BIKE

戦闘的なボクサーBMW。

ドゥカティ的,と言っては失礼にあたるでしょうか。 基本的な設計は,恐らくレーシング・バイクと同じ。そのレーシング・バイクに保安装備を必要最低限装着して,ストリート・リーガルとして位置付ける。いままでのBMWでは,ちょっと考えられなかった車体…

M1なレーシングR1。

やはり,過渡特性でありましょう。 過渡特性によって,ドゥカティとの勝負権を得たのではないでしょうか。インライン勢は,どうしてもドゥカのエグゾーストを眺めていることが多かったわけですが,今季はドゥカにエグゾーストを見せ付けることができています…

V−MAX、国内仕様投入。

排気量もですが,車両価格も「増量」されましたですね。 ただ,かなりこだわった作りでもあるようですし,長く乗るならば決して過大な投資ではない,かも知れませんね。 先代モデルは,かなりのロングライフでした。このモデルも,長く愛されるモデルになっ…

鈴鹿8耐とホンダ。

鈴鹿のパドックから,最強のライバルが姿を消す。 そのことに寂しさを感じないでもないけれど,強力なコンテンダーまでもがパドックから姿を消すわけではありません。むしろワークスとの関係性が整理されるようにも感じます。 ヨーロッパのように,専門的な…

848のことなど。

個人的に楽しみにしていたモデルである,“848”の正式導入スケジュールが決まったぜ,というリリースがサイドリバーさんに掲載されておりました。ちょっとそんな話を短く。 かつては,スーパースポーツ規定に合わせた排気量設定だったのですが,1098を…

レース直系なドゥカティ。

ドゥカティと言えば,Lツイン。 確かにその通り,だと思います。WSBKで強さを発揮している1098,そのトレリス・フレームに搭載されるのは“テスタストレッタ”と呼ばれる水冷Lツインです。その血統とは別に,モンスターなどに搭載される空冷Lツイン…

1198。

SBKの主役であり続けている,ドゥカティ。 そもそも,水冷を投入した動機からして“レーシング”でした。 SBKで覇権を握る。 この目的はかなりの高次元で達成されます。ホンダでさえ,Vツインの活躍に業を煮やし,同じく水冷Vツインを搭載した(とは言…

R1(2009model)。

全体的なフォルムからは,大きな変化を感じることはありません。 特徴的な変化で言えば,ライト・ハウジングでしょうか。プロジェクター・タイプのヘッドライトに変更すると同時に,ラムエア・インテークをセットしています。そのためにスッキリしたフロント…

バナナ管。

私にとっては,リアルタイムで知っているサイクロンではありません。 いまとはちょっとだけデザインが違う,でもヨシムラのロゴははっきりと確認できるプレートがサイレンサー・ボディに付いている,そんな時代が免許適齢になるか,ならないかのあたりです。…

GSX-R in British Superbike.

レース・トラックにジャンピング・スポット。 アウトサイドから見ているだけならば,迫力を感じます。 ですが,操る立場になって考えてみれば違った印象を受けます。マシンに掛かっていた荷重が抜けてしまうわけですから,安定性は失われます。また,着地姿…

1000RR。

特徴的なエンジンを採用してくるメーカ。 個人的には,そんな印象を持っています。2ストローク・マシンにしても,V型3気筒という特徴的なレイアウトを採用したり,4ストローク・マシンならばシリンダー狭角90度のV型4気筒エンジンを主軸に据えていま…

Brand-new V-MAX.

ストレートなハンドル・バーに,低く構えたフォルム。 ツアラーなFLHやスポーツスター,あるいはチョッパー・スタイルにカスタムされたものなど,いわゆるハーレー的な“アメリカン”ではないけれど,もうひとつのアメリカンな香りを強く漂わせるものです。…

ドゥカティ的ゼファー。

正確な形容ではないかも知れませんが。 ドゥカティがゼファーのようなバイクを開発すれば,こういう形になるかな,と思います。999だったり1098,あるいはデスモセディチのような「尖った」印象はありません。むしろ,限定でリリースされたMH900…

鈴鹿とWSBKと。

追撃態勢,と言うにはポイント差が大きいように感じられます。 WSBKのシリーズ・ポイント(suzuki-racing.com・英語)を見ると,シリーズ・ランキング1位に立っているトロイ・ベイリス(ドゥカティ)とマックス・ノイキルヒナー(チーム・アルスター・…

Speed Triple.

