Turnstile

山田暢久引退試合。

しあわせな,そして素敵な,フットボールのある午後でした。 相変わらずの遅筆堂,でありますが,山田暢久さん(と書くと,やっぱりちょっと違和感がありますね。このエントリでは山田選手,だったり暢久選手,と書かせてもらおう,と思います。)の引退試合…

「浦和レッズの現状と今後について」とのリリースについて。

「行動基準」はすでに用意されています。 観戦のルールとマナーというページに記載されている,重点禁止項目として浦和が位置付ける6項目をはじめとする各項目は,規制事項であると同時に「競技場へと足を運ぶひとたちへの行動基準」と位置付けることができ…

制裁決定について思うこと。

千田さんが指摘したように,今回の問題はFIFAマターです。 Jリーグからのリリースにも,FIFAマターであることが示されていますし,であれば,このリリースに記載されている制裁内容は当然の内容です。具体的な制裁内容が正式に発表されたことを受け…

山田暢久選手現役引退によせて。

“インディアン・サマー”という言葉が似合わないフットボーラー。 インディアン・サマーは一般に,小春日和を意味する言葉です。この意味を取って,フットボーラーのキャリア後期,最後の輝きを放つ時期を指して,インディアン・サマーという表現をする,とい…

J1リーグ大会方式の変更について。

書きたくとも書けない,そんな部分も多いのかも知れないけれど。 それでも,決定事項についてのクラブの姿勢,未決事項についてどのようにクラブとしての提案をしていくのかなど,ある程度の方向性を示してくれているように思います。今回は,タイトルにも掲…

2ステージ制導入正式決定。

どうせやるなら,徹底したポスト・シーズンにしてほしいですね。 シングル・ディビジョンなのにポスト・シーズンを戦うだなんて,不自然極まりないではないですか。せっかくですから,ディビジョン制の導入もセットにされたらいかがですか,と提案してみたい…

2シーズン制、あるいはポストシーズン制。

リーグ戦に,カップ戦的な要素を持ち込みたいのだな,と。 であるならば,カップ戦をもっと大事にしてほしい,と思います。指揮官の戦略,たとえば主力とリザーブ,その実力差を埋めるためにカップ戦を活用する,という戦略的な意図に基づいてスターターを組…

ともに闘うこと。

ホームページでも,MDPでも。 「戦う」という言葉ではなく,「闘う」という言葉が使われます。浦和としてのこだわり,と言って差し支えないでしょう。単純に,勝ち負けを争うだけではない,という意味を込めてのことでしょう,勝負事ならば一般に使われて…

酒井さん、ハートフルクラブコーチに。

うれしいリリース,であります。 プロフェッショナル・フットボーラーとしての出発点,というわけでもないし,キャリアの終着点というわけでもありません。けれど,プロフェッショナル・フットボーラーとしてのキャリア,そのなかで大きな位置を占め続けてい…

町田のことなど。

意欲的なフットボールを狙っているな,と思いました。 けれど,フットボールという競技は得点数で争われる競技です。狙うフットボールがどんなに魅力的なものであっても,ゴールが遠ければ勝ち点3を積み上げていくことは難しい,そんな競技です。その意味で…

浦和駒場のこと。

歩き慣れた,というのはかつての話だけど。 街並みだって変化しているのだけれど。 それでもやはり落ち着くものだな,などと思いながら,R463バイパスへと抜ける道を歩いていました。バイパスに出て,ディーラ裏の側道に入って,産業道路を跨ぐ歩道橋を…

峻希選手とセルヒオ選手のローンに思うこと。

普段は意識して,チーム目線だったりクラブ目線にしているところがあるのですが。 でも実際には,プレイヤーズ・ファーストな要素も忘れたくはないな,と思っているところがあるのです。 まだ,新潟戦の話も書いていませんし,浦和駒場での話も積み残してい…

ミッドシーズンの人事往来によせて。

めぐりあわせとは,どんなフットボーラーにも当てはまる言葉かな,と思います。 もちろん,ポジティブな意味でのめぐり合わせもあるでしょう。 それまで不遇を託っていたフットボーラー,あるいは戦術的なミスマッチによって精彩を欠いたまま,あるいは錆び…

振り返るには、まだ早い。

まだまだ,シーズンが終わっているわけではありません。 国立霞ヶ丘のバルコニー、あのバルコニーに再び足を踏み入れるための戦いが残っているのです。アジアへの切符を意味する,歴史と伝統のある小さなカップをめぐるトーナメントです。 2011シーズン…

公私別とす。

ちょっとばかり,時代がかった表現かも知れませんが。 何かに対して批判的な視線を向けるときには,決して忘れてはいけない要素だと思っています。 ある物事に対して批判的な視線を向けるときに,何らかの「私」が関与してしまうと,その批判は違った性質を…

