深谷対若狭戦(高校ラグビー1回戦)。

今回は,ちょっと短めの方向で。


 これ以上ない,完璧な初陣でしょう!


 まず,持つべきものはローカルUHF局ですな。TVSさんには感謝であります。また,MBSさんが用意してくれた速報サイト,なかなか臨場感あったですよ。


 多分,ハーフタイムが終了して数分たったときに最初にアクセスしたのでしょう。まず,若狭に先制トライを奪われたことも目に入ったのだけれど,それ以上にその後の得点推移に「深谷」のクレジットしかないことに驚きましたね。
 その後しばらくしてから再びアクセスしてみたら,深谷というクレジットが増えているじゃあないですか!しかも,後半20分からの猛攻は文字を追っているだけでも理解できます。そしてファイナル・スコアは88−5。唯一の失点がゲーム開始直後若狭に奪われた1トライのみ,というほぼパーフェクト・ゲームと評価して良いゲームだったようです。


 で,実際にTVSでの録画中継を見ましたが,やっぱりパーフェクトな流れであったな,と。


 ゲーム序盤,若狭にしてみれば早い段階で先制トライを奪ったことで,その後のゲームの流れを引き寄せられるかも知れない,と思ったかも知れません。少なくとも,前半15分前後まではともすればイーヴンかな,という感じもしました。ただ,若狭がホールドしていたボールに対して素早くチャージをかけ,ボール奪取から積極的にボールを展開し,トライを奪ったあたりから主導権は明らかに深谷サイドに傾いていったような感じがします。
 それだけに,「先制されてリズムを崩す」ということはなかったな,と感じます。どちらかと言えば,ボールを積極的に展開しながらリズムをつかむと同時にディフェンスの堅さやポイントでの攻防でリズムをつかむ,という感じかな,と思いました。モールやラックからトライへ結び付けているところからもそんな傾向がうかがえます。


 さて,我らが代表は初戦においてしっかりと持てる破壊力を見せ付け,強豪校に対してアピールしたわけです。
 逆に深谷に対するマークは猛烈にキツくなってくるはずです。2回戦で対戦する長崎北陽台(長崎・Bシード)は間違いなく今日のゲームを参考に対策を練ってくるはずです。反転させてみれば,2回戦こそが「深谷の真価が問われるゲーム」ということもできるかな,と。


 だからと言って,何か秘策を,などとは思わない方がかえって良いかなと思います。どんな相手であろうとも,「らしさ」を決して失うことなく,同時に「相手の嫌がること」を。そう思ったりします。
 ・・・にしても,俄然楽しみになってきましたな。サイコーの流れに乗ったまま,走り抜けてほしいと思いますね。