シャルケ、それともイングランド(ラウルのこと)。

既定路線,だと思っていたのですがね。


 すでにシャルケ04へと移籍加入している内田選手にしてみれば,フェリックス・マガトという強烈な鬼軍曹のみならず,ラウル・ゴンザレスという,レアルのバンディエラとして活躍してきたフットボーラーが加入してくれば,ポテンシャルを徹底して引き出していける環境になるだろうな,と個人的には思っていたわけですよ。


 どうも,交渉段階ではあるけれど,シャルケ04に決定している,というわけでもなさそうですね。


 さて。ひさびさに欧州な話をスポナビさんのニュース記事をもとに,短めの方向で書いていこうと思います。


 ラウルさんのコメントを読むに,いささか興味深い感じがします。


 ほかのチームのユニフォームを着て,サンチャゴ・ベルナベウに戻ってくる,という表現を使っているところからみて,移籍を模索しているクラブは少なくとも,欧州カップ戦(あえて往年の表現を使っていますが,要はUCLであります。)への出場権を握っていることになりますが,シャルケは当然,この条件に収まることになります。イングランドで,ということになると,スタンフォード・ブリッジオールド・トラフォード,そしてアシュバートン・グローブにホワイト・ハート・レーンということになります。
 ごく単純に考えるならば,欧州カップ戦への挑戦権をつかむことに成功したスパーズが,積極的に動いているとしてもおかしくない話かな,と思います。ただ,サー・アレックスはメルカートでは意外な動きを見せたりしますから(オーウェンを獲得する,というアナウンスを見たときには,いささか驚いた記憶が残っております。),静かなメルカートであることを考えても,何かあるかも,と思わせるものがあります。


 いずれにせよ。シャルケが有力な選択肢であることは間違いなさそうでありますし,ではあるけれど,シャルケだけが唯一の選択肢,というわけではなくて,ラウルさんに興味を持っている(獲得意思を示している)クラブが,少なくとも1つ以上イングランドにはある,ということになるな,と。
 コメントを見ると,「数日中」には決定とのことでありますから,彼の主戦場がプレミアになるのか,それともブンデスリーガとなるのか(イングランドびいきとしては,内田選手のことがあるとしても,プレミアで姿を見たいと思っておりますが),楽しみに待ちたいと思います。