松田直樹選手の訃報によせて。

早過ぎる。空へと駆け上がるには,あまりに早過ぎる。 こんな言葉くらいしか,言葉を見つけることができません。 それにしても,空を見上げたくなる話が多すぎる。寂しい限りです。 徒然に,思うところを書いておこう,と思います。 浦和,という軸足から松…

トップフライト。

トップ・ディビジョンから,JFLへと主戦場を変えた理由。 セカンド・ディビジョンからトップ・ディビジョンへの昇格,という意味での“トップフライト”とはまた違う,違うけれども重要性という意味では何ら変わるところのない,あるいはより重みを持ってい…

設計図。

浦和にとって,とっても大事なひとが旅立たれた。 GMを退任されたときも,ちょっとばかり早過ぎるのではないかな,と思ったのですが,今回もやはり早過ぎる,と思います。時計の針を戻すことは当然できるはずもないのだけれど,できることならばもうちょっ…

森孝慈さんの訃報によせて。

確か,「攻撃的に」というお話をされていたのですよね。 プロフェッショナルなのだから,競技場へと足を運んでくれるひとなどを魅了するフットボールを展開しなければ,と。Jが本格的に立ち上がるその前年,浦和(当時はまだ,三菱浦和などという表現をする…

サー・アレックスをつくったもの。

「幸運」だよ,と言うひともおられるかも知れません。 確かに,そんな要素を感じます。アレックス・ファーガソンがユナイテッドと契約を締結する時点で,ユナイテッドはリーグ・タイトルから遠ざかって久しい状態にありました。1966〜67シーズン以来,…

OUR Matchday returns.

3月第1週までは,間違いなく「日常」に組み込まれていたフットボール。 思えば,競技場へと足を運ぶフットボール・フリークにとって,フットボールは「日常」の枠を大きく踏み外すことのない「非日常」なのだな,と再確認します。もちろん,喜怒哀楽が90…

想いよ、届け。

フットボールがある日常って,こうだった。 そう思わせる空気が,長居にはあったな,と思います。 フットボールは日常にしっかりと織り込まれた非日常な存在で,それだけに喜怒哀楽が短い時間に煮詰められたような感じを持っていました。そんな非日常は,日…

浦マガの記事から思うことなど。

端的に言って,理解できないですね。 実業団としての歴史も確かに引き継いではいるけれど,プロフェッショナルになってからを考えると,まだ「高校生」程度でしかない。欧州を成熟した年代(それだけに生活習慣病的な問題も発生していると,個人的には思って…

既報通り。

結局のところ,クラブは変わっていなかったのかな,と。 情報管理に決定的な甘さを感じさせたのは,つい数季前のことです。クラブ内部でしっかりと意思疎通を図れば解決できるはずの話が,どういうわけかスポーツ・メディアを経由して表面に出てしまう。のみ…

四知。

楊震でしたか。 「天知る、地知る、汝知る、我知る」ですね。 この言葉の背景となった事情は確かに違うのですが,隠密裏に謀ったことであろうとも,結局は露見するという意味において,ほぼ意味は通るように感じます。違った慣用句を引っ張り出せば,「温故…

月曜日のリリースに思うこと(追記)。

CPを意識したのか,それともB/Cバランスか。 いずれにしても,そんな要素と天秤に掛けられたのだとすれば,2008シーズンに感じた限界は何だったのだろうな,と。かなり,「浦和のフットボール」は安く見積もられていたのだな,と。開発費用も掛かる…

月曜日のリリースに思うこと。

チーム・ハンドリングに疑問を感じる部分は,確かにあった。 「勝ち点3」を奪取できない時期があった,ということも確かに重要かも知れないけれど,むしろ個人的にはチーム・バランスの悪さが気になったところです。 積極的に,野心的に,という言葉がより…

徒然に、日曜日のことから。

不思議と,節目には駒場だな,と感じます。 さらに思うのは,駒場をプロフェッショナルとしての玄関口にしたわけではないフットボーラーなのだけれど,不思議に駒場の雰囲気に溶け込んでいた,ということでしょうか。 彼の浦和におけるキャリアを思えば,中…

遅れてきたうれしいクレジット(U−21)。

ちょっと,いままでとは違う感じを持っていました。 端的に言ってしまえば,大学からセレクトされる選手が多く感じるのです。ゴーリーも,大学リーグを主戦場とする選手がクレジットされていたのでした。 考えてみれば,仕方ないことかも知れないな,と最初…

うれしいクレジット(U−21)。

きっかけは,RSSフィードでした。 スポーツ・メディアの記事をチェックしていると,U−21代表メンバーが発表された,とのこと。トゥーロン国際に向けたメンバーでありますが,とは言いつつ,実際にはスコッドをすべて掲載しているわけでもなく,大迫選…