リヴァプール、来日回避。

欧州カップ戦への参加が公式に認められれば,こういう事態になるだろうことは想像できましたが。


 サンスポの速報記事において,リヴァプールとの親善試合がキャンセルになったとのリリースが主催者サイドから出されたとか。リヴァプールのプレーを日本で見る貴重な機会が失われたことはホント,残念です。


 とは言え個人的には,正直矛盾した感情があります。


 マージーサイドのレッズに共感する人間としては,来季ディフェンディング・チャンピオンとして欧州カップ戦に参戦する機会が与えられたことは嬉しい限りです。タイトル防衛の可能性が与えられたことだけでも,来季に向けたモチベーションは高くなるはずだし,リーグ戦へのポジティブな影響も期待できる。


 だけど,「本当にそれでいいのか!?」という部分もあるのです。


 もともと自国リーグを制覇しなければ参加することができなかったチャンピオンズ・カップ(欧州カップ戦)が拡大される形でチャンピオンズ・リーグとなった。そこには莫大なスポンサー・マネーなどが動く。商業的には大きな成功を収めているのかも知れないけれど,自国リーグが軽視されることになりはしないか。以前紹介したコラムの執筆者でもある東本さんの考えに同感する部分が大きいのです。


 チームとしての総合力を問われるリーグ戦を制したクラブだけが,ビッグイヤーを狙う権利を得る。そんな,昔の姿でもいいのでは?とちょっと(まだ感冒薬のおかげでボーッとした頭ではあるが)思ったりするのです。