OFF THE PITCH(欧州版)

ユナイテッド次期監督にはモイーズさん。

BBCが見事に抜いた,ということですね。 ユナイテッドの内側か,それともグディソン・パークの内側かは別として,BBCは相当信頼できる情報源を持っている,ということでしょう。複数のお名前が出ていた段階で,後任を名指しするのみならず,発表の時期…

サー・アレックス、勇退。

かつて,勇退をほのめかしたことがあったような。 いつだったか,正確な時期は思い出せませんが,オールド・トラフォードのダッグアウトから離れる,という意思をちょっとだけ見せた,そんな時期があったような記憶があります。実際には,早い段階で翻意され…

タイミング。

ヴォルフスブルクはあくまでも,ファースト・ステップ。 そう見ていたし,期待もしていたのですが,実際にはセカンド・ステップが,なかなか見えてこなかった。 個人的には,かなり早い段階でステップアップを模索できたはずだし,実際にステップアップを狙…

ユニオンジャックのライアン。

国際舞台に,縁が薄い。 ラグビー・フットボールでは,RWCに代表される国際舞台でも勝負権を持つ,そんなチームを擁しているのに,アソシエーション・フットボールではなかなか国際舞台で存在感を示すことができない。外野,特にイングリッシュな外野は“…

ユナイテッド、基本合意をリリース。

契約書へのサイン,ではありません。当然ながら。 とは言いながら,よほどの問題でも発生しない限りは契約書へのサインは既定路線,でしょうし,クラブ間での合意によって契約への壁は実質的に取り払われた,と見ていいように思います。ということで,こちら…

カペッロ辞任をめぐるエトセトラ。

直接的な原因は,確かに指摘通りなのだろうけれど。 果たして,直接的な原因だけが作用していたのかな,と思ったりします。個人的には,最後の要因という見方もできるのではないかな,と感じたりもするのです。 ひさびさに,欧州な話をスポーツナビさんの記…

2011に1966の話。

クロスバーを直撃したボールが,どの位置に落下したのか。 オールド・ウェンブリーのピッチだけが,事実を知っていた,と。 こう書けば,おおよそ何の話か,お分かりの方も多いかと思います。1966に,クロスバーを直撃するボールに,そしてオールド・ウ…

歴史的大敗。

これまでも,主力選手を抜かれることはあったのですが。 それでもバランスを崩すことはなかったわけです。しかしながら,今季は明確にバランスを崩してしまった。アーセンはオールド・トラフォードでのアウェイ・マッチにあたって8人の選手を欠く状態だった…

トットナムの開幕戦延期。

暴動が最初に発生したエリア,ですしね。 たとえばプレミアシップ以前,各スタンドに座席がすべて設置されてはいなくて,テラスが用意されているような時代であったならば,もっと早い段階でこのような決定になったかも知れませんし,延期の対象となった試合…

国際Aマッチに暴動の影。

マンチェスター・ダービーなコミュニティ・シールドも終わって。 いよいよ,新たなフットボール・シーズンが動き出すな,と感じるタイミングだったのですが,どうも不穏な空気が漂っているな,と感じます。 さて。今回はひさびさに欧州な話を,こちらのニュ…

"Big Ear" Goes to Barcelona.

思えば,オールド・ウェンブリーで同じカップを掲げているのですよね。 その後のフットボール・スタイルに大きな,あまりにも大きな影響を与えることになるフットボール・コーチがファースト・チームを預かっているときに“ビッグイヤー”を奪取するわけです。…

スタンフォード・ブリッジには誰が。

恐らく,どんな結論であるとしても「双方の合意に基づく契約満了」というリリースでしょうね。 間違っても,タイトル奪取に失敗したからお引き取りいただいた,とは書かない。でも,実際にはタイトル奪取の可能性を失ったから,その責任を指揮官に,というこ…

ウェンブリーへの切符(欧州カップ戦)。

個人的には,スパーズが楽しみだったのですがね。 プレミアシップ,そのスタンディングを見てもなかなかの位置に付けています。さすがに,再び欧州カップ戦への切符を奪取できる位置(と言っても,予選からの参加となる4位のポジションでありますが。)との…

ジョゼとレアル。

恐らくは,「結果」が至上命題だったのでしょう。 タイトル奪取「だけ」を徹底的に意識して,ジョゼを選択した,と。ファビオ・カペッロにファースト・チームを預けたときと周辺事情は似ているな,と思うわけです。で,ファビオ・カペッロはどうなったかと言…

Stoke goes to the CUP Final.

再び地味なクラブが,なんて思われた方も多いかな,と思います。 思いますが,今季の準決勝は“Great Upset”にはあたらないと言うべきです。実際には実現しなかった話ですが,たとえばリーグ・チャンピオンシップを戦うレディングがウェンブリーへの切符を奪…

オリンピック競技場とハンマーズ。

大ざっぱに言えば,同じくロンドン東部ではありますが。 ガンナーズがハイブリーからアシュバートン・グローブに「引っ越した」ことと同じように理解するのはちょっと難しい距離かな,と感じます。活動エリアを含めて本拠地を移転する,というニュアンスとも…

Last-minute Deal.

