。

極力“ニュートラル”に見れば,フィニッシュの精度がゲームの帰趨を決した,という見方も成り立つか,とは思う。 しかしながら。 カップ戦においては,「主導権」を握ることが非常に重要な要素であり,その主導権を大きく引き寄せるためには相手に先んじて得…

デットマール・クラマー氏の至言。

ウェブ・ベースのコラムとしては,異例なほどに文章量が多いことにまず驚きますが。 それ以上に驚かされるのはデットマール・クラマー氏のフットボールに対する見方の鋭さであり,いまだ情熱を失っていない(それどころか,熱が高まっているかのような印象を…

ひろがる裾野(JFLのことなど)。

18チーム,ということはディビジョン1と同じ規模のリーグ戦が展開されることになる,と。 前期,後期と一応分けられてはいるけれど,実質的には長期にわたるリーグ戦,であります。ならば,クラブとしての総合力が問われるわけで,プロフェッショナル・リ…

マンチェスター、11季ぶりの屈辱。

90年代,“FAカーリング・プレミアシップ”のチャンピオンズ・カップを掲げ続けていた頃をイメージすれば,確かに屈辱的なことかも知れない,と思います。 プレミアシップで強さを見せつけ,欧州カップ戦においても決勝トーナメントで一定の成績を収めてき…

繰り返す失敗。

あまりに“ビジネス・オリエンティッド”なクラブ運営を続けていれば,当然の帰結として監督交代を繰り返すことになる。 タイトルには「失敗」と書いたけれど,ある種の「必然」ではないか,と感じます。 今回はこちらの記事(日刊スポーツ)をもとに書いてい…

「優勝に相応しい」ってどういうこと?

恐らくお読みになった方も多いだろう,“エル・ゴラッソ”紙に寄稿された後藤さんのコラム。 私にとってはかなり違和感があります。そこで,今回は後藤さんのコラムを完全に「反面教師」扱いして書き進めることにします。 まず,根源的なところから。「優勝」…

対新潟戦(05−34A)。

持てるパフォーマンスを解き放ち,能力を存分に表現することのできたゲームだったのではないか。 各選手のゲームに臨むにあたってのモチベーションや戦術イメージがしっかりとかみ合い,「チーム」としてのパフォーマンスへと直結していく。最終節にして,今…

攻め抜くこと。

1/34を繰り返して,ついに34/34にまで来たな,と。 ときにはカップ戦のように,とも言ったけれど。 最終節はそんな理屈は抜きに,立ち上がりから「らしさ」を存分に表現してくれさえしてくれれば良い,と思う。積極的に仕掛け,シュート・チャンス…

黙祷よりも拍手を。

そんな選択をしたひとたちの心意気が,私には心に残るような気がしました。 ジョージ・ベストさんの早すぎる逝去に対して,イングランド,スコットランド各地の競技場ではゲーム開始前に黙祷が捧げられたわけですが,会場によっては「拍手」によってベストさ…