トム・クルーズがライディングしていたバイク,であります。 と言っても,GPZ900R(Ninja)ではありません。・・・“TOPGUN”ではいささか古いですね。失礼しました。と言いますか,Ninjaの話ではなくてですね(忘れたころに,しようかと…

1098F08。

さすがに強いですな。 2008シーズンから新たにマシンを投入しているのですが,マイナー・トラブルの気配もない。ただ,「眼下の敵」であるスズキを,少なからず意識しているようでもあります。車両規定の問題を,意識せざるを得ないからでしょうか。 ま…

“750”の血統。

当時はまだ,直線的な関係は結ばれていませんでした。 TT−F1規定では,必ずしもベース・マシンのフレームを使う必要はなく,ベース・マシンの持っているポテンシャルがそのままレーシング・マシンのポテンシャルへとつながらなかったわけです。しかし。…

ドゥカティ、完全制覇。

「趣味性の強いメーカ」。間違った認識ではありません。 しかし。かつてはちょっと誤解をされてもいました。 “デスモドローミック”という技術的な特徴を持っているものの,一時的には技術的な新機軸を打ち出せずにいたために,「過去のメーカ」と思われてい…

アップかダウンか(ZX−10R)。

「運動性能を高める」という目的に違いはない。 ただ,その目的に到達するための方法論がちょっと違う。その結果として,アップかダウンか,という話がはじまるんですね。 “アップ”の考え方の基盤にあるものは,「バンク角確保」でしょう。 コーナリング時に…

Ninja.

カワサキを代表する名前にして,スポーツ・イメージを象徴する名前。 “Ninja”であります。 でありますが,最初の頃とは微妙にイメージが違ってきているように思います。GPZ900Rであったり,ZZR1100(ZX−11)の頃には,スポーツ性の高いモ…

ヨシムラ、奪冠!

スターティング・グリッドこそ,ホンダ・ファクトリーとヤマハ・ファクトリーの後塵を拝したものの。 1時間ごとの順位で,1回も首位の座を譲り渡していない。7時間経過時点でのレース・リザルト(モビリティランド・オフィシャル)を見ると,2位に付けて…

R6から思うR1。

“スーパーストック”(SS)規定を意識した,レーシング・プリペアードであります。 もともとは,プライベティアの積極的な参戦を意図していたはずのSSですが,特に欧州では600ccマシンの人気が高くて,レースでの成績がブランド・イメージに直結した…

頑張ってるXJR。

ひさびさに,まったくフットボールとは関係ない話など。 環境負荷,なんて言葉がバイクの世界でも強く意識されるような時期であります。 となると,精密な制御がなかなか難しいキャブレターよりも,各種センサーによって最適な燃料噴射率に調整してくれる,…

R1のことなど。

最も“レーシング”という世界から遠い設計思想を持っていたはず,なのですが。 1000cc,という排気量を持ったバイクがWSB(ワールド・スーパーバイク)であったりJSBの主戦兵器となってしまった時点で,大きく方向転換せざるを得なくなってしまっ…

モンスターのこと。

またまた,ちょっとフットボールを離れて,バイクの話など。 ドゥカティというと,どうしてもタンブリーニさんの傑作マシンである916(996)や748など,スーパーバイク(あるいは,その下のクラスになるスーパースポーツ)のベース車両として位置付…

F4のことなど。

確か,ドゥカティがWSBKで圧倒的な強さを発揮していた頃の主戦兵器である,916(最終的には,車両規則に対応する形で998へと進化を遂げていますが)を手掛けているはずです。 この916,とにかく,インパクトの強いモーターサイクルでありました…

帰ってきたワークス。

YZF−R1というのは,個人的にはレースから結構遠い位置にいるバイクであるような感じがしていました。 確か,1998年にリリースされた初期型は,レース・トラックよりもワインディングを主戦場としたバイクだったように記憶していますし,そのテイス…

ツール・ド・フランス。

なかなかメジャーにならない競技ですけど。 ヨーロッパ(特に大陸)では,自転車競技と言えばロードレースでありますな。 WRCなどでもそうですが,コース脇では観客の皆さんが熱狂的な声援を送っていますし,路面を見ると選手に向けたメッセージがギッチ…