2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「掟破り」と多様性(アジアカップ回顧)。

やはり,「欠けてはならない戦力」ですね。 もちろん,中澤選手は“オン・ザ・ピッチ”の能力を考えても必要不可欠なフットボーラーです。 ですが,こちらの記事(サンスポ)を読むと,「最も指揮官の意図を読み取ったプレイヤー」ということも言えるように思…

対草津戦(Jサテライト・リーグ第6日・アウェイ)。

前半限定(実際には前半終了時点で中止でありましてノーゲーム。)ではありますが。 リアリスティックな戦い方に対する対処法,のようなものを実戦で感じ取るには絶好のゲームだったのではないでしょうか。敷島公園(サカラグ)でのサテライトであります。 …

ヨシムラ、奪冠!

スターティング・グリッドこそ,ホンダ・ファクトリーとヤマハ・ファクトリーの後塵を拝したものの。 1時間ごとの順位で,1回も首位の座を譲り渡していない。7時間経過時点でのレース・リザルト(モビリティランド・オフィシャル)を見ると,2位に付けて…

対韓国戦(アジアカップ2007・3rd. place Playoff)。

「縦」への強さ。現時点のパッケージに最も不足しているものかも知れません。 そう思うところがありますが,「縦」への強さは「強烈な自己主張」あってのこと,とも思います。もっと,強引なまでに自己主張をしていい。そんな思いがあります。 アジアカップ…

バランス調整。

アウトサイドからではなく,インサイドからクリアすべきこと。 ちょっと視点を変えてみようかと思っております。 アジアカップにおいては,攻撃面においてスタイルが整理されたことが感じ取れました。ひとりひとりの「個」が持っている能力を組織として束ね…

ミドルレンジの記憶。

2004シーズン。それまでのフットボール・スタイルから変化をはじめようとした時期。 ちょうど,転換点に加入してきたフットボーラーであります。 それまでのフットボール・スタイルは,どちらかと言えばリアクティブなカウンター攻撃を基盤に据えたもの…

対サウジアラビア戦(アジアカップ2007・SF)。

選手ひとりひとりの「応用力」が本格的に試されてしまったゲーム。 ごく大ざっぱに言ってしまえば,そんな印象を持っています。 アジアカップ準決勝・サウジアラビア戦であります。 いわゆる,「前後分断型」フットボールを徹底してきた相手であります。 程…

30回目のル・マン式と#34。

最も耐久レースらしい,スタート風景かも知れません。 スタートを担当するライダーは,レーシング・マシンが止められているピットウォールとは反対側,メイン・スタンド側のランオフ・エリア付近に待機しています。スタートを担当しないライダーは,と言えば…

RWC2007メンバー発表。

いよいよ,臨戦態勢であります。 JRFUから,ラグビー・ワールドカップ(RWC)に向けたメンバーが発表されました。ということで,ちょっと楕円球方面のエントリを。 さて,実際に発表された選手を書き出してみますと, FW(PR):山村亮(ヤマハ発…

転換点。あるいは二次曲線。

ちょっと,数学の時間を思い出してみます。 二次曲線。円錐を切断したときに描き出される曲線で,双曲線なんて言い方もあります。 さて,この曲線をグラフに当てはめてみる。x軸,y軸ともにゼロに近いときの接線の勾配はすごく緩かったりします。その勾配…

対オーストラリア戦(アジアカップ2007・QF)。

ノックアウト・ステージ独特の難しさを存分に感じさせるゲーム。 そんな印象が残っています。 ノックアウト・ステージ初戦(準々決勝),オーストラリア戦であります。 攻撃面と言うよりは,守備面でゲーム・プランが際立ったゲームだったように思うのです。…

Shootout.

物理的な数的優位を,スコアへと直結させることはできなかったけれど。 数的優位を生かせなかった,という部分がネガティブに働くことはなかった。 ゲームの帰趨がペナルティ・シュートアウトにまでもつれ込んでしまうと,それまでのリズムがゼロ・スタート…

本格的レーシング・ハイブリッド。

JGTCを見ていたひとならば,「随分と古いマシンを・・・」と思うかも知れません。 現在,スーパーGT(GT500クラス)ではレクサスSC430(かつてはソアラと言ったクルマですな。)を使っていますから,スープラは「型落ち」であります。オマケ…

さいたまシティカップ2007。

PSM。そのココロはベンチマーク・テスト。 というような観点から見ていくことにします。 今回の対戦相手はマンチェスター・ユナイテッド。2005年に開催されたヴォーダフォン・カップ以来の対戦であります。インターナショナル・フレンドリーですと,…

