対FC東京戦(05−06A)。

「鬼門」でシーズン序盤のリズムの微妙にズレた,嫌な流れを断ち切ることができたということは大きいのではないか,と。


 このゲームが反転攻勢に向けてのステップ・ボードになってくれれば,と考えています。
 Ernestであります。こんばんは。


 エース・ストライカーにとって良いイメージを取り戻すきっかけになったであろう,先制点奪取直後のこと。エメルソンが向かったのはプレイヤーズ・ピット。通訳氏と喜びを分かち合ったあと,我らが指揮官に飛びつくように抱きついていった。
 この場面を見て,我らが指揮官の選手に対するメンタル・マネージメントは非常に的確なのだろうことを感じた。また,先制点につながったプレーは,リズムの狂いのないコンビネーションを見せてくれたように思う。微妙ではあったけれど,リズムに狂いを生じさせていたゲームとは違って,積極的なポジション・チェンジと高い個人能力に裏打ちされた単独勝負とが良い感じでバランスしていたように見えた。
 また,堀之内のヘディングによる追加点が,懸案であるセットプレーからの得点であったことも,チームにポジティブな影響を与えてくれるものと感じている。セットプレーの精度が上がってくれば,チームとしての攻撃力が明らかに増すはず。攻撃陣に本来持っているリズムが戻ってきたことによってチームのバランスが整ってきたことと含め,反転攻勢の条件はいよいよ揃ってきたのではないか。


 リズムを取り戻すためにも,「結果」がまず求められるゲームだったかとは思いますが,そのためには確かに絶好の相手だったかも知れないな,と。いろいろな意味で2−0というファイナル・スコアや勝ち点3という「結果」以上のものを得られたゲームではないか,と思っています。