富山第一対星稜戦(第92回全国高校選手権・決勝戦)。

守備応対面を基盤に,戦い方を組み立てる。 基本的なゲーム・プランには,大きな変化はなかったと思います。思いますが,心理面が戦い方に微妙な影響を与えたように思います。相手の攻撃に対して守備応対面での安定性を徹底させる,という戦い方そのものが変…

「節目」の決勝戦(第50回全国大学選手権)。

日曜日の国立霞ヶ丘は,「節目」でありました。 選手権そのものにとっての節目,50回目であります。この節目に大きな目標がかかっていたのが決勝戦へと駒を進めてきた帝京,早稲田であります。帝京は選手権5連覇がかかっていて,早稲田は16回目の選手権…

東海大仰星対桐蔭学園戦(第93回全国高校ラグビー・決勝戦)。

相手は,自陣からでも積極的にボールを動かす。 のみならず,エリアを奪うためにキックを使うことをしない。 そんな対戦相手を,自分たちの戦い方へと嵌め込むためには,どのような守備応対が求められるか。明確に,戦術的な約束事を描き出していたのではな…

魅力的だった決勝戦(第93回全国高校ラグビー)。

パワーか,それともスピードか。 この決勝戦を扱ったニュース番組では,それぞれのチームの個性を表現する言葉として,こんな言葉が提示されていました。確かに,決勝戦へと駒を進めてきたチーム,その個性を示す言葉かな,と思います。けれど,決勝戦ではパ…

鈴鹿と箱根。

確かに,耐久選手権の1ラウンドではあるのです。 あるのですが,純然たる耐久レースか,と聞かれると,なかなか明確な答えが出せないようにも思うのです。結果的には耐久レースなのだけれど,ある局面を切り取るとスプリントとしての色彩がとても強い。スプ…

全日本実業団と箱根駅伝のことなど。

エースは,最長区間を走る。 各チームがエース級の選手を投入する区間と位置付けられるのは確かですから,なるほど,と思える話です。ではありますが,この常識に対して(ある意味で,ですけれど)挑戦をしてきたチームがいた。今季の駅伝は,チームとしての…

年の終わりのごあいさつ。

書きたいことはあっても,なかなか書くことができていない。 ここ数年,そんな感じになっております。なかなか思うように更新頻度を上げきれない状態が継続中,残念ながら,これからも継続してしまう可能性がありまして,週刊,よりももっと更新間隔が空いて…

光泉対浦和戦(第93回全国高校ラグビー)。

敢えて,楽観的なエントリを上げておいたのですが。 どこかで,厳しい結果を予測していたのも確かです。 全国高校ラグビー,その1回戦であります。スポーツ・メディアのみならず,活字メディアや映像メディアでも注目されている浦和と,光泉との試合であり…

さあ、初戦へ(第93回全国高校ラグビー)。

言われて気が付く,ではなくて,自分から気付く。 そんな姿勢が徹底されているチームのはずですから,心配はしていません。 開会式を終えて,1回戦が始まった,全国高校選手権であります。ですので,フットボールではありますが,楕円球なフットボールの話…

サントリー・サンゴリアス対パナソニック・ワイルドナイツ戦(2st・第3節)。

斜めを抑え込むために,どんな守備が必要なのか。 この課題に対して,ワイルドナイツは明確な戦術イメージを描き出すことができたのではないかな,と思います。この戦術イメージのなかに,サンゴリアスは「嵌め込まれて」しまった。これまでは,ワイルドナイ…

東芝ブレイブルーパス対NECグリーンロケッツ戦(2st・第3節)。

ブレイブルーパスを相手に,どう戦い方を組み立てるか。 チームとして,描くべきイメージは明確だったものと思います。また,ある時間帯まではブレイブルーパスをコントロールすることもできていた,ようには思います。でも,コントロールしきれない時間帯を…

組み合わせ決定(第93回全国高校ラグビー)。

2回戦で訪れるか,それともそれ以降か。 いずれにせよ,ノンシード勢にとって,シード校との対戦はひとつの壁です。この壁をスッと乗り越えていけるか,それともこの壁に跳ね返されてしまうか。そう考えると,初戦でしっかりと自分たちの戦い方を表現できる…

対C大阪戦(13−34)。

自分たちの戦い方へと,相手を嵌め込む。 そのために,どういうボールの奪い方をすべきか。 そもそも,嵌め込み方の段階で迷いがあるのかな,と思います。ボールホルダーを追い込む,その守備強度も不安定だし,どのエリアで追い込むだけでなくボール奪取を…

対鳥栖戦(13−33A)。

戦う前に,隙を見せている。 「攻撃的に」という意識を強くし過ぎるがために,相手に付け入る隙を与えてしまっている。勝負弱い,という言葉も確かにあてはまるのかも知れませんが,相手の持っている強みを抑え込む,相手がかかえる弱みを的確に突く,という…

ストラッカ、童夢でLMP2へ。

オペレーションは本意ではない。 このリリースにも明確に記されていることですが,すでにどこかで語られていたこと,でもあります。自分たちはあくまでもシャシー・コンストラクターであって,レーシング・チームではない。チカラを持ったレース屋とのパート…

対川崎戦(13−32)。

チームとして,明確なイメージを失っていた。 残念ながら,そんな印象を受けた試合です。短めに川崎戦であります。 立ち上がりだけを取り出すと,攻撃面でのイメージはしっかりと表現できていたかな,と思います。思いますが,やはり早い時間帯で先制点を奪…

受け継がれるべき旗頭。

旗頭はつくれるものではない。 そんな印象を持っています。 ですが同時に,どんな時期であっても旗頭であると強く感じられるフットボーラーは存在しているように思います。明確に誰から誰へ,という形ではないにしても,自然に受け継がれていっているように…

深谷対浦和戦(第93回全国高校ラグビー埼玉県予選・決勝戦)。

7−14というファイナル・スコア。 1トライ1コンバージョン差,ですが,両者の実力差はこの得点差ほどにはない,と思っています。それほどの「僅差」な試合ではなかったか,と思うのです。実際,インジュリー・タイムの攻防を取り出してみても,2つのチ…

浦和、近鉄花園へ(第93回全国高校ラグビー埼玉県予選)。

今季,戦い方を微調整してきたかな,と思っていました。 今季に限らず,浦和の基本的な戦い方は,FWを中心にして組み立てられているように感じられます。そして,守備応対面も徹底されています。ボール・キャリアに対して低く鋭く,攻撃的な守備応対を繰り…

対仙台戦(13−31A)。

どんなときも,自分たちのやり方を貫けるか。 自分たちの強みがどこにあるか,明確に理解しているとは思います。思いますが,心理的な部分で強みを押し出しきれない要素が出てきてしまうのかな,と感じるところがあるのです。たとえばカップ戦で,「勝ちたい…

ブレイドグライダー。

たとえば,普段はリーフを使っているとして。 週末,ガレージに収まっている「もうひとつのEV」で走ること「だけ」を純粋に楽しむ。航続距離が短い,というネガティブはあるかも知れないけれど,ただ目的地にまでひと思いに走るのではなくて,どこかに寄り…

第93回全国高校ラグビー埼玉県予選(準決勝展望)。

やはり,楽しみなのは昌平です。 Aシードである伊奈総合を相手に,速さと鋭さを強く感じさせる戦いを見せ,準決勝へと駒を進めてみせた。もちろんBシード校ですから,決して驚くべき結果ではない,と思いますが,深谷とも,浦和とも違う個性を明確に感じさ…

倒すべき相手へ(対NZ戦)。

最強の相手を,どう倒すか。 いままでは,具体的なプランを描けなかったかも知れません。過去の戦績を見れば,描く以前の段階だったという厳しい見方も,決してアンフェアなものではないでしょう。けれど,この試合が転換点になるのではないか,と見ています…

対柏戦(2013・決勝戦)。

決勝戦段階で,「対応力」が問われてしまった。 現実的な戦い方を狙う相手に対して,自分たちの戦い方へと引き戻す,そのための引き出しが問われてしまった,という印象が残っています。けれど,問われただけではなくて,ヒントはあった,とも思っています。…

大会形式よりもポスト・シーズン。

はっきりと書けば,フェアネスよりもおカネだったと。 恐らく,相当数のパートナーから来季契約について減額提示を受けていたり,今季をもって契約満了,という意向を示されたりしたのでしょう。2012シーズンから2013シーズンにかけても,パートナー…

対柏戦(13−30)。

小さな違いが,局面を左右した。 そんな立ち上がりだったのかな,と思います。 ひさびさに日曜日がマッチデイ,な柏戦であります。台風一過(この時期,あまり相応しいとは思えない表現ではありますね。),中野田を北ゴール裏から南方向へと強く吹き抜ける…

S660コンセプト。

軽規格に収まるコンセプトかも,ですが。 個人的には,軽規格にこだわらなくてもいいのではないかな,と思うところがあります。もちろん,税制面での優遇措置が受けられなくなるなど,お客さまにとってデメリットな部分が大きくなるわけですが,スポーツ,と…

13点差(対抗戦A)。

圧倒的な差,とも言えないだろうけれど。 僅差と言い切れるほどに小さな差,とも言えないように思います。 ゲーム・プラン通りに試合を動かせた部分もあるだろうし,ゲーム・プランから大きく外れてしまった(相手の戦い方から抜け出せなかった)部分もある…

対鹿島戦(13−29A)。

首位との差を詰められるか,それとも引き離されてしまうか。 今節には,そんな意味もあったように思います。そして,首位との差を詰めることができた。できたけれど,この差を本当に意味あるものとするためには,ここからの戦い方が大事になってきます。 ア…

ZEOD RC、実車公開。

確かに,ハイブリッド・システムとは違います。 モータを搭載する,という意味ではハイブリッドと共通する部分を持ってはいるけれど,ハイブリッドはモータを過給器的に使う,と言うべきでしょう。対して,日産は純然たる“パワーユニット”としてモータを位置…