対ベトナム戦(アジアカップ2007・1R第3戦)。

ともすれば,「想定外」の部分があったかも知れません。 グループリーグ最終節・ベトナム戦であります。 まずはベトナムでありますが,確かに絶対的な基盤として置いているのはカウンター・アタックでありました。ですが,リアクティブにカウンターを繰り出…

対UAE戦(アジアカップ2007・1R第2戦)。

時期を外してもいますから,ごく手短に。 グループリーグ第2節,UAE戦であります。 このゲーム,UAEが「専守防衛」を意識していなかったことが外側にあった鍵でしょう。 最終ラインと中盤で守備ブロックを形成し,スペースを徹底的に消し去る,という…

対G大阪戦(07−QF#2)。

カップ戦の戦い方を,忘れてしまったわけでもないでしょうけれど。 結果として「リアル」さを欠いたな,と感じます。 アウェイ・ゴール制が導入されたからと言って,カップ戦の戦い方が大きく変わるわけではありません。 リーグ戦とは大きく異なり,カップ戦…

対チェコ戦(U−20WC・Rof16)。

もったいない!と正直,思いますね。 このチームがどこまで進化を遂げていくか,その過程をできるだけ長くこの大会を通じて見てみたい,と思わせるチームに仕上がってきていた,という事実もあるだけに,本当にもったいない負けだな,と思います。 フットボ…

U−20ワールドカップ(ファースト・ラウンド・その2)。

その2と言うには,かなり時期が遅れておりまして。 実質的には“セカンド・ラウンド・プレビュー”,なU−20ワールドカップであります。 まずは,ごくカンタンにグループリーグ最終戦(対ナイジェリア戦)のことなど。 スコットランド戦でシッカリとした加…

Oscar Nominee.

当然,主役はピッチに立つ選手たちなのですから,主演男優賞候補ではない。 そのものズバリ,の監督賞候補かも知れないけれど,主役を光らせるためのパフォーマンス,と考えるならば,助演男優賞候補という見方もあるかも知れない。 と言いますか,ビックリ…

対カタール戦(アジアカップ2007・1R第1戦)。

リアリスティック方向にバランスを傾けたゲーム。 ではあるのだけれど,詰めの段階でリアルに徹することができなかった。 また,仕掛けていくときにアタッキング・サードでの「縦の鋭さ」を演出しきれなかった。 恐らく,指揮官が指摘したいのはこのことでし…

ひさびさのアンカー。

ユニフォームはプーマか! なんて確認してしまうひともいるかも知れない(なことはない)。そもそもレースアップじゃあないし,凝ったジャカード・フィニッシュでもない。 前後分断型のカウンター・フットボールか! なんてことが頭をよぎったひともいるかも…

対G大阪戦(07−QF#1)。

2007スペックが進化する,そのきっかけになるかも知れない。 1−1,というファイナル・スコアに対する評価とは別に,リーグ戦やACLにつながる「進化のきっかけ」のようなものがあったのではないか,と感じるわけです。 ということで,2007シーズ…

「多様性」。

もとは化学用語だとか。 “ポリバレント”,という言葉であります。 イビツァさんが日本代表の指揮官に就任して以来,ちょっとひとり歩きしている感の強い言葉であります。スポーツ・メディア的には,「複数のポジションをこなせること」なんて形で意味をとっ…

U−20ワールドカップ(ファースト・ラウンド・その1)。

ひさびさに,屋号な言い方ではじめますと。 “ホール・ショット”なんて言い方があります。 誰よりも先に第1ターンへと飛び込むことを,ホール・ショットと表現するわけです。となれば当然,「どれだけ鋭く加速できるか」がホール・ショットを奪えるかどうか…

戦術浸透度。

達也選手が復帰して以降,ギアがシッカリとエンゲージされた印象がありますが。 達也選手だけに,好調の要因を求めると全体像がつかめないような感じもします。もうちょっと大きめに,指揮官が意図する戦術がやっと浸透しはじめた,という見方も成立するので…

新たなリアリズムへ。

4戦連続で,無失点ゲームを継続している。 となると,2006シーズンのように現実主義的な戦術へと回帰したのか,と考えたくなるところですが,構成要素として2006シーズンのスタイルが残っているとしても,昨季表現していたフットボール・スタイルそ…

対磐田戦(07−18A)。

数的優位,が物理的なアドバンテージにならない。 むしろ,心理的な部分を考えるとディスアドバンテージとして作用してしまうことがある。 そんな図式に,部分的にせよ嵌ったところがあるように感じます。 また,中盤〜前線にかけての距離感が適切さを欠いて…