要は,駆け込みでの契約成立ですね。 言葉が悪いですが,チェゼーナにしてみれば望外の「商品」だった,となりましょう。 さて。今回も欧州な話を,まずはこちらの記事(デイリー・スポーツナビ)をもとに書いていこう,と思います。 この記事でも書いてある…

リーグ・チャンピオンシップを俯瞰してみる。

46試合が組まれるリーグ戦で,最大で28試合が消化されている。 この段階で,スタンディング首位に立っているのはQPR(28試合終了・勝ち点53)であります。2位に付けているノウィッチ・シティも同じく28試合を消化していて,彼らとの勝ち点差は…

ラファの去就は。

前任指揮官の印象が,良くも悪くも強過ぎるのでしょうな。 強烈な個性でチームを引っ張る,という印象を外部に与える一方で,意外にもメンタルな部分でのハンドリングは緻密なのだとか。そんな指揮官と比較すれば,個性が見えにくいところはあるかも,と。で…

ラトビア・リーグと赤星選手のことなど。

7月24日が,リーグ戦初戦であります。 かつてのディビジョン2と同じく,3回戦総当たり制を敷く(と,思われる)ラトビア・リーグはちょうど,2回目の総当たりが序盤から中盤へ,というタイミングだったようです。そんな第12節が,初戦だったわけです…

伏兵スパーズ。

まさかここまで,と思ったひともおられるかな,と。 グループAを冷静に眺めれば,混戦が予想できるようなグループではない。と言って,マッチレースが展開されるとも感じられない。そんな予想外な展開(かも知れない)であるマッチレースになっているのです…

悪循環に嵌り込むフェイエノールト。

第10節終了時で,獲得した勝ち点は8のみ。 プレミアシップでもリヴァプールが想定外な低空飛行を続けている状態ですが,エールディビジでも心理的な悪循環に嵌り込み,そこからなかなか抜け出せないクラブがあります。今回は,欧州な話を中田さんのコラム…

Wayne to leave.

ワールドカップでの不振も,伏線と言えば伏線でありましょうが。 オールド・トラフォードから主力選手が去る,というときに考えるのは,やはりサー・アレックスとの関係悪化でありましょう。デイビッドのときもそうでしたし,クリスティアーノのときも,ちょ…

阿部選手、さっそく実戦。

指揮官が阿部選手を,どのように見ているか。 どこか,指揮官の期待が透けて見えるような初戦であるように思います。 今回は,こちらのニュース記事をもとに,阿部選手の初戦,本拠地でのカーディフ・シティ戦のことを書いてみよう,と思います。 ビジターで…

トシャック監督、辞任。

双方合意の辞任,ということらしいですけども。 どうも,ウェールズFAとしては早期の辞任を,という意識だったようです。 今回も欧州な話を,日刊スポーツさんの記事をもとに,ちょっとだけ。 レアル・マドリードなどでの指揮経験を持つ,トシャック監督で…

ジェラール・ウリエ、再びプレミアへ。

確かに,守備的な要素が強い指揮官かな,とは思います。 リーグ戦を制覇するにあたって,「何か」が欠けていた,というのは確かでありましょう。2位,というポジションにまでチームを引き上げはするけれど,あと一歩が足りなかったわけですから。けれど,リ…

シャルケ、それともイングランド(ラウルのこと)。

既定路線,だと思っていたのですがね。 すでにシャルケ04へと移籍加入している内田選手にしてみれば,フェリックス・マガトという強烈な鬼軍曹のみならず,ラウル・ゴンザレスという,レアルのバンディエラとして活躍してきたフットボーラーが加入してくれ…

チェルシー戴冠から思うこと。

前回は,プレミアシップ・ポイントという記録でした。 今回は,得点数,という記録です。 正直なことを言えば,ちょっと意外な印象を受けてもいます。 バランス感覚,という部分で考えると,前回優勝時の指揮官であるジョゼ,彼とどこか共通するところ,攻撃…

スパーズ、欧州カップ戦へ。

ゆっくりと,ゆっくりとチームをボトミング・アップしてきた。 アウトサイドからすれば,ちょっと遅いのではないか,と思うところもありましたが,急激なジャンプ・アップを狙ってしまえば,そのジャンプ・アップをしくじったときの反動はクラブを揺るがすも…

ピッチが不安なウェンブリー。

ちょっと,他人事には思えませんですな。 2002年を控えて中野田に竣工した競技場も,かなり綱渡りな状態だったわけですし。 とは言いながら,タイム・スケジュールに余裕が出てくると,しっかりとした養生が可能になった,というのも確かであります。最…