対ホンジュラス戦(短信)。

・・・それにしても派手な打ち合いでしたねェ。


 “エンターテインメント”としてはなかなか良かったのではないでしょうか。


 まいどのように1日遅れなんですが,この程度のことしか言いようがないかな,と。
 それだけだとナンなので,ちょっとだけ。


 ホンジュラスの得点場面(崩し方),日本代表がやりたいことではないでしょうか。であれば,もうちょっと最終ラインが押し上げてあげて,最終ライン〜中盤の距離感を選手がJなどで「やり慣れた距離」に近付けてやってもいいと思うのですけどね。微妙に引き気味なので,バランスが崩れがち,というところが相変わらずあるような。


 実はゲーム以外に注目したいところがありまして。


 ホンジュラス戦を迎えるにあたって海外組をほぼフル・メンバーでそろえた,ということはかなり「テスト」的な意味合いもあるかな,と思っています。国内組を中心としてチームを編成してカップを奪取してみせたアジア・カップや,ドラスティックなスターターの入れ替えによってもチームが十分以上に機能することを証明した東アジア選手権を“2006年仕様日本代表のコアを見極めるテスト期間”と捉えるならば,今回のホンジュラス戦と欧州遠征がある意味,「海外組の篩い落とし」になるのかな,とも感じるのです。


 ジーコ自身は「ある程度メンバーを固定することでこれからは戦っていく」とは言ったけれど,「2006年仕様」とは一言も言っていない。となれば,東アジア選手権において招集され,今回のホンジュラス戦には招集されなかった選手にも,指揮官の「計算」に入っている選手は恐らくいるはずです。


 欧州遠征を経て,日本代表はともすれば大きく変貌を遂げるかも知れない。


 単なる個人的願望だし,希望的な観測であることは言うまでもないのですが,「ひょっとすれば・・・」と思う部分があります。