いつものように。

昨季はたまにやっていたことですが,今季は極力やらずにおこうと思っていたことがありまして。


 “マッチ・プレビュー”とか,ゲーム前に何かを書くこと,です。リーグ戦はどのゲームも同じように重要性を持っている,なんて書いているにもかかわらず,実際にはそれとは逆のことをしているように思えたからです。


 ですが,今回に限ってはその禁を破ってちょっと短めに。


 代表に絡めて,どっちが主流派であるとか非主流派であるとか。そんなポリティクスもどきのレトリックなど興味はないし,すべてを代表へと帰結させるような視点は硬直的に過ぎる。また,代表のためだけにリーグ戦を戦ってほしいなどとは思わない。
 リーグ終盤において重要なのは,自分たちのフットボールをどうあっても表現すること。相手が積極的に仕掛けてくるのを,真正面から受け止めるのではなく,自分たちから積極的に仕掛けていく。相手が嫌がることを徹底して繰り返していくことで,チャンスをつかんでいく。そして,結果として「勝ち点3」を奪取できるように最大限の努力を続けることこそ,ファースト・プライオリティだろうと思う。


 「いつものように」。


 相手がどうあろうと敬意を失うことなく(侮ることなく,恐れることなく),100%のパフォーマンスをもって相手を叩き潰しにかかる。その結果として「勝ち点3」を奪うことだけを意識して,ピッチへと上がってきてほしい。スポーツ・メディアという外野が喧しいからこそ,そんな当然のことを意識しておいてほしいな,と思うのです。