2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

企業チームを考えてみる。

つい最近も,野口、陸上部ぐるみで移籍か(共同通信−スポーツナビ)という記事が出たりして,スポーツと企業との関係を考えてしまいます。 結構ここでは,マリノスに絡めてとか,あるいはトップリーグと絡めてスポーツと企業の関係に関して書いておりますが…

愛媛FC、形勢逆転。

タイトルでは「形勢逆転」と言ったけれど,すこぶる当然の結果が出てきただけ,とも言えるように思いますね。 それと,「ハードウェア」の充実があたかも「必須要件」であるかのごとく取り扱われていることには,はっきり言って不満があります。 ということ…

「適応」と強化。

「適応力」,あるいは“adaptability”。 この言葉の意味を,「さまざまな局面において,その都度的確な判断を下していくこと」と考えれば,前回エントリで取り上げた平尾誠二さんが提示したキーワードである「判断力」と言い換えてもいいような気がします。 …

不確実性がもたらす魅力。

神戸製鋼所ラグビー部の黄金時代を支えた名プレイヤー,平尾誠二さん。 残念ながらラグビー日本代表監督としては目覚ましい成績を収めたわけではないけれど,彼のラグビーに対する見方は鋭いものがあります。その平尾さんへのインタビュー記事がスポーツナビ…

変わらぬ悪癖。

残念ながら,日曜日は隣町に出掛けられず。 ゲーム・スタッツ(関東ラグビーフットボール協会)からゲームの様子をうかがうしかないな,と思って見てみました。 ・・・ガッカリしましたね。自分が実際に秩父宮や熊谷で見たチームの悪癖をいまだに引きずっている…

東欧遠征メンバーと予想外の収穫。

メンバーが決まるまでは,「代表の強化スケジュールを優先すべきか,それともオールスターを優先すべきか」という部分でどうなるのか,と思っておりましたが,ニュースリリース(JFAオフィシャル)を見ると,Jリーグに大きく譲歩した形に見えます。 とま…

Witty Remarks.

タイトルに掲げたのは,「機知に富んだ言葉(コメント)」という英語であります。 聞き手によっては,凡庸な言葉だけが引き出されたり,あるいは凡庸な質問への逆襲として「強烈な名言」が飛び出すこともある。 というわけで,ちょっと,言葉からメディアと…

対横浜戦(05−25)。

勝ち点を奪取する,という最低限のタスクは達成した。 また,ここ数節において不安定さを見せていたディフェンス面が安定感を取り戻したことは,充分に収穫だと言っていい。また,ゲームの時間帯に応じてショート・カウンターを効果的に繰り出せるようになっ…

これだからリーグ戦は面白い!

勢いだけで,シャーレを掲げることはできない。 一気に駆け抜けるには,あまりに34節は長い。時に,リーグ戦とはかくも難しいものか,と痛感させられることがあるが,同時に,リーグ戦とは面白いものだと思う。 そんなことを実感しています。 「首位攻防戦…

スティーラーズ、エンジンストールか。

ちょっと短めにラグビーネタを。 90年代,真紅のユニフォームの胸に刻まれた“スティーラーズ”という愛称とともにラグビー界を席巻していた神戸製鋼所ラグビー部。その系譜を継ぎ,初代トップリーグ・チャンピオンの座に着いた神戸製鋼コベルコスティーラー…

レアルとブレンデッド・ウィスキー。

ひさびさに欧州ネタなどを書いていこうか,と。 にもかかわらず,まるで関係なさそうな話から書きはじめてみます。 シングル・モルトを愛する私にとっても,ブレンデッド・ウィスキーは魅力的なものです。「オマエは洋酒,日本酒問わず,見境なく好きなだけ…

プロ化の流れとJFL。

3部リーグ,という考え方もひとつにはあるかも知れません。 確かに,プロフェッショナル・クラブが多くできてくる,ということは魅力的です。 また,「分配金」という問題や,メディア露出の増大に伴うスポンサーマネーの流入など,クラブ経営面を冷静に考…

日程との闘い。

今回は代表ネタを書いていこうか,と。 というわけで,日刊スポーツの記事を引っ張り出すところからはじめてみたいと思います。 この記事で,特に問題となると思う部分を引用してみますと。 ドイツW杯が6月9日に開幕する06年、開幕前の国際Aマッチデー…

岩壁が険しかろうと。

眼前に迫る岩壁が険しさを増してきたことは承知している。 頂を目指すルートも厳しさを増してきているように見える。 しかし,険しいから,あるいは厳しいというだけで挑戦を諦めてしまうクライマーなどいまい。むしろ,困難な条件という「挑戦状」を真っ向…

THE RIGHT SPIRIT

“PLAY TO THE LIMIT, IN THE RIGHT SPIRIT”. 「ミュンヘンの悲劇」を乗り越え,マンチェスター・ユナイテッドFCに“ビッグイヤー”をもたらした名将,サー・マット・バスビーの言葉であり,浦和にとってはアンブロ時代のユニフォーム,その裾に刻まれていた…

