勝手に将来構想(その2)。
確かに,悩ましいところではありますね。
ひとつひとつのゲームに,緊張感だったり質を求めようとすれば,トレーニング・スケジュールでさえしっかりと組めないときがある4回戦総当たりよりも,2回戦総当たりの方がいいはずだと思うわけです。4回戦総当たりでは,選手たちにかかる負担も重いはずですしね。
ですが,ただでさえ基盤の弱いクラブにとっては,入場料収入獲得の機会を奪われることにもなってしまうし,「ゲーム数確保」も一方では求められるのも当然でしょうし。また,アマチュア・クラブの最高峰という位置付けのあるJFLとの入れ替え制には,整理すべき部分も多いでしょうしね。
であるならば,できる範囲で折り合えないものなのだろうか,と想像したわけなのです。
そこで,最初に減らす方向である2回戦総当たりを想定してみたわけです。
ということで,今回も頂戴したコメントをもとにしたエントリであります。とは言え,水曜日に迫っている決勝第1戦(アウェイ)のことに意識が飛んでいる部分がかなりありますので,ごく大ざっぱな話にとどまることをご容赦のほどを。
さて。前回は減らす方向を考えてみたわけですが。
今度は緊張感のあるゲームを増やせるようにするために,ヤマザキナビスコ・カップにも協力してもらおうと。そこで参考にしたいのが,1999シーズンであります。
・・・もちろん,シロートの勝手な想像ですからね。ワタシはリーグに関係するひとではないですし。そもそも関係していれば,具体的な手続が恐ろしくて日程関係の話などできないでしょうし。
話戻しまして。1999シーズンは,ディビジョン2のクラブもリーグカップを戦っていたわけですが,また同じようにカップ戦へと参加してもらってはどうか,と思うわけです。
たとえば,でありますが。
まったくヒネリなく,ディビジョン1を戦う18クラブと,ディビジョン2を戦う14クラブが1回戦からホーム・アンド・アウェイを戦っていく,という方法もありますね。2008シーズンは(ロッソさんの昇格が承認されれば,ですが)32クラブがJリーグ正会員となるはずですから,最もわかりやすいトーナメント方式が採用できるかな,と思うわけです。また,将来を見据えるならばディビジョン2のクラブだけで1回戦をホーム・アンド・アウェイで実施して,2回戦,あるいはさらにワンクッションを挟んで3回戦からディビジョン1勢がカップ戦に参戦するという形もあり得ると思います(こっちは相当難しいでしょう)。
ディビジョン1を戦うクラブにあっては,中断期間などが挟まることでリーグ戦が急激に過密になるタイミングを避けられる(かも知れない),という部分があるように思います。また,ディビジョン2を主戦場とするクラブにとっては,ゲーム数減少という部分はあるにしても,勝ち上がれば上位リーグのクラブと戦うチャンスが(天皇杯以外にも)できることになるし,その戦いぶりにインパクトがあれば,入場者数が増加してくれる,かも知れません。
もうちょっとイヤらしい見方をすれば,入場料収入を期待してもいいかな,と。
現状の枠組みが持っている意味も大きいと承知してはいますが,勝ち上がれば勝ち上がっただけのメリットがあるという形にも,公平さという部分から言えば意味があるかと思うのです。
戦術面でも,恐らくは守備的な要素を絶対的な基盤として意識する「J2スタンダード」だけではディビジョン1を戦うクラブを攻略するのが難しい局面が出てくるはずで,そんな場面が実際に出てくることで戦術面での進化があればいいな,などと思うわけです。ちょっと,戦術的なバランスが攻撃的な要素に傾くクラブが増えてくる,そのきっかけとして機能してくれることを期待したいわけです。
とは言え,かなりテキトーな「思いつき」に過ぎません。細かいことはシーズンオフにでもゆっくり考えてみようと思っていますので,そのときにでもまたお付き合いを。