スティーラーズ、エンジンストールか。

ちょっと短めにラグビーネタを。


 90年代,真紅のユニフォームの胸に刻まれた“スティーラーズ”という愛称とともにラグビー界を席巻していた神戸製鋼所ラグビー部。その系譜を継ぎ,初代トップリーグ・チャンピオンの座に着いた神戸製鋼コベルコスティーラーズですが,今季はあまり良いスタートを切れているわけではなさそうです。


 彼らの開幕戦は,秩父宮での昨季のトップリーグ覇者にしてマイクロソフトカップウィナー,東芝府中ブレイブルーパスとのゲームでした。そして今日23日,クボタスピアーズとの第2節が近鉄花園において行なわれたわけですが,ともにゲームを落としています。
 トップリーグのオフィシャル・サイトに掲載されている対ブレイブルーパス戦対スピアーズ戦のゲーム・スタッツを見ると,守備面を指摘する以上に,攻撃面があまりにも機能していないことが気になります。


 第1節においては得点のすべてがPGによるものでトライに関しては0,第2節においても得点は前半における1トライ1コンバージョンだけにとどまっています。


 確かに,主力選手が固定されたままで新戦力が主力選手を脅かしている印象はないものの,本来2連敗を喫するような陣容を持ったチームではないはずです。にもかかわらず,何かディフェンス面においても不安を抱えているように感じ,攻撃面に関しては過去において発揮できていた破壊力が完全に影を潜めつつある。
 一時的に,ただスタートダッシュに失敗しただけなのか,それともチームとしてのバランスが崩れかけているのか。今季は特定のクラブ(ということは,川向こうに本拠地を置くクラブ)を追い掛けてみよう,時間が合えばトップリーグも見に行こう,と思っていたのですが,(あまり良い形ではないのが残念だけど)ちょっと気になるクラブが増えてしまったような感じがします。