対広島戦(05−24A)。

フットボールが持つ魅力。 その魅力はゲーム内容にもある,というのは当然のこと。ファイナル・スコアだけがゲームを評価する,ただひとつのスケールなどでは決してない,ということも。 それでも。 昨季,掌中から滑り落ちていったもの。その滑り落ちていっ…

仕上がり良好。

今回は,楕円球関係ですのでちょっと短めに。 現在,ケンブリッジ大学がインターナショナル・フレンドリーのために来日しているのですが,どうもコンディションが良くないような。 初戦こそ,関東学院大学を相手に17−21(JRFUオフィシャル)と善戦す…

フルバック。

基本的にこの言葉を聞くと,“ラグビー・フットボール”を思い出す方も多いはず。 確かに最終ラインに位置しているし,相手の攻撃(特にパント・キック)を受け止める役割を果たしてはいるけれど,同時に攻撃の起点でもある。縦方向にラン・プレーを仕掛け,相…

トップリーグ・プレビュー。

今回も楕円球関係の話など。 開幕を17日に控えたラグビー・トップリーグのシーズン・プレビュー記事がスポーツナビにアップされています。そこで,共同通信社の記者さんの見方をベースとして,個人的な願望込みのプレビューをしてみようというわけです。 …

ラグビー大学選手権。

今回は短めで。 読売新聞の記事によると,早くもJRFUから組み合わせが発表されたとか。 関東対抗戦(Aグループ)1位は関西第5代表と,関東リーグ戦1位は関東対抗戦5位と,そして関西大学Aリーグ1位と関東第5代表が初戦であたるということであり…

再び、接近戦へ。

清尾さんのコラム(Wepsうち明け話),正確には清尾さんがコラムの中で引用した福田正博さんのフレーズを読んでいて思い出したことがありまして。 確か,1988シーズンのオーストリアGP(ザルツブルクリンク)での500ccクラス決勝だったか,と思い…

戦術眼というアクセルを。

また屋号関係のマクラからはじめようか,と思うのですが。 レースで,先行するマシンを追い抜こうとしているつもりになってみます。 そんなとき,どういう行動を取るでしょうか。相当な速度差があれば,戦略など関係なくちょっとラインを変えて一気にパスす…

対大分戦(05−23)。

最近のチームの指向性は,“バルサ・スタイルからチェルシー・スタイルへ”という言葉で言い表せるように思う。 そして,その方向性がいろいろな要素によって完全にネガティブ方向に振れたのが今節のゲームだったように感じる。 攻撃的なフットボール,という…

対抗戦(2005〜06)。

タイトル見ただけでどういう話題が展開されるか,うすうす想像している方もおられようかと。 それ以前として,カテゴリで半分以上ネタバレを起こしてはいますが。 ということで,今回は楕円球,学生ラグビーの話であります。 関東大学対抗戦Aグループを客観…

対ホンジュラス戦(短信)。

・・・それにしても派手な打ち合いでしたねェ。 “エンターテインメント”としてはなかなか良かったのではないでしょうか。 まいどのように1日遅れなんですが,この程度のことしか言いようがないかな,と。 それだけだとナンなので,ちょっとだけ。 ホンジュラス…

Technical Errorsとは言うけれど。

・・・それにしても,困った事態ですよね。ある意味,「国際問題」ですからね。 というわけで,ホンジュラス戦を横目に見つつ,「例の問題」を書いていこうかな,と。 あまり書きたい部類の話ではないけれど,書いておくべきことかな,とも思っております。 さ…

基礎工事。

ラグビー・トップリーグ(TL)は,どういう方向を目指しているのか。 少なくとも,2007年本大会において決勝トーナメント進出を目論むジャパンの「基礎構造」であることは間違いない。ジャパンという上屋構造物が堅固であるためには,基礎構造であるT…

上野の森のショールーム。

今回は短めの方向で。 博物館,というとよほどの企画展でもない限り,積極的に足が向くところではありませんでした。 だけど何時だったか,とある雑誌に紹介されていた谷口吉生さんが設計された法隆寺宝物館の外観にはヤラれました。パブリックの建物なのに…

レフェリングについて。

確認するまでもなく,最終的にゲームをコントロールするのはレフェリーであります。 ありますが,ゲームをコントロールするために,常に「権威」を振りかざす必要は決してない,と思っています。むしろ,彼らの存在がピッチ上で目立たないことが,本当の意味…

対鹿島戦(05−22A)。

「結果」だけから導かれる収穫よりも,はるかに大きな収穫を得たゲームだったと思う。 ファイナル・スコアだけを取り出せば,2−2。今節において奪取できた勝ち点は,「1」にとどまる。 しかし,前半も含めて「積極的に仕掛ける」姿勢を貫いていたこと,後…