短期と言えどもリーグ戦。

”ボーナス・ポイント”のおかげで,ちょっと読みづらい勝ち点制度になってはいますが。


 要するに,一定の得失点差を確保すれば勝ち点1をもらえる,というような感じで理解すればいいようです。
 ということで,ラグビートップリーグのことについてちょっとだけ。


 地元(と言うには,ちょっと国道50号線を移動しなければならないようですが・・・)の敷島公園で開催された,三洋電機ワイルドナイツ−ワールド・ファイティングブル戦でワイルドナイツが遂に連勝を途切れさせ,首位の座を東芝府中ブレイブルーパスへと明け渡すことになりました。
 結果,リーグ・テーブルを見ると首位から3位までが8勝1敗(9節終了)で並ぶ,という混戦になったわけです。


 いわゆる1回戦総当たり制のリーグ戦,短期決戦的な色彩も濃いとは言え,やはりリーグ戦なのだな,と感じます。


 また,リーグ終盤に入って流れを左右するかも知れない対戦が残っています。
 ブレイブルーパスは3位につけているNECグリーンロケッツとの直接対決を残しています。対して,ワイルドナイツは中位以降のチーム(ヤマハ発動機ジュビロセコムラガッツ)との対戦となります。表面的にはブレイブルーパス,あるいはグリーンロケッツの方が条件的に厳しいかのように見えるけれど,“モチベーション”を高く保ち続け,ゲームに良い形で入っていくことができなければ,ワイルドナイツとしても決して安心できる対戦とは言えないように思います。
 ボーナス・ポイントのことを考えると,やはりブレイブルーパスの攻守バランスはトップリーグの中でも1,2を争う安定度を持っているな,と感じますが,ワイルドナイツもここで引き離されるわけにはいきません。グリーンロケッツにしても,虎視眈々と首位の座をうかがっているはずです。


 リーグ最終盤に入り,リーグ戦らしさ(面白さ)が出てきたな,と感じます。


 ということは,実際にプレーしている選手にとってはシビアなプレッシャーとお付き合いする時間が長くなる,ということを同時に意味するはずですが,そういうプレッシャーをぜひとも楽しんでほしいな,と思うのです。