対仙台戦(13−09)。

リーグ戦は,チームの総合力が問われる。


 とするならば,試合間隔が短いときほど,この「総合力」が問われる時期ではないかな,と思っています。


 遅筆堂状態がなかなか解消できなくて申し訳ありません,の仙台戦であります。ですので,今回も短めに感じるところを書いておこう,と思います。


 日曜日にリーグ戦を戦い,再び水曜日にリーグ戦を戦う。戦術的な課題をクリアする,チームのコンディションを整えるにも時間が不足している。そんな試合間隔ではなかったかな,と思います。浦和が狙うフットボールを考えると,コンディションが戦い方に影響を与えたとしても,それほどの不思議はないかな,と思います。加えて,今節の相手は浦和のフットボール,その強みと弱みを意識して戦い方を組み立ててきたことが試合後の記者会見でのコメント(J’s GOAL)からも受け取れます。


 チームに負荷が掛かっている状態で,徹底した対策を施してきた相手と戦う。興梠選手も試合後のコメント(J’s GOAL)で指摘していましたが,夏場にもセットされている試合間隔の短い日程をどう戦っていくか,という部分を含めて,今節はチームがクリアしていくべき課題を先行して提示された,そんな試合になったかな,と思います。


 機動性と,ゲーム・インテリジェンスを高水準で要求するフットボール


 浦和が狙うフットボールを端的に表現するなら,こんな感じでしょう。それも,誰かの機動性,誰かのアイディアであったりインテリジェンスに依存する,というフットボールではありません。チームとしての機動性を求め,ひとりひとりのインテリジェンス,その連鎖を求めるフットボール,だと思います。


 であるならば。


 この機動性を「より高く見せる」ためのインテリジェンスも求めていいのかな,と思います。試合を動かすリズムをもっと積極的にコントロールしてほしい,と思うわけです。コンディションが整わないならば,攻撃的な時間帯とじっくり試合を動かす時間帯,この落差をもっと大きくしてもいいかな,と思うのです。


 いずれにせよ。勝ち点を伴う形で課題が見えた,というのはポジティブに評価すべきかな,と思っています。