うれしいクレジット(U−21)。

きっかけは,RSSフィードでした。


 スポーツ・メディアの記事をチェックしていると,U−21代表メンバーが発表された,とのこと。トゥーロン国際に向けたメンバーでありますが,とは言いつつ,実際にはスコッドをすべて掲載しているわけでもなく,大迫選手の名前が出ているだけ,でありました。
 ならば,どのような選手がリスティングされているのだろう,と思ってJFAのニュース・リリースを眺めてみました。


 所属こそ違うけれど,間違いなく見覚えのある名前が,そこにはクレジットされていました。かつて浦和ユースに在籍し,いまは中央大学サッカー部に在籍する林容平選手,であります。


 彼が在籍する中央大学は,なかなかの強豪であります。現在,中央が主戦場としている関東大学リーグ1部では2位のポジションに付けていますし(第6節終了時点),第57回全日本大学選手権のタイトルを獲得してもいます。前橋育英に在籍していた六平選手や,林選手と同じく浦和ユース出身である田仲選手が所属しているチームであり,明治大学流通経済大学と並んで気になっているチームであります。
 なかなかのタレント集団,という表現もできるか,と思うのですが,そんなチームでの活躍によって,国際舞台を踏むチャンスを得た,と。楽しみだな,と思います。スポーツ・メディアの注目は,恐らく大迫選手に向くでしょうが,そんなことは関係ない。存分に暴れてきてほしいと思いますし,トゥーロンには最終日までいるつもりで戦ってきてほしい,と思っています。


 そして,ちょっとばかり気の早すぎる話ではあるけれども。


 再び,浦和に戻ってくるようなことがあれば,さらにうれしく思います。


 ユースからの昇格を逃した選手であろうとも,クラブはしっかりとチェックしているし,持てるポテンシャル,パフォーマンスがプロフェッショナルとしての要求水準に達しているのであれば,そしてクラブの戦力構成から考えての必然性があるならば,可能性がある。そんなことを,明確に証明してくれた選手がピッチに立っています。遠回りであるとしても,ともすれば「必要な」遠回りだったのかも知れないし,それはそもそも遠回りとは言わないのでしょう。
 同じことは,ユースから大学チームへと主戦場を転じた選手たちすべてに言えること,だと思います。大学,という環境でたくましさを増して戻ってくる。そんな選手を再び見てみたい,とも思うのです。