組み合わせ決定(2008〜09大学選手権)。

やはり,関東対抗戦と関東リーグ戦が軸でしょうか。


 であればなおさらに,「東高西低」を打ち破るチームを期待したいものです。


 楕円球な話,であります。トーナメント・ドロー(JRFUオフィシャル)が発表された,大学選手権の話を,ちょっと短めに。


 やはり注目すべきは,関東対抗戦(Aグループ)勢でしょうか。


 筆頭に挙げるべきは,恐らくはシーズン無敗である帝京大学でしょう。彼らの持っている能力を思えば,選手権を制し得る立場,その最右翼かも知れません。ただ,選手権初戦はある意味で,「最難関」ではないか,と思います。


 1回戦で対戦するのは,同じ対抗戦Aグループを主戦場とする慶應義塾。レギュラー・シーズンで5−5のドローに終わった相手,です。このゲーム,主導権を掌握していたのは慶應義塾,と考えていいと思います。それだけに,慶應義塾は帝京を完全に抑え込む,ということを目標に掲げてもいるでしょう。その慶應を越えることができるかどうか,がひとつの鍵ではないかな,と思います。


 また,早稲田大学もレギュラー・シーズンで2位に終わったとは言え,決して侮れないポテンシャルを持っているはずですし,シーズン最終戦である対明治大学戦でも,パス&ランを絶対的な基盤とした攻撃には鋭さがあり,ツボにはまったときの迫力は相変わらず,でした。彼らも選手権を狙うチームとして位置付けていいはずです。


 そしてもうひとつの軸が,関東リーグ戦でありましょう。


 リーグ戦の強豪である法政を19−16という僅差で退け,シーズン全勝で優勝を飾った東海大を中心に,その法政と互角の勝負を演じた関東学院を含めた3チームがもうひとつの軸になるのではないかな,と思います。


 大きな軸は,恐らく関東勢で占められることになる,かも知れません。それほどに,過去(ここ数季)の戦績は関東勢優位を示していますが,その戦績を覆してほしい,と思います。関西リーグ戦で優勝を飾った関西学院日体大(対抗戦Aグループ3位)との対戦ですから,決して簡単なゲームではないでしょう。ですが,関東第5代表との対戦が予定される福岡大,あるいは関東リーグ戦5位に付けた流通経済大とのゲームが組まれた同志社には,互角以上の勝負を期待したいところです。


 国立霞ヶ丘で覇を唱えるのは,どのチームか。いつもよりもいささか長いフットボール方面のシーズン・オフ,(決してうれしくはないが)しっかりとしたチェックをする機会に恵まれそうです。