対全北現代戦(2013・GroupF#4)。

まだ,終わってはいない。


 第5戦,そして最終戦で何をすべきか,明確になった,という見方をすればいいのではないでしょうか。全州での第4戦,であります。今回は短めに感じるところを。


 ACLに限らず,Jリーグにあっても,今季は「予備動作」が大事な要素になっているように感じます。Jリーグですと,浦和の強みを抑え込むために戦い方を微調整する(のみならず,パッケージのギャップが生まれない,3を基盤とする戦い方をしてくる)ケースがありますし,ACLですと,そもそも浦和とは戦術的な指向性が違う戦い方をしてくる(全北現代は,試合途中に大きく戦い方を変えてきたわけですが。),というケースがあります。


 相手がどう出てくるか,ということではなく,自分たちがどう戦うか。


 自分たちの戦い方をしっかりと意識付ける,という意味で言えば,自分たちがどう戦うか,ということも確かに大事です。けれど,いつも自分たちの戦い方で立ち上がれる,自分たちの時間帯を積み上げていく,というのは難しいのも確かでしょう。そのときに,自分たちの戦い方へと相手を引き込むためのアクション,であったり,相手の流れから自分たちの流れへと引き戻すためのアクション,が大事になるのかな,と思うわけです。


 第3戦,そして第4戦を通して「勝ち点3」を積み上げ損ねた,という見方も,当然できると思います。けれど,この第4戦では「勝ち点1」を積み上げています。積み上げた勝ち点1を,意味ある勝ち点1とするために,第5戦と最終戦を大事に,100%で戦うことの方が重要ではないかな,と感じるわけです。広州,そしてムアントンの強みを効果的に潰し,浦和が狙う戦い方へと嵌め込むために,どういう戦い方が必要か。そして,嵌め込んだ相手を逃がさないために,何をすべきか。そして,「勝ち点3」を積み上げていってほしい,と思います。