楽観論の重要性。

スポニチの記事,その下の部分に注目しました。


 我らが指揮官がエース・ストライカーにかけた言葉。それは湯浅さんのコラム(スポナビ)で触れられた,マティアス・ザマーシュツットガルト監督が選手に語りかけた言葉と同じかも知れないな,と直感的に思ったわけです。


 決定力不足が指摘される状況であればこそ,このような心理的マネージメントが非常に重要な時期かも知れません。全幅の信頼を置いていることをリアルな言葉で伝えることは,心理的なマネージメントの中でも相当の重要性を持っているはず。指揮官からの信頼が,選手に与える影響は大きいと思います。良い形で目前に迫ったゲームに臨んでくれるものと期待しています。


 また,木村さんのコラム(「レアル・マドリーの真実」gooスポーツ - NumberWeb)には状況打開に向けたもうひとつのヒントがあるように感じます。


 確かに思うような結果を出せていないのだから,クラブ・フロントとしても焦燥感に駆られるかも知れません。しかしながら,コーチング・スタッフが適切なマネージメントを行い,チームをあるべき方向へと修正しているのだから,コーチング・スタッフを強力にバックアップしなければならないはずです。その意味でサンスポの記事で紹介された社長の発言は(文面を見る限り)「第三者的」に見えてしまうのも確かです。


 確かに,勝ち点3に恵まれてはいません。


 いませんが,ゲーム内容は明らかに好転してきているように感じます。メンタルな影響からか,微妙なリズムの狂いがあるだけのこと。それだけに,必要以上に現場に対して介入すべきではないと感じるわけです。それよりも,レアル・マドリーのようにチームのプライドを刺激するような「楽観論」でも打ち上げ,強気を貫いてくれる方がよほど社長らしいように思うのですが。それ以上に,チームに良い影響を与えるのではないか,と感じています。