ひろがる裾野(JFLのことなど)。

18チーム,ということはディビジョン1と同じ規模のリーグ戦が展開されることになる,と。


 前期,後期と一応分けられてはいるけれど,実質的には長期にわたるリーグ戦,であります。ならば,クラブとしての総合力が問われるわけで,プロフェッショナル・リーグを目指すクラブにとっても,そのベースを作ろうとしているクラブにとっても,もちろんハイ・アマチュアのクラブにとってもこちらの記事(共同通信−スポーツナビ)は歓迎すべき話かな,と感じます。


 というわけで,FC琉球ジェフ千葉アマチュア,そしてロッソ熊本の来季からのJFL参戦をもとに書いていこうかな,と思います。


 まず,沖縄,熊本にプロフェッショナルを視界に捉えているクラブがあり,いよいよJFLに参入してきたということにうれしさを感じ,ジェフ千葉に関しては,ヨーロッパ的なクラブ運営へと大きな一歩を踏み出したな,という感じがあります。
 どちらにしても,フットボールの裾野が大きく拡がっている実感を持つことのできる決定かな,と感じます。


 来季にあっては,全34節(2回戦総当たり制)というクラブとしての総合力が厳しく問われる長期戦となります。4回戦総当たり制,という稀に見るハードなリーグ戦であるディビジョン2,そして今季からシングル・ステージ制に移行し,総合力がしっかりと問われるようになったディビジョン1を見据えれば,JFLの段階からしっかりと「戻るべき場所(=チームとして共有しておかなければならない基本的な戦術イメージ)」を意識しながら戦う,ということは間違いなくクラブの将来的な財産になっていくだろう,と個人的には感じます。実際には移動距離が飛躍的に長くなることで,決して予算規模が大きくはないクラブには相当の負担増となり,そういう面からも厳しいリーグ戦になるでしょうが,ハイ・アマチュアやプロフェッショナルを現実的な視野に捉えているクラブを含めてノン・プロフェッショナルのリーグが大きくなっていく,ということはうれしいこと。


 フットボール・フリークとして,ちょっと来季が楽